スノウ2

☆リサーナ☆

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第11章(3)雪side

11-3-1

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少し離れた場所から、「チュンチュン」と鳴く鳥の声が聞こえる。
呼び覚まされるようにゆっくり目を開けると、見慣れない場所。新しい家の、どこの部屋でもない。
薄暗くて、狭くて、少し埃っぽい。
でも、大好きな人の匂いを感じて、ここが怖い場所でない事がハッキリと分かると……。次第に、昨夜の出来事を思い出した。
背後に感じる温もりと、身体に感じる腕の纏わりつく感触。
コロンッと寝返りを打つと、オレを抱き締めて眠る紫夕しゆうの姿があった。

……。
……っ、……いっぱい、しちゃった。

その寝顔を見つめながら昨夜の事を思い出して、オレは一人で真っ赤になって、一人で恥ずかしさと喜びに打ち震えた。
身体中に残ってる紫夕しゆうの手の感触、唇と舌の感触、身体の体温、それから……、……。

~~っ。
紫夕しゆう、好き~っ……!!

胸がキュンキュンと締め付けられて、好き、って気持ちが伝えられない程に溢れてくる。
そして、紫夕しゆうに愛してもらった自分の身体が……。オレは、初めて、自分の存在をこんなにも愛おしく大切に想えたんだ。
たくさん触れてもらって、愛を注いでもらって、今の自分が自分で良かった、って心から思える。
身体の奥底が熱くて、今でも甘く疼くんだ。
けど、それは少し前とは違う。もっと抱かれたい、って言うよりは、たくさん愛されて、満たされている感覚だった。

……。
…………でも。
それとは別に、もっともっと甘えたい。
オレは毛布の中でモゾモゾと紫夕しゆうに密着すると、その胸に耳と頬を寄せて心地良い体温と鼓動を堪能する事にした。あと、匂いも。

幸せーー……。

そう思って、心がホワッてして。思わず頬を擦り寄せるように顔を動かしてしまうと、

「……何だよ、ゆき?さすがに、もう続けてエッチは出来ねぇぞ?」

「!っ、……し、紫夕しゆうっ」

どうやら、紫夕しゆうが起きてしまったようだ。オレをギュッと抱き締めながら、クスクス笑っている。
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