スノウ2

☆リサーナ☆

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番外編①紫夕side

①-1-6

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望月もちづき君、君は今男手ひとつで子供を育てているんだろう?それも、二人も」

「っ……」

「一人は養子、もう一人は君との血の繋がりは認められているらしいが、認知されたのは最近と聞いている。隠し子同然じゃないか。
そんな君を分かった上で、あちらは「是非」と言ってくれているんだ。有り難い話だと思わないかい?」

その言葉に、俺は思わず拳をギュッと握り締めた。

ゆきの存在や俺達家族の事を深く知らない人間にとって、弥夜やよい紫愛シアは"母親に捨てられた可哀想な子"だった。
人型魔物だったゆきの存在を隠し、また、紫愛シアの存在も俺はゆきが居る間はずっと世間に公表してこなかった。
理由は、ゆき紫愛シアを引き離したくなかったからだ。

紫愛シアの存在を公表したり、俺の戸籍に入れたりすれば「妻は?」「母親は?」と必ず突っ込まれてしまうし、変に隠せば無闇矢鱈むやみやたらに探ろうとする人間もいるであろう。

静かに、暮らさせてやりたかった。
森の中の小さな家と言う限られた空間の中で、贅沢なんて一切せず……。それでも、紫愛シア達と一緒に暮らせて幸せそうなゆきの笑顔を、俺はずっと見ていたかったんだ。

だから、俺が弥夜やよい紫愛シアの事を守護神ガーディアンに正式に子供として届出を出したのはゆきがいなくなってから……。その結果が、これだ。

弥夜やよいは、俺の相手の女が前の男との間に作った連れ子。紫愛シアは、孕った相手の女が俺に黙ってひっそりと産んでいた子供だと言う噂があっという間に広がった。
それは、紫愛シアが出来た時期は、ちょうど俺が一度守護神ガーディアンを抜けてしまった時と同時期で、"俺が魔物にそそのかされておかしくなっていた"と周りに認識してされてしまっているせいでもあった。
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