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第7章
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しおりを挟むそんな想いが許される筈がないと、そんな事は叶わない願いだと思いながらも諦め切れず……。ガーネットが15歳になった時に、側室に上げた。
同性愛疑惑。
苦しい、馬鹿みたいな理由をこじつけてでも、どうしても見たかった。
ガーネットの花嫁姿を……。
ガーネットの母親であるミラと俺は従姉弟同士。彼女の縁談が決まるまで、毎日のように炎の国で一緒に過ごした。
六つ歳上の彼女は優しいお姉さん的存在で、大人っぽくて綺麗な、俺の憧れであり、初恋の女性。
大好きなミラと、尊敬するノクテ様との婚儀が決まった時は、嬉しさと寂しさが入り混じった複雑な感情だった事を今でもよく覚えている。
敵う筈もないノクテ様から略奪しようなんて気はなかったし、大好きな二人が幸せそうに微笑んでいる姿を見られれば良い、と婚儀に参加しながら……。純白のウェディングドレスに身を包んだミラを、直視出来なかったっけ……。
花嫁姿のガーネットは、その日のミラにそっくりだったーー。
性格はミラよりも気が強くて、お転婆で、少し我が儘で、すぐに拗ねる。
……でも、愛おしくて放っておけない。俺の大切なガーネット。
『私よりも、クー兄様を大好きな人なんていないんだからっ……。
覚えておいて、下さいッ……!』
心に、突き刺さった。
一生に一度の……。
一生分の、幸せを貰った。
誤魔化して笑っていないと、今にも涙が溢れそうで……。熱くなった心が爆破してしまいそうだった。
欲が、出てしまうーー。
このまま、何も知らないガーネットを一生この離宮に閉じ込めておく事も出来るのだと。
さっさと抱いて自分の物にしてしまえば……子供を身篭らせてしまえば、彼女を永遠に縛る事が出来る。
……そんな。醜い葛藤を抑えたものの、密かに計画していた。
第一王子である兄上と手を組み、父上をその玉座から引きずり降ろす事をーー。
兄上は争いを好まない平和主義。
以前から父上のやり方に賛同しておらず、俺が水の国との和平を提案したら喜んでその計画に賛成してくれた。
そんな日が来たら……。
そうすれば、何の後ろめたさも、罪悪感もなく、ガーネットと一緒に居られると……。淡い期待を、持っていたんだ。
そんな夢を見る権利が自分にはないと、心の中で分かっていたのに……。
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