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番外編①紫夕side
①-1-2
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【1】
俺は守護神本部で総指揮官を勤める、望月 紫夕。もうすぐ四十歳の誕生日を迎える。
家族構成は、息子の弥夜8歳と、3歳の娘の紫愛。
あと、同居人が一人。俺の同じ歳の幼馴染みで、子供達の母親代わりをしてくれている大海原 マリィ。
と、白黒の猫、紫雪。
その4人と1匹で、今は本部の敷地内にある一軒家に住んでいる。
朝。2階に在る自室で出勤する前に着替ていると、階段下から「紫夕ちゃ~ん!朝ご飯出来てるわよ~!」と呼んでくれるマリィの声が聞こえた。
俺は返事を返すと、上着と壁に立て掛けていた相棒の魔器ー斬月ーを持ち、ベッドの枕元の棚に置いてある写真立てに……。いや、愛おしい人を見て、声をかけた。
「おはよう。行ってくるな、雪」
雪ーー。
俺の愛おしい人、紫愛の母親だ。
人型魔物であった雪が完全に魔物化してしまい、俺達の元から飛び去ってしまってからもうすぐ2年が経つ。
いなくなる前、雪は自分の存在を示す物は全て処分してほしい、とマリィに頼んでいたようだが……。どうやらマリィは、出来なかったみたいだ。
そりゃ、捨てる事も、なかった事にも出来ねぇよな……。
産まれたばかりの紫愛を、本当に愛おしそうに抱く笑顔の雪の写真。今は俺の部屋に、この一枚だけ飾っている。
他の写真や雪の存在を示してしまう物は、物置きの奥にしまってあるんだ。
雪との約束を守る為に。紫愛に、雪の事を必要以上に思い出させないようにする為に……、……。
雪がいなくなってからの約半年間は、グズる度に「まま」って口にしていた紫愛。それが1年過ぎてようやく減ってきて、今ではやっと夜泣きも少なくなってきたんだ。
俺が、しっかりしなきゃな。
気を引き締めると、俺は扉を閉めて部屋を後にした。
俺は守護神本部で総指揮官を勤める、望月 紫夕。もうすぐ四十歳の誕生日を迎える。
家族構成は、息子の弥夜8歳と、3歳の娘の紫愛。
あと、同居人が一人。俺の同じ歳の幼馴染みで、子供達の母親代わりをしてくれている大海原 マリィ。
と、白黒の猫、紫雪。
その4人と1匹で、今は本部の敷地内にある一軒家に住んでいる。
朝。2階に在る自室で出勤する前に着替ていると、階段下から「紫夕ちゃ~ん!朝ご飯出来てるわよ~!」と呼んでくれるマリィの声が聞こえた。
俺は返事を返すと、上着と壁に立て掛けていた相棒の魔器ー斬月ーを持ち、ベッドの枕元の棚に置いてある写真立てに……。いや、愛おしい人を見て、声をかけた。
「おはよう。行ってくるな、雪」
雪ーー。
俺の愛おしい人、紫愛の母親だ。
人型魔物であった雪が完全に魔物化してしまい、俺達の元から飛び去ってしまってからもうすぐ2年が経つ。
いなくなる前、雪は自分の存在を示す物は全て処分してほしい、とマリィに頼んでいたようだが……。どうやらマリィは、出来なかったみたいだ。
そりゃ、捨てる事も、なかった事にも出来ねぇよな……。
産まれたばかりの紫愛を、本当に愛おしそうに抱く笑顔の雪の写真。今は俺の部屋に、この一枚だけ飾っている。
他の写真や雪の存在を示してしまう物は、物置きの奥にしまってあるんだ。
雪との約束を守る為に。紫愛に、雪の事を必要以上に思い出させないようにする為に……、……。
雪がいなくなってからの約半年間は、グズる度に「まま」って口にしていた紫愛。それが1年過ぎてようやく減ってきて、今ではやっと夜泣きも少なくなってきたんだ。
俺が、しっかりしなきゃな。
気を引き締めると、俺は扉を閉めて部屋を後にした。
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