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第12章(1)ギャランside
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しおりを挟む目付きが悪く、顔には傷があり、髪も硬くてサラッと流れるような髪をした美少年には程遠い自分。更に、男のクセにユメよりも低い身長。
コンプレックスの塊故の、苛つきもあった。
しかし。それはワシの中に生まれた、生まれて初めての感情。
今まで「同じ男でありながら何故こうも違うのか?」と、同性相手に嫉妬をしたことは多々あったが、異性に対して苛ついた事はなかったし。ましてや、女性に自分がどう思われようが興味はなかった。
それなのに……。
ユメの優しさに甘えて八つ当たりしていたワシは、今思えば格好悪くて最低な男。
だが、今だから分かる。
何故彼女に対して、自分はこんなにも過敏だったのか……。
一目惚れーー。
この時のワシの状態を、簡単に一言で表すのならば1番その言葉が合っていると思う。
ワシはもうこの時すでに、ユメを”特別”な存在として見始めていたのだ。
……
…………。
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