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第25話、サヤカとトムの初めてのデート
しおりを挟む私の使い魔になった、ペガサスのジイチャンを連れて、全員で私の移転魔法で魔の森の湖から王宮に帰ったのです。
王宮に帰ると陛下夫妻と両親が私たちの無事な姿を見てホッとして喜んでくれました。
陛下がジイチャンを見て。
「ン?・・・・仙人みたいな人がいるが何者なのだ?」
「魔の森で私の使い魔になった神獣のペガサスです、ジイチャン元の姿になって見せて上げて」
ジイチャンが人化を解いてペガサスの姿になると、陛下夫妻と両親は、顎が外れそうな位に口を開けて驚き陛下が。
「オオォ~~!!本当だ!!神獣のペガサスだ、本物を初めて見た」
王妃様が嬉しそうに子供みたいな、とんでも無い事を言い出したのです。
「素晴らしいわ、流石に聖女サヤカね、神獣のペガサスを使い魔にするなんて凄いわ、私もペガサスに乗って空を飛んでみたいわ,良いでしょう」
トムが残念な者を見る目で。
「母上、天然も程々にしてくださいね」
皆が笑い出し、ジャネットが肩を震わせて声に出さない様に涙を流して笑っていたのです。
ジイチャンが。
「聖女様、わしの背中にお乗りください」
私が、ジイチャンの背中に乗ると空に飛び上がり、背中から落ちないかと心配しましたが、何故か私の身体はジイチャンに吸い付いてペガサスと一体化しているみたいに安定しているのです。
空高く舞い上がると、王都が一望出来て、王宮も空から見ると白亜の宮殿で、とても綺麗でした。
王宮の庭から見ていた皆さんが驚いていました。
トムがペガサスに乗り空を飛んでいるサヤカを見上げて。
「僕のサヤカは聖女だが、まるで天女みたいだ」
と呟いたのは青い空に流れて誰にも聞こえなかったのでした。
空から地上に戻ると、皆さんが拍手で迎えて下さい、私は興奮してしまい。
「空から見ると、王都が綺麗で特に王宮は最高に綺麗でしたわ」
それから、王宮の中に入り魔の森での出来事を陛下夫妻と両親に報告してその晩は王宮に泊まり、次に日に屋敷に戻ったのです。
次の日から魔の森で魔物と戦った経験から、帝国と戦うには、防具が必要だと思い防具の魔法具を考え作り始めたのです。
試作品は、敵の魔法を反射させて相手に其の魔法を倍の威力にして返し攻撃する盾を作りました。
トムに怪我をして欲しくないので、物理的な攻撃から身を護る軽くて動きやすい鎧も作ったのです。
ジャネットに鎧を着せて盾を持たせて私が攻撃してみた所、成功してジャネットが興奮して。
「凄い! 此れを王国の兵士に装備させたなら、帝国なんかに絶対に負けないわ」
私は、ジャネットを連れて王宮に行き、トムやショウジャ将軍と陛下に披露した所、絶賛され、量産することになったのです。
トムには、特別にトムの魔法に合わせた、特別な雷魔法を倍の威力にする魔法具の剣も渡したのです。
その日にトムから。
「王都の街を見て回らないか?」
デートの誘いを受けて、王都の街を散策することになったのでした。
トムとは、寝る前に念話でお話するのは日課になっておりましたが、改まってデートした事が無いので、私は嬉しくなり前日は興奮して中々寝付かれませんでした。
デートの当日の朝の食事の後に、サヨがいつもより入念にお化粧をしてくれて、チョット大人に見えるように髪の毛を右側にハーフアップにしてくれたのです。
私は、移転魔法で王宮の自分の部屋に行きトムを待っていると、ドアをノックしてからトムが現れたのですが、ドアを開けた所で動かないで私を見つめて。
「綺麗だ、誰にも見せたくない、出かけるのは止めようか
私はその様子が真剣なので可笑しくて吹き出してしまい。
「プゥッー、トムが真面目にそんな事を言うとおかしいわ」
馬車に乗り王都に繰り出したのですが、馬車を降りると。
「アッ、聖女様と王太子様だ!!」
あっというまに、人垣が出来て身動きが取れなくなり、馬車に戻り、馬車の中から移転して王宮に戻ったのです。
戻ると王妃様が私たちを見て笑いながら。
「そんな恰好で街に出たなら直ぐに正体がばれて騒ぎになるのも分からないの?私が陛下と街に出る時には、伊達メガネを掛けたりして変装して平民の服装で行くのよ」
トムと私は、平民の服装に着替えて伊達メガネと帽子をかぶり街の警備の詰所に移転したのです。
警備の人が驚きましたが、トムが状況を話して、詰め所を出て街中に出たのです。
王都の住民に気図かれずに、歩くことが出来てルンルン気分でトムの腕に掴り、普段は行く事の無い屋台に初めて行きました。
肉と野菜をタレに付けて串に刺して焼いた物は、初めて食べてたのですが味しすぎて、多めに買って無限空間に仕舞い込んだほどです。
この辺りは、屋台を出しても良いと、国が許可を出している場所なので多くの屋台が並んでいて庶民に人気があり、通称は屋台通りと呼ばれていつも賑やからしいのです。
最後に、王都が一望出来る丘に行き、夕暮れの王都を見ながらトムと寄り添い初めてのデートを楽しんだのでした。
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