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第11章(2)紫夕side
11-2-1
しおりを挟む「見て、紫夕!
三日月、綺麗だね~。星もたくさんだぁ~」
やっちまったぁ~~~………!!!!!
河原で胡座をかく俺の膝上に座って、夜空を見上げた雪が無邪気に笑う。
だが、そんな雪の傍で、俺は今日一日(特についさっき)の出来事を額に手を当てて深く反省していた。
今日は楽しいデートの筈だった。
雪を町に連れ出して、買い物して、遊んで、美味しいもん食って……。そんで夜は夜景の綺麗な場所に連れて行って、良い雰囲気の中プロポーズするつもりだったんだ。
それ、なのに……。現実は、喧嘩して、ほとんどの時間離れていて、やっと会えたと思ったら響夜との殴り合いで騒ぎになり、逃げるように町を去りデート終了。
このままじゃいけない、と思い、予定を変更してこの河原に雪を連れて来て、綺麗な夜空の下でプロポーズする予定だったんだ。
……しかし。
結果は、到着した時にはまだ夕方寄りで、星空とか全然微妙。
もう少し待とう、と思っていたら、雪に先に告白され、可愛さに負けて暴走。
止まらなくなって、野外で襲うようにエッチした挙句……な、中に……~~っ!!
と、いう訳で。只今、絶賛大反省中だ。
幸い、改造した車の後部座席&荷台にタオルや着替え、キャンプ用品をすでに少し積んでいたのがせめてもの救い。
雪と一緒に川で水浴びして、洗ってやって、急いで焚き火を起こし今に至る。
だが、冷静になれば……。
何故、せめて車の中で優しく抱いてやれなかったのだろう?(車内で寝られるようにも改造してた)と思い返して、また反省。
オレって、ホント……ダメだな。
雪を喜ばせたいのに空回りして、いつも全然予定通りに行かない。こんなんじゃ、いつか雪が別の奴に惹かれてもおかしくない、って思ってしまう。
そう考えていたら、頭に浮かぶのは響夜の事。
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