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第9章(2)ディアスside
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しおりを挟む心の中に鮮明に焼きついた、その愛おしい人を思い出しているかのような表情と瞳。
会いたいのに会えない、まるで引き離された恋人を想うような切なく儚い雰囲気。
『あの人の笑顔を見ていたいだけ』
素直なその言葉が表す感情は、たった一つしかない。
マオ様。
貴方は今、私にハッキリ言っている。
態度でも、言葉でも……。
『アカリ様が好き』だって、言っているんですよ。
ミネア様とご一緒の時とは明らかに違うその様子は、あまりにも危険だった。
勘付かれないようにしなくては。
何としても、護らねば……。
私のその想いは、この日を境に一層強くなっていくのだった。
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