スノウ2

☆リサーナ☆

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番外編①紫夕side

①-1-3

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……
………。

「あ!父さん、おはよう!」

俺が1階に降りて居間に入ると、真っ先に気付いた弥夜やよいが笑顔で挨拶してくれる。
父さん、と呼び慕ってくれるが、俺と弥夜やよいの間に血の繋がりはない。弥夜やよいゆきの兄であり、また人型魔物だった響夜きょうやの息子。
しかし、響夜きょうやはかつて囚われの身だったゆきを救う為に生死不明の行方知れずになってしまった事から、俺が養子として迎え入れたんだ。

最初は余所余所よそよそしく敬語だったり、ゆきがいなくなってしまった事で気不味くならないか不安もあったが、それは取り越し苦労。今ではもう、俺達はすっかり家族だ。
そんな弥夜やよいは、積極的に紫愛シアの面倒もみてくれる。

「おはよう、弥夜やよい
お!いいな~紫愛シア兄ちゃんにーにに食わせてもらってんのか?」

「あい!」

俺がそう声を掛けて席に着くと、子供用の椅子に座り、弥夜やよいに朝飯の納豆ご飯を食わせてもらっていた紫愛シアは元気よく小さな手を上げて笑顔で返事をした。可愛い盛りだ。

「にーに!もっちょ!なっとーもっちょ!」

「……紫愛シア、次で4杯目だよ?」

「!っ、嘘だろ?」

そして、紫愛シアは食べ盛りだ。
と、言うか産まれてからずーっと食欲がすごい。ゆきは基本的に少食だったのに、全く似ていない。黒髪に黒い瞳の容姿もそうだが、紫愛シアは完全に俺の家系似だった。

「ふふっ、いいわよねぇ~?元気な証拠よね?紫愛シアちゃん」

「あい!じぇんきなちょうこ~!」

恐るべし食欲に驚いていた俺と弥夜やよいの元にお味噌汁をよそって持って来てくれたマリィがそう言うと、紫愛シアは言葉を真似ながら笑顔でバンザイする。
その可愛い姿を見ると、俺も弥夜やよいもマリィも、つい、笑っちまうんだ。
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