【R18】先生と嘘と鍵のかかった教室で

馬衣蜜柑

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個別相談室

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朝の喧騒が嘘のように静まり返った校舎。

1時間目の授業が始まり、誰もいない廊下はピンと張り詰めた空気に満ちている。
そんな静寂を切り裂くように、焦燥した足音が響き、職員室へと向かっていく。

職員室のドアが勢いよく開き、息を切らせた藤崎沙耶が飛び込んできた。

「す、すみませんでしたぁ……っ」

長いまつ毛が震え、頬は上気し、汗でブラウスが肌に張り付いている。
その姿は、ただ遅刻しただけの生徒とは思えないほど、どこか期待に濡れていた。
白石皐月はゆっくり椅子から立ち上がり、切れ長の瞳で沙耶を見据えた。

「藤崎さん。9時始業なのに、今何時かしら?」
「……9時、42分……です……」
「2回目の遅刻ね……何があったの?」

沙耶は俯き、指をぎゅっと握りしめた。

「……電車で、痴漢に……。怖くて、降りられなくて……」

皐月の唇が、ほんのわずかに吊り上がる。
それは、沙耶の全てを見透かしている、愉悦に満ちた笑みだった。

「そう。……奥の個別相談室に一緒に来て。詳しく話を聞かせて。今すぐよ」

防音壁に囲まれた小さな密室。
重いドアが閉まり、カチリと鍵がかけられた瞬間、校内の喧騒は完全に消えた。

窓のない個別相談室は、昼間だというのに厚手のカーテンが引かれ、淀んだ薄暗がりに包まれていた。
壁一面を覆う防音材が、外の世界の音を執拗なまでに吸い込んでいる。
中央に置かれた質素な机と、向かい合う二つのパイプ椅子。
逃げ場のない狭い空間には、皐月が愛用するサンダルウッドの香水の香りが濃密に立ち込め、沙耶の理性を甘く痺れさせた。

「全部、話して。どんな風に触られたの? どこを? どんな強さで? どんな気分だったか……全部、細かく説明するのよ。できるでしょう?」

沙耶の頬が一気に赤くなる。
本当は電車の中では何もされていない。
すべては、この美しい教師の気を引くためについた嘘だった。

沙耶は入学した日から、白石皐月に心を奪われていた。
切れ長の瞳に宿る理知的な光、スカートから伸びるしなやかな脚、そして時折見せる、残酷なほどに艶やかな微笑み。

最初は純粋な憧れだった。けれど、彼女の特別になりたいと願う心は、いつしか歪な形へと変貌していった。

夜、目を閉じれば浮かんでくるのは、厳しい言葉で自分を詰る皐月の姿。
その冷たい指先で、身体のあちこちを執拗に暴かれる空想。
誰にも打ち明けられない欲望が、沙耶の胸を恋い焦がし続けていたのだ。

「え、でも……先生に、なんで……?」
「これは生活指導よ。再発防止のためには、被害の全てを正確に再現し、予防策を考えなければいけないわ。……それとも、私を信用できない?」

皐月がゆっくりと歩み寄り、沙耶の背後に回る。
耳元に触れる熱い吐息が、嘘の代償を求めるかのように沙耶の鼓膜を震わせた。

本当は、痴漢になんてあっていない。
ただ、どうしてもこの人と二人きりになりたかった。
普通に接していても、自分は単なる「大勢の中の一人生徒」でしかないから。

こうして「被害者」として縋れば、先生は自分だけを見てくれるかもしれない。
もし運が良ければ、生活指導という名目で、先生が自分に触れてくれるかもしれない――。

そんな浅ましくも淫らな願望が、沙耶に愚かな嘘を吐かせた。

「……最初は、混んでるだけって思ってました。でも、後ろから……腰を、強く掴まれて……」
「こう?」

皐月は沙耶を立たせると、後ろからぴたりと密着し、細い腰を力強く鷲掴みにした。
沙耶の言う通りに、満員電車の中での状況を再現する。

「足はもう少し開いてたんじゃないの?」

沙耶をこじ開けるように、皐月の足が踏み込んできた。
ぱつんとした太ももが、敏感な部分を擦る。

「ひゃっ……♡ そ、そう……です……っ」

沙耶の声が、すでに甘く震えている。

「腰を掴まれて逃げられなかったのね。それで、スカートの下には? 手はどう動いたの?」

肩幅ほどに開かれた足に空気が入り込み、沙耶は無意識にそこへ意識を集中させた。

「スカートを捲られて……下着の上から……なぞられて……」

皐月は沙耶の耳元に唇を寄せ、熱い吐息を吹きかけながら、制服のプリーツスカートをゆっくり、じっくりと捲り上げた。

白いショーツが露わになり、皐月の長い指がねっとり執拗になぞり始める。
皐月の指先は、膨らみ始めた柔らかな割れ目の上を何度も往復した。

下から上へ、クリトリスの尖端を軽く弾くように。
上から下へ、秘裂の溝に深く食い込ませ、その奥の入り口を確かめるように。

ぐにゅり、ぐにゅり。
薄いコットン生地が、指の動きに合わせて肉の間に深く沈み込む。

「こう? もっと強く?」

「あっ、んんっ♡……もっと、強く……クリ、ぐりぐりってされました」

皐月の指先が薄布を押し込み、沙耶の最も敏感な核をキュッ、キュッと執拗に圧迫する。

「あぁぁっ♡! あ、ああんっ♡……!」

沙耶は背中を仰け反らせ、皐月の豊満な胸に後頭部を預けた。
視界が白く火花を散らし、膝がガクガクと崩れそうになる。

「ちゃんと説明しなさい、藤崎さん。どんな気持ちだったの? 全部、正直に」

皐月の吐息が耳朶を舐めるたび、沙耶の理性は溶けていく。

「……怖かった、はずなのに……っ、クリが、熱くなって……お腹の奥が、ジンジン疼いて……、逃げなきゃって思うのに、もっと……もっと中が、欲しくなっちゃって……」

皐月の指が、濡れた布地を押し広げ、ぐにゅり、ぐちゅりと肉の溝をなぞり上げる。
愛液がじわりと染み出し、布の色が濃く変わっていく。

「もっと、中が欲しくなったのね……? でも本当に痴漢にこんなことされたのかしら……」

指が布越しに激しくピンポイントで蕾を弾き、擦り、捏ねる。
くちゅっ……、ぐちゅりっ……。
沙耶の秘部から聞こえてくる音が、静寂の部屋に響き渡る。

自分の嘘が、とっくに剥がされている。
その事実に気づいた瞬間、沙耶の背筋に冷たい戦慄と、それ以上の熱い昂りが駆け抜けた。

(先生は、知ってるんだ……私が嘘をついているって)

「痴漢」という言葉を隠れ蓑にしている浅ましい本心を。
放課後の図書室で、あるいは授業中の後ろ姿に、何度も淫らな視線を送っていたことを。

皐月の鋭い眼差しは、沙耶の矛盾など、最初からすべて見抜いていたのだ。
それなのに、先生は咎めるどころか、その嘘に「乗って」くれている。

「生活指導」という大義名分を盾にして、沙耶の最も柔らかな場所を、容赦なく暴いている。

(恥ずかしい……。でも、嬉しい……っ)

見透かされているという恐怖が、かえって沙耶の快感を跳ね上げた。
正しさを説くべき教師が、教え子の嘘を共犯者として楽しんでいる。
その背徳感が、下腹部の疼きをさらに激しく変えていく。

「……っ、あ、あああぁっ! せ、先生……っ、そこ、だめぇ……っ」

「だめなの? 痴漢にされたことを再現しているだけよ。……それとも藤崎さんは気持ち良くなっちゃったの?」

白石先生に「わかっていて」弄ばれている。
その事実が、沙耶の膣壁をいっそう熱く、蜜で溢れさせた。
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