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第9章(1)紫夕side
9-1-3
しおりを挟むーーよし!
雪をデートに連れ出してプロポーズだ!
そんで……今夜こそ、雪とエッチしたい!!
数日前、せっかく雪から誘ってくれた久々のエッチだったのに、俺のせいで中途半端で終わらせちまったからな。
反省して……。でも、さすがに「今からもう一回やろう!」って、すぐには言えなかった。
心なしか、雪も必要以上にくっついてこねぇし……。
って、当然だよな。恥ずかしがり屋の雪が、勇気出して誘ってくれたエッチがあんな散々な結果じゃ……雪だって気不味いと思う。
でも、今夜は違う。
デートして、プロポーズして、良い雰囲気にして、雪といっぱいイチャイチャするんだ。
ホントは風呂だって、ずっと一緒に入りたかった。けど、一緒に入ったりなんかしたら……。
んなもん、我慢出来る訳がねぇだろうが!!
ただでさえ、アイツ最近可愛さが増してやがるんだ。
元々童顔で中性的な顔立ちだったが、年齢も二十歳に近付いてきて色気が増して、髪が伸びたせいもあってホント、性別言わなかったら誰も男だなんて思わないと思う。
綺麗で、可愛くて……。
時々、大切にしたい気持ちと、めちゃくちゃにしてやりたい気持ちが葛藤する。
幼い頃の虐待の事を思い出させたくねぇから、今まで優しく抱かなきゃ、って心掛けてきたけど……、……。
今夜は、今までよりもっと、雪と深く愛し合いたいーー。
最高の一日にして、俺達の新たな生活のスタートを切るんだ。
「ーーよし!雪をデートに誘うぞ!」
気合いとやる気満々の俺は、空回りしている事にも気付かずに雪の元へと向かった。
……
…………。
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