12 / 12
第12話、学園編7
しおりを挟む闘技場にはドラゴンに似た黒い魔獣が現れて混乱して逃げ惑い悲鳴が飛び交い、大変な事になった。
魔獣は帝都を襲い始め、尾で人々を薙ぎ払い、牙で刺し殺し、黒い口からのブレスで焼き払っていた。
僕はすぐにイリーナ王国の貴賓席に向かい、リンゲ師匠に魔獣と闘い討伐してきますと言うと、リンゲ師匠は頼むとだけ言って僕に向かってニヤリと笑い、今のアランなら大丈夫と言い王族たちと避難した。
僕はペガサスのグロースを召喚した。
直ぐに現れたグロースは。
「主よ、久しぶり。もっと頻繁に呼んでよ。主の魔力が欲しかった」
「分かった。今度から頻繁に呼ぶよ。今は一緒に魔獣と戦ってくれるか」
そう言ってグロースに跨るとグロースは魔獣に向かって飛び出したのだ。
地上で戦うと住民に被害が出ると思い空中戦で戦わなければと思いながら魔獣に近づくと、グロースは光の光線を魔獣に放ったが、魔獣は一瞬、身体を震わせ体の一部が剥がれた。
しかしすぐに修復してしまい、ダメージは無いみたいで僕は真空刃で攻撃してみると、傷はついたがすぐに塞がり、駄目だった。
地上では住民が祈るような気持ちで空を見上げていた。
僕とグロースは怪獣の黒いブレスに困っていて、気法力での攻撃は出来ず、魔獣の胸の所が時々光るのでそこに魔石があるとわかったが、素早く動き回る魔獣に魔法を当てる事が出来なかった。
油断すると魔獣は突進してきて牙と尾で攻撃してきた。
地上戦なら色々出来るが空中戦は初めてなのでどう戦えば考えているとグロースが。
「主よ、相手は闇魔法を使うみたいだからこちらは光魔法で戦えば良いのではないか」
言われて追尾ミサイルで魔力弾で攻撃してみると、尾に当たり、魔獣は悲鳴を上げて尾が吹き飛んでいた。
だが又すぐに尾が復活してしまい、今度は魔石のある所にミサイルを放つと、尾で胸を隠し尾は吹き飛んだがすぐ尾が復活してしまい駄目だった。
それからしばらく、一進一退を繰り返していたが、僕は前世の記憶にあるレーザー光線を思い出し、レーザー光線を魔法で作り出せないかと思い、火の魔法で試してみると出来てそれに追尾する魔法をかけ魔獣の魔石を狙い撃ってみた。
魔獣が又、尾で魔石の周りを防御したが、レーザー光線は尾を突き抜け魔核の近くに当たり穴が開いたが、魔核を逸れたみたいですぐに穴が塞がり、魔獣は黒のブレスを吐く構えをした。
ブレスを吹きかけようとしたが、素早くもう一度、今度は前回の10倍くらいの太さのレーザー光線を魔獣に放つと、魔獣の胴体ごと溶けて穴があき、魔核も溶けて無くなり、魔獣は黒い霧となり消えたのだ。
「主よ、勝ったな。主は素晴らしい。英雄だ」
丁度、帝国の王城の上だったのでペガサスのグロースが王城の屋根の上に休憩のために降り立つと、見ていた大勢の住民の何人かの人が、王城の屋根の上を見上げ。
天を駆ける馬、天馬だ~、確か伝説の神獣、ペガサスだ~~、
おおー、誰か人が乗っているぞ。
「天を駆ける伝説のペガサスに乗った英雄だぁ~、ペガサスの英雄の誕生だ~」
と叫ぶと住民の多くが、同じようにペガサスの英雄の誕生だと叫び出した。
「ペガサスの英雄だ~、ペガサスの英雄~」
此れは大変だと思い、グロースと共に闘技場に戻ったのだ。
すると、避難していた王族や皆が集まり、真っ先にエルザ王女が僕に抱き着き、リンゲ師匠も抱き着き、喜びを表していた。
落ち着くと皇帝のエリック・ダビデ皇帝が頭を下げて。
「アラン君、帝都を救ってくれてありがとう。君は英雄だよ。本当にありがとう」
「いえ、僕で出来る事をしただけです。どうか頭を上げてください。でないと僕が困ります」
「君は人間性も良い。感心した。明日は是非とも帝城に招くので来て欲しい。いや命令だからな」
皇帝はそう言うと笑いながら僕の背中をバシバシと叩き帰っていった。
それからも僕は皆に揉みくちゃにされ大使館に戻った。
大使館に戻ってからも大変で夜にはお祝いの宴会が開かれて陛下を始め皆から褒められて、特にエルザ王女は僕の側を離れず、困り果てていた。
夜、リンゲ師匠に呼ばれ、部屋に行くと。
「アランや良くやったのう~。
だが此れはまだ序の口で、此れから大変な事が起こりそうな気がするのじゃ。
今日の魔獣も今迄、見たことが無い魔獣で、滅亡の闘いの始まりのような気がするのじゃがのぅ~」
「はい、僕もそんな気がします。以前、言ったと思いますが、ビアンカ女神に仲間と言うか、僕の眷属者を7人作るように言われています。
そうすると戦え、滅亡から救える可能性があると言われています」
「そうなんじゃ、急がないといけないのじゃな」
それから、色々話して部屋に戻り、気法力と魔法力を同時に使う方法を考えていたが、いつの間にか寝てしまっていた。
次の日、自分の能力が気になり見てみると。
名前、アラン(善性)
ビアンカ女神の使徒
性別 男
年齢 15歳
能力 魔法(全属性)、気法力、真実の目、
魔法力 95 超級
気法力 95 超級
真実の目力 85 上級(中級から少し未来が見え超級で大分先の未来が見える)
余りにも能力が上がっていて吃驚した。
魔獣や魔物と戦い討伐すると、経験で能力が上がるみたいだと思い、皆の訓練方法を見直し、訓練の方法を変えなければいけないと思った。
それから、エリック皇帝から招待されている帝城に行くための用意をして、帝城に向かった。
其のころ、後で聞いたが、帝城のある部屋ではダビデ帝国の皇帝エリック・ダビデ、イリーナ王国のバロン・イリーナ、ベロニカ聖国の聖王バチスト・ベロニカ、イリーナ王国の魔法団長、リンゲ・ソマリア。
バロン国王の要請で各国の首脳が集まり重要な話し合いをしていた。
「リンゲ団長、アランの事、この世界の滅亡の事、包み隠さず全部、話してくれまいか?」
3人に言われて。
「話す前に婆と約束して欲しいが、アランを拘束したり、害を与えないと約束出来るかのぅ。3人共、王とは言え一応、婆の弟子になるし、どうかのう? 約束するならば話すが、駄目なら婆はアランを連れてお主らのわからない場所に隠遁するだけじゃ」
言われて3人は顔を見合わせ、「約束する」と言い、リンゲ団長は証文を取り出し、3人に署名させ血判をさせた。
「これで良い、約束を破ったなら、お主らの命は無いと思え。
婆の役目はこれで終わりじゃ、これでいつ死んでもいいのじゃ、後はアラン次第じゃ、最後まで見届けられたら良いがのぅ~」
それから、アランの身分をどうするか、話し合って解散した。
帝城に着き案内された部屋で待っていると、執事と思われる男性が現れ、付いて来るように言われ迷路みたいな廊下を歩いて重厚な扉の部屋に着き、案内の執事が。
「アラン様を案内してきました」
扉の前の騎士に言うと、騎士が扉を開けて入るように言われて部屋に入ると、どうやら謁見の間みたいで。
中は大分広く、執事に言われるまま進み部屋の中央で待つように言われ、待機している間に周りを見ると、貴族達がずらりと椅子に座っていた。
暫くして皇帝のお出ましの声で貴族達も立ち上がり。
片膝をついて待ちの姿勢をとり、僕も同じ姿勢をして待っていると、皇帝エリック・ダビデが現れた。
エリック皇帝が一段、高い壇上の豪華な椅子に座ると貴族達も椅子に座り、僕1人が中央にそのままの姿勢でいた。
「皆の者、紹介しよう。今回のドラゴン魔獣の襲撃を防ぎ、魔獣を討伐したアランである。若干15歳の若者であるがその実力は魔獣との戦いで示したので皆も知っておろう。アラン皆に挨拶をせよ」
「私は、イリーナ王国の王立学園で学ぶリンゲ魔法団長の弟子で、平民のアランと申します。
宜しくお願いします」
貴族が紹介を聞いて騒めき、何だ平民かと言い出すものもいた。
「静かに、今から、皆に話す事がある、それ前に入ってくれまいか」
皇帝が言うと、壇上に王国の国王、魔法団の団長、聖国の聖王の3人が壇上に現れ用意された椅子に座った。
「リンゲ様お願いします」
言われてリンゲ団長は、アランはビアンカ女神の使徒であり。
この世界は滅亡の危機にあり、それを救えるのは、アランと此れから出来るであろう、アランの眷属7人だという事を話した。
昨日の今迄見た事のない魔獣の出現や世界中で起きている現象がその証明だと言った。
出席していた全員が驚き、何を言って良いかわからずにいたが、いつも平民を見下し特権意識の強い1人の貴族が。
「でわ、この世界の運命は、その平民が握っているのですか? 信じられない。平民ごときが」
エリック皇帝が立ち上がり、発言者の貴族を睨み。
「平民では無い。彼は創造の女神ビアンカ様の使徒で巨大な力を持っているのだ。
国民も昨日の活躍を見て、ペガサスの英雄と呼び始めておるのを知らないのか? 此の無礼者め!
貴様のような奴は貴族籍を剥奪して貴様の見下している平民とする。衛兵連れ出せ~」
次に聖国のベロニカ聖王が何事も無かったかのように立ち上がり。
「アラン様は気法力と魔法力の両方の加護があり、今迄は魔法力、と気法力の両方共、使える人はいなかったので新しく【魔法剣士】の称号を与え3か国の最上位の使徒騎士とし、身分は王族と同等とする」
次にイリーナ陛下が立ち上がり
「此の事は3か国の王が話し合って決めた事で逆らう事は許さぬ。わかったか」
貴族たちは顔色を青くして震えあがり、他の出席者も黙り込んでいた。
それからリンゲ師匠に言われて、ペガサスのグロースを召喚して帝城のテラスに出ると、あらかじめ帝国から知らされていた民衆が帝城の前の広場に詰め掛けていて。
「ペガサスの英雄、万歳、ペガサスの英雄、万歳、」
民衆からの賞賛が上がり僕は恥ずかしくなり、困っていると、リンゲ師匠にグロースに乗り一緒に空から手を振るように言われて帝城の周りをゆっくりと一周してテラスに戻り、城内に入ると拍手で歓迎された。
それから、宴会場に場所を移してお祝いの宴会が開かれた。
皇帝が男女二人の子供を連れて来て紹介してくれた。
「モリス、ダビデと言います。帝国の第5皇子で昨日の対戦で天狗の鼻を折られました。
気楽な立場なので、是非アラン様に付いて王国に行き修行したいので宜しくお願いします」
「私はジゼール、ダビデと言います、帝国の第3王女です。宜しくお願いします」
皇帝にジゼールはまだ8歳と幼いが大きくなったなら美人になるから嫁にどうだと言われ、苦笑いして胡麻化したが、第5皇子のモリスは仲間に入れても良いと思い。
「わかりました、モリス皇子ありがとう。出来れば一緒に戦って下さい。お願いします。
それと様は止めてアランと呼んで下さい。仲間になるのですから」
「使徒様に対して呼び捨てはどうかと思うのですが、わかりましたそうします」
それからしばらく貴族達が次々に挨拶に来て、自分の娘を押し付けてきたりされ、僕は食事する間もなく、慣れない事ばかりで疲れてしまった。
ベロニカ聖王が見かねて割って入り
「皆さんアラン君と話したいのだが良いかね」
そう言って僕を皆から引き離し。
「貴族という生き物はどうも権力や力のある者に群がるのが好きで困った事だな。
アラン君も今日は色んな事がありすぎて疲れただろう。アハハ! わしの事はお祖父ちゃんだと思って気楽にしなさい」
「はい、ありがとうございます。助かりました。
でも考えてみたら聖王様って偉い人ですよね」
「アハハ!一応そうだが、リンゲ婆に言わせたら出来の悪い糞弟子らしいよ。
そういえばアラン君もリンゲ婆の弟子だから、わしとは兄弟弟子になるが、出来の悪い兄弟子で悪かったな。アハハ!」
「聖王様って見かけと違って気さくで平民みたいですね。付き合い安くて助かります」
それから聖王様に貴族や王族との付き合いと言うより扱い方を伝授されて、暇が出来たなら聖国に遊びに来るように言われて別れた。
この世界の国王、皇帝、聖王の3人は(善性)で国民を大事にしているのに、どうして世界の滅亡が起きるのか、僕には原因が分からず考え込んでしまった。
宴会も終って、大使館に戻り、リンゲ師匠を始め皆、疲れてすぐに寝てしまった。
次の日大使館の大広間に全員が集まっていて、
僕が広間に行くとエルザ王女がすぐに側に来て抱き着き
「アランさん昨日はお疲れ様でした。王族と同じ身分になったから身分差があるからと言う言い訳は出来ないわよ。だから私と結婚して下さいね、」
「それと結婚は別ですよ、僕は今の所、世界の滅亡を防ぐ事で頭が一杯で、それが終わるまでは誰とも結婚しませんから」
「わかりました、私もアランさんと一緒に頑張ります。私の婚期が過ぎない内に終わらせないと」
僕は、この世界の女性は肉食系だと思い、朝からため息をつき、朝食を食べた。
朝食が終わると学園長のソマリさんから帝国は、魔獣の襲撃で皇都が大分、壊れていて復興の工事が始まっているので観光など出来る状態にないので、明日には王国に帰るので用意をするように言われた。
国王や学園長はリンゲ団長と移転魔法で帰り、大会に出場した4人は僕の移転魔法で帰る事になった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
女神「呼んだ異世界人が全員もれなく宇宙に行っちゃう!?!泣」
ラララキヲ
ファンタジー
川国 慈成我(カワクニ シゲナガ)は死んだ。事故だった。そして次に気が付くと白い世界に居た。そこに女神を名乗る女性が現れた。
彼女は言う。転生させると。そして女神の世界で目覚めたシゲナガは目を見開く…………
〔※本編とオマケがあります。〕
◇テンプレ異世界転生モノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
追放された雑用係、実は神々の隠し子でした~無自覚に世界最強で、気づいたら女神と姫と勇者パーティがハーレム化していた件~
fuwamofu
ファンタジー
異世界ギルドの「雑用係」としてコキ使われていた青年レオン。だが彼は、自分が神々の血を継ぐ存在だとは知らなかった。追放をきっかけに本来の力が目覚め、魔王軍・帝国・勇者をも圧倒する無自覚最強へと覚醒する。
皮肉にも、かつて見下していた仲間たちは再び彼に跪き、女神、聖女、王女までが彼の味方に!? 誰もが予想しなかった「ざまぁ」の嵐が、今、幕を開ける——!
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
追放された俺、悪魔に魂を売って全属性魔法に覚醒。悪魔契約者と蔑まれるが、まぁ事実だ。勇者? ああ、俺を見下してたやつな
自ら
ファンタジー
灰原カイトのスキルは【魔力親和】。評価F。
「外れスキル」の烙印を押された彼は、勇者パーティで三年間、荷物を運び、素材を剥ぎ、誰よりも早く野営の火を起こし続けた。
そして、捨てられた。
「お前がいると、俺の剣が重くなる」
勇者が口にした追放の理由は、侮蔑ではなかった。恐怖だった。
行き場を失ったカイトの前に、一人の悪魔が現れる。
「あなたの魂の、死後の行き先をちょうだい。代わりに、眠っている力を起こしてあげる」
病弱な妹の薬代が尽きるまで、あと十日。
カイトは迷わなかった。
目覚めたのは、全属性魔法――歴史上、伝説にしか存在しない力。
だがその代償は、使うたびに広がる魔印と、二度と消えない「悪魔契約者」の烙印。
世界中から蔑まれる。教会に追われる。かつての仲間には化け物と呼ばれる。
――まぁ、その通りだ。悪魔に魂を売ったのは事実だし。
それでも。没落貴族の剣姫と背中を預け合い、追放された聖女と聖魔の同時詠唱を編み出し、契約した悪魔自身と夜空の下で笑い合う日々は、悪くない。
これは、世界の「調律者」だった男が、その座を追われてなお、自分の手で居場所を作り直す物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる