皆さんは呪われました

禰津エソラ

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3 僕の呪い

僕の呪い

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「僕が助けた?」

 僕は如月君を助けた記憶はない。
 彼は何を言ってもいるんだ?

「あれ、まだわからないの?」

 何を分かれって言ってるの?

「君が中学生の時、クラスメートを呪い殺したよね。その時、この呪いを実行してくれたから、僕の呪いが解けたんだ」

 僕が初めて呪いを実行した時だ。
 その時って、その時って

「僕の名前は、如月和基。小中学校ではいじめられっ子で、クラスメートからは、"カス"って呼ばれてたんだ。これで、わかった? イサカ氏」

 カス
 カスって、

「だから、ハンドルネームもカスにしたんだ」

 僕に呪いを教えたカスさん。
 僕を騙して、自分の呪いを解除したカスさん。

「でも、君と直接知り合えたのは偶然だよ」

 如月君、いやカスさん
 あなたは、まだ僕にとって呪いなんですか?

 混乱と絶望の中、僕はまた、眠れない日々に戻っていった。






第3章 僕の呪い    【了】
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