王子様の世話は愛の行為から。

月野犬猫先生

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第四十一話 思わぬ再会 2

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あれから葵は麗奈が「関東のおすすめのスポットに行きたい!」と言い出したので、優一の車に乗り込み、都会の方へときていた。
車が道を走り出してからもう15分ほど経つだろうか。
あれから車の中には異様な空気が流れ続けていた。

優一は相変わらず不機嫌そうに前方を睨みつけながら車を運転していて、後ろの席の麗奈はスマホを弄ったりネイルを眺めたりーーーーー

(んで俺は黙って窓を見てるだけという…)

………って。

おいおい!本当にこのまま出掛けて大丈夫なのか!?


葵が心配を募らせていると、不意に麗奈が話し出した。

「ねぇあんた…思ったんだけど、結構良い車乗ってるのね?もうあれから何年も経つけど、今日本で仕事は何やってるの?」

後ろの真ん中の椅子に長い脚を組ませてドカッと座り込んだ体制の麗奈がふとそんな質問をした。
確かにこの車は厚い皮の生地でしっかりと出来ていて、かなり高そうなものだが、葵にはそういう高級品とかのことがよく分からなくてあまり考えたことがなかったから改めて見て、確かに高そう…と思った。

でもその前にひとつ、葵には疑問が浮かび上がった。

(ん、もしかして麗奈さん、優一さんが国民的な俳優だってことさえも知らないのかな…?)

「ねぇちょっと優一、聞いてるんだけど!?」

「はぁ…。そんなの、勝手に調べればいいじゃないか。」

「はぁ?調べるって…あんた有名なの?……もういいわ。葵、優一は今何やっているのか教えてくれる?」

(えっ…)

「あっ…え、えっと…」

(いやこれ、優一さんが答えなかったら全部俺に話振られるやつじゃ…!!…まあ答えるしかないけどっ)

「ゆ、優一さんは日本で俳優をやってます。国民的で大人気の俳優さんなんですよっ…」

葵がそう答えると、後ろの方で驚くような甲高い声が聞こえてきた。

(な、なんだかいちいちリアクションが激しい人だな…)

「あんた俳優なんてやってんの!?なにそれ!!んじゃいくら稼いでんのよ?」

「なぜ君はそんなことを聞く?」

「えー!良いじゃない。どうせ億単位なんでしょ?言いなさいよ。」

(うっ……億……)

「君には関係の無い話だろう。」

「はぁ?ほんっと!つまんないわね。まあいいわ。」

麗奈は呆れたように大きくため息をつくと、今度は葵の方に目を向ける。
そしてニッコリスマイルを浮かべつつ、尋ねてきた。

(そのニッコリスマイル怖いんですが…)

「ねぇ葵はいつから一緒に暮らしているの?」

「今年の3月からです。」

「ふーん。じゃあまだ最近なのね。」

「はい。」

「じゃあーーーーー」

「はい…?」

「どこまでしたの?」

「………………………へ?」

(ど、どこまで!?え!?な、なんの話ーーーーー)

「夜の関係はどこまでしたか聞いてるのよ。」

「え!!?」

(ま、まって?!!!!や、やっぱさっきの勘違いされてるじゃん!!!?)

「ち、ちょっと麗奈さんっ…俺と優一さんは決してそのような関係ではーーーーー」

「え?キスもしていないの?」

「キッッ………!!」

(さ、されてる!!!※家賃分)


(ていうか俺男なのにそういうこと聞いてくるってことは優一さんが男を好きってことは知っているのかーーーーー?)

葵があからさまに動揺し出すと、隣で黙っていた優一が痺れを切らしたのか、口を開いた。

「はぁ、一体君は僕の何が知りたい?さっきから無駄な話ばかりしてくるけど。」

「なによ!全く無駄なんかじゃないわよ?それにあんたがこの子と同居してるって言うからどこまでしたか聞いただけじゃないの。ね?葵?」

「ひぇっ…あ、いやその…俺と優一さんは本当に付き合ってるわけではなくてですね…?」

(てか思えば付き合ってないのにキスしてるってそっちのがやばいよな…?)

「えっ…じゃあなんで一緒に暮らしてるのよ?」

「それはーーーーー…」

(ちゃんと話せば分かってもらえるはずーーーーー)

葵は上京する事になった訳とそこからどうして居候することになったのかということを簡単に説明した。

すると麗奈は偉く納得したような面持ちで頷いた。

「ふーん。じゃあ要は、優一が人助けしてるって事ね?」

「そ、そうですね…凄く助かってます。」

(まあ変なことされているけど…。変なことされているけど!!(大切なので2回))

「そう。あんたも少しは成長したのね?」

「誰目線。」

「はぁ?姉目線に決まってるじゃない!…ていうか、一体どこまで行く気よ?関東の観光スポットなんて国道走ればそこら辺にゴロゴロあるじゃない!車停めなさいよ。」

「君が何処に行きたいか明確に答えないからだろう…」

「煩いわね!!何があるのか分からなかったのよ!」

「あーはいはい…」

優一はそういったものの歯向かうのさえ疲れてきたのか、声のトーンが小さくなっている気がした。
葵はその様子に心配になったが、近くの駐車場に車を停めて外へ出ると、ビルの建ち並ぶ大都会が広がっていて、思わず感嘆を漏らした。

「わぁっ…優一さん!ここどこですか?」

「銀座通り辺りかな。」

「へぇええ、すげぇ…」

「あら、ここが銀座なの?ふーーん。」

麗奈はそう言って車を降りると、さっさと歩き出してしまった。
その後を葵は慌てて追いかける。

(て、てか優一さんまだ車に乗ったままなのにっ…)

すると、ピコンッとポケットの中のスマホが鳴った。

(あれ、なんで優一さん…?)

【僕は別の方を散歩してくるから、車に戻る時に連絡して。】

「えっっ」

「なによ?」

「あ、その…優一さんは他のとこ散歩するって…」

(まさか優一さんのお姉さんと二人きりかよっ…ていうかそんなにお姉さんのこと嫌なのか…。)

「あら、そう。まあ、優一が大人しく一緒に出掛けるなんてないとは思っていたけど、それなら丁度いいわ。」

麗奈はニヤリと笑うと、葵の腕に腕を組ませた。

「えっちょっ…麗奈さん!?」

「葵くんに優一のこと、とことん教えてもらうわね?」

「あっ……」

(あー…なんか、うん…)


さっきのワクワクしてたって言葉、撤回しようと思います。

ーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
  
「それにしてもあなた、一人で東京なんてよく行こうと思ったわね。」

「え?あっ…まあ…元々俺が住んでた方はめちゃくちゃ田舎の方で学校も少なくて、行くとするなら東京の高校って決めてて…」

「あら、そうなのね。それで、どう?優一との暮らしは?ちゃんとした生活送ってるのかしら。」

「あっ…は、はい!一応俺は家賃の代わりに家事をしたりは(それだけじゃないが)してます…!」

「へぇ。上手くやってんのね。…あーここのお店可愛い!フランスにあるお店に似てるわ!ねぇ、葵入ってもいいかしら?」

「あっ…は、はい!どうぞっ」

(って急に!?)

「ふふっじゃあ少し見て回りましょう!」

「あ、あはは…!はいっ…」

葵は仕方なく通った道にあったインテリアショップに入ることになった。

(てかこれ完全に麗奈さんとデートみたいになってーーーーー…優一さん、大丈夫かな…)

なんか折角優一さんとお出かけに来たのに…

(申し訳ないかも…)

「葵?」

「え?あっ…すみません。…そういえば麗奈さんはずっとフランスに居たんですか?」

「ええ、そうよ。フランスで日本語をやりながら育ってきて、今はフランスで働いているのよ。」

「えっ…それはすごいですね!」

「そうかしら?まあ、フランスで仕事なんて容易いことよ。」

(ひぇ……もう生きる世界が違いすぎて…)

「でもまあ、日本で働いてもよかったんだけどね。優一が俳優やってたなんて知らなかったし。」

「優一さんのこと、全く知らなかったんですか?」

「そうよ。全く。おかしいわよね。」

(まあ確かに言われてみれば家族なのにそれは…)

「まあなんでだろうとは思いました…。」

「ほんとよね、教えてくれればいいのにね…」

(あれ……?)

「私も随分嫌われたものね。」

そう言った麗奈の顔は先程優一にガミガミと言っていたような険しい顔ではなく、少し困り顔のようなーーーーー切なそうな表情だった。

思えばなぜここまで仲悪くて連絡も取らなかったのだろう?
優一は電話番号とか色々変えていたみたいだし、そこまで何か問題があったのだろうか?
話せない理由があったのだろうか?

ーーーーーそんなことが単純に気になってしまう。

自分が気にするような事じゃないのに。

でも今優一は居ないし、少しならーーーーー

「あ、あの…麗奈さんっ」

少しなら聞いてもいいよねーーーーー?

「なあに?」

「もしかしてその…過去に優一さんと家族の中で何か問題とか…あったんですか…?」

葵は恐る恐る聞き出した。
本当は聞くべきことじゃないとわかっているが、知りたい。
すると麗奈は驚いたような顔をして、なにか躊躇うようにそっぽを向くと、「そうね…」と呟いた。

「って…す、すみません…こんな失礼な事聞いてーーーーー」

「ひとつ言うと、優一の中で私は許すことの出来ない人なんだと思う。」

「えっ…?」

思わぬ発言に葵は自分で聞いたのにも関わらず言葉が出てこなかった。

(優一さんの中で麗奈さんが許せないって…どういう…)

そんなの、益々知りたくなってしまう。
けど麗奈は何かを避けるように目線を他に移した。

「ーーーーーあ!そういえば折角日本に来たからお土産買いたいと思ってたのよ!あのお店にも行っていいかしら?」

「えっあっ…はいっ」

(あ、……やっぱりそれ以上は言いたくないのかな…)

葵が暗い表情で頷くと、麗奈は困り顔のまま「暗い話してごめんなさいね?」と謝ってきた。

「そんな…俺は大丈夫です。寧ろ俺が話を持ち込んじゃっただけなのですみません…」

「ええ、いいのよ。」

そう言った麗奈の顔はそれでも先程よりは暗いままだ。

(もしかして気分損ねちゃったかな。なんか、申し訳ないな……)


(ーーーーーとは思っているものの…麗奈さんからの話を聞いて、優一さんのこと余計に気になってしまった…)


ーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー


「随分と遅かったね。」

日の暮れた夕方頃、やっと葵と麗奈が優一の車に戻ると、退屈そうにしていた優一がそう言ってエンジンをかける。
あれから更に色々なお店を巡ったりして、とにかく色々連れ回されたのだった。
けどその間もフランスでの話や麗奈の事を色々聞くことが出来た。
それにどうやら葵は麗奈に好かれたようで、かなり仲良くなれたと思う。

(まあ、それは嬉しいことだけど…)

「すみません優一さん…お土産を沢山買ったりしてて遅くなっちゃいました…」

「お土産?あー…じゃあその荷物葵くんのじゃないのか。」

「あ、これは麗奈さんのです。」

「そんな重いもの無理して持たなくていいのに、持たされたの?貸して。」

「あっいやこれは俺が持つって言ったからで…」

優一はそう言うと葵が膝に持っていた荷物を後ろに置いた。

「ねぇ優一、葵っていい子じゃない。上手く暮らしているようだけど葵のこと、困らせたりするんじゃないわよ。」

「もう既に困らせてる君に言われたくないな。」

「は?葵、困ってないわよね?」

「あっは、はい!困ってないですっ」

(その後お土産さんを10店舗くらい回って肩と足がめちゃくちゃ痛いのはあるけど…色々なお話出来たし良かったってことにしよう…)

「ほら、困ってないじゃない。」

「君は葵くんが疲れてたら疲れたなんて素直に言うと思っているのか」

「何よ五月蝿いわね。あ、あと葵と連絡先交換させてもらったから、あんた帰ったあと連絡先消しても無駄よ。全部葵に教えてもらうからね。」

「はぁ?君は一体葵くんを巻き込んで何がーーーーー」

「巻き込んでじゃないわよ!元はと言えばあんたが悪いんだからね!」

麗奈がそう言い放つと、優一はまたしても押し黙ってしまった。

(ああまた最悪な空気に…)


それから麗奈を空港近くのホテルに降ろすと、急いで家に帰ることになった。

明日から学校だと言うのに、もう時刻は20時を回っていたし今からご飯を作るとなると大変だ。

「本当にごめんね、葵くん」

「そんな全然…」

「何か変なことは言われてない?」

「い、言われてないです…」

(変なことっていうか、俺が家族のことについて聞いたりしちゃったけど…)

「それならよかった。あの人は何をするか分からないから。」

(あっ…)

優一さん本当に嫌だったのかな。

そんな優一のホッとした顔が、葵の胸に突っかかった。


ーーーーー

家に帰るなり、葵は早速夜ご飯を作り始めた。
なんだか気疲れが凄くて明日学校なのが憂鬱だがテスト前にそんなことは言っていられない。

その時だった。
スマホがピコンと鳴った。

(あ、麗奈さんだ)

早速メッセージが来て、葵は料理そっちのけでスマホを見る。

【今日はありがとう!!沢山買い物できたし楽しかったわ!葵、また日本に来たら連絡するから会いましょう!!その時はフランスのお土産も今度持ってきてあげるわ。】

「ふ、フランスのお土産……」

(それにしても優一さんのお姉さん…ほんと凄かったな…。優一さんとは真反対な性格っぽいし結構素直って感じで…。まあ気に入ってもらえたから良かったかもだけど。…でも…)

【それと、今日は言い合いを見せちゃってごめんなさいね。私はなかなか会えないし、優一が私と会うの嫌がるだろうから…葵に優一のこと頼んだわね。】

ドクン…

1日一緒に出かけたくらいで、なんて思うけどやっぱり麗奈さんって悪い人じゃないって思う。
ガミガミ言ってたけど、優一さんのこと気にかけて探しに来たわけだし…
だからこそ、優一さんがそこまで嫌がる理由が知りたくなってしまう。

ーーーーー私も随分嫌われたものねーーーーー

そう言っていた時の麗奈の表情はなんだか、切なくて辛そうで見ていられなかった。
どんな気持ちで日本まで優一を探しに来たのか、恐らく葵には計り知れないことだけれど、葵はそんなふいに見せる表情さえいちいち気にかかってしまうのだ。
二人の間にある壁は、何が原因なのだろう。
こんなに思ってくれている姉がいるのに。

一体過去に何があったのだろう。

優一が皆に隠し続けていることは一体なんなんだろうーーーーー?



「ーーーーー葵くん、卵焦げてる。」

「えっ!?あっ…す、すみません!ちょっと連絡が来てスマホ見てて…あ…!」

「葵くん」

優一は素早く火を消すとーーーーー

突然葵がスマホを握っている方の手を掴んできたのだ。

(えっ…)

「ゆ、優一さん…?」

「連絡先、交換したのって本当?」

「あ…は、はい…一応交換しましーーーーー」

「消してくれないかな。」

「えっ…で、でも俺結構仲良くなれたって言うか、その…」

「いいから、消して。」

「ゆ、優一さん。」

「気まずくなるなら、僕から言っておくから。」

優一はパシッとスマホを取り上げる。

(そ、そんな…折角…)

「ま、待ってください!優一さんのことは話さないようにしますからっ…だから…」

「僕が嫌なんだ。もう、関わりたくないから。」

優一はそう言いながらスマホを弄る。

「あっ…!」

(あ、や、やばい…このままだと本当に消されちゃう…!折角優一さんの過去を知れるきっかけが増えたのに…は、早く何か言わなきゃ…)

何かーーーーー

「で、でも優一さんのお姉さんなんでしょう?そんな冷たくしなくてもいいんじゃないですか?優一さんこそ、黙って出て行ったりなんかしたのならお姉さんになにか謝ったりした方が良かったんじゃないんですか?!」

葵が慌てて、思わずそのようなことを言うと、その瞬間優一の顔が更に暗くなったように思えた。

葵はそこで、もしかしたら余計なことを言ってしまったかもしれない、と我にかえった。

いくら知らないからって、こんなこと言う権利自分にはないはずなのについ熱くなってしまった。
でも、分からなかった。
家族がいるのに、家族を避ける理由が。

葵にはーーーーー

「そ、そのだからっ…えーっと…なんていうか、麗奈さんは優一さんのこと心配して日本まで来たって…だから連絡くらいしてあげてもいいんじゃないかとお、思って…」

(ああ、もうなんていえばいいかーーーーー)

「心配なんかしてないよ。」

「え…?」

「心配なんてしていないくせにそう言っているだけだから。葵くんはもうあの人のことは気にしなくていい。それに、今日会ったばかりであの人のことはまだよく知らないだろう?」

「そ、それは確かにそうですけど…」

(そうなんだけど…)

葵が何も言えなくなって黙り込むと、暫くしてから優一が葵のスマホを差し出した。

「…え?」

「はぁ………もう分かった。いいよ、連絡先は消さなくても。」

葵が戸惑いながら受け取ると、優一はリビングの椅子に座ることなく部屋の方へと向かって歩き出した。

「ちょ…優一さん…?」

(あれ、なんかいつもと様子がーーーーー)

「あと今日はもう寝るから、ご飯は要らない。テスト勉強頑張って。」

(あっ…)


バタン。

その瞬間部屋の扉が閉まると、しんと静まり返ったリビングの中に葵は一人立ち尽くした。


(何やってるんだろう…俺)



優一さんを怒らせちゃったかもしれない。
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