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第一章
第101話 対精霊戦線異常在りを編集
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「ジスベアード、来てはなりません!」
駆け寄るジスベアードを、姫は拒絶した。
予想外の言葉に思わずその足が止まる。
「なぜですか、姫!」
問いただすジスベアードだが、その答えを待つまでもなく、すぐに理由が判明した。
姫の後ろから誰かがいたからだ。
そしてその何者かは、姫の喉にぎらつく刃物を突きつける。
まるで脚本家が時間に追われて何のひねりも無く配置したかのような、典型的な悪役の登場だな。
「動くな!
この娘を傷つけたくなかったら、おとなしく投降するのだ!!」
そう叫んだのは、垂れ目と赤い髪が目を引く男。
年齢はおそらく三十路ちかいのではないだろうか?
おそらくこいつが領主の息子なんだろうが……たちの悪いロリコンだな。
こういうのがいるから、若い子が好きなおじさんたちのイメージが余計に悪くなるのだろう。
しかも、貴族の癖に服装の趣味が悪い。
金糸と銀糸をふんだんに縫いつけた服は、やけに成金じみていた。
「卑怯ですぅ!」
その残念貴族に罵声を叩きつけるポメリィさん。
状況は明らかに彼女たちにとって不利だった。
しかも、現在進行形で悪化している。
二人を追いかけて、大勢の兵士が近づいているのだ。
それでもポメリィさんがいるかぎり、戦力的な不安はほとんどない。
しかし、我々の目的は"戦闘で負けないこと"ではないのである。
「くっ、後ろからもゾロゾロ出てきやがった!
ポメリィさん、ここはいちど引いたほうが……」
そう提案するジスベアードだが、ポメリィさんは首を横に振る。
「ダメですぅ!
これ以上、あの子につらい思いをさせてはダメなんですぅ!!」
その拒絶に、ジスベアードがギリッと奥歯を噛んだ。
ここに来て、二人の立場が明確に違いを見せたのである。
ジスベアードは姫の安全が優先、そしてポメリィさんは正義が優先なのだ。
この微妙な違いが、お分かりになるだろうか?
「動くなといっている!
姫の顔に傷がついてもいいのか!?」
「うるさいですね、卑怯者!
貴方にその度胸があるんですかぁ!?
毛ほどでも傷つけてみなさい、手足を一本ずつひき肉に変えてやるです!」
「な、なんだとぉ!?」
がなりたてた領主の息子の壁を、誰も反応できない速度でモーニングスターが破壊した。
これ、人質とる意味あるのだろうか?
どうせなら、今領主の息子をひき肉にすれば全てが終わったのでは?
誰しもがそう思った事は確かだろう。
まぁ、ポメリィさんだしな。
「ポメリィさん、あまり刺激しないで!
逆上したらどうするんですか!」
だが、その言葉に答えたのは、人質になっている姫であった。
「かまわずおやりなさい!
この状況に甘んじるぐらいなら、顔の傷の一つや二つどうという事はありません」
うわぁ、この子……見た目によらず男前だ。
不安で押しつぶされそうな顔を無理やりきしませて作られた笑顔は、見る者の心臓を締め付けるかのようである。
あまりにも従者泣かせな光景に、ジスベアードの口から苦痛に満ちた声が漏れた。
「な、なんということを!?」
「なんてけなげなのですかぁ!
あなたたち、今おとなしく姫を解放したら、ひき肉にするのはかんべんしてあげるのです!」
その台詞と共に、今度は領主の息子の右の壁が消えた。
なぜその鉄球を領主の息子にぶつけなかったのか、その理由についてはやはり誰もわからない。
「この女、自分の立場わかってるのか!?」
領主の息子の口から思わずそんな台詞が漏れるが、まったくもって同感である。
ついでに、この領主の息子も自分の立ち位置は正確に理解していない気がするな。
いや、状況についてゆけず、単に混乱しているだけか。
あの状況をわきまえない言動も、何を言ってよいかわからず定番の台詞をなぞっているだけだというのなら、まぁ理解出来なくもない。
さて、この状況ではもはや俺が動くしかないだろう。
これ以上現場の連中に任せておいたら、事態がどう転ぶかわかったものじゃないし。
だが、何か行動を起こすその前に……身中の敵を最初につぶすしてしまわないとな。
そう思いながら、俺はモニターから視線をはずして隣を見る。
「どうしたトシキ?
俺の顔に何かついているのか?」
そう問いかけてくるアドルフを、俺はだまって見つめる。
まずはこいつだな。
何をするにも、最大の障害になる。
本来は味方のはずなのだが、物事の判断基準が俺の利益に偏りすぎて、かえって俺の邪魔になるのだ。
俺のことを溺愛しているアドルフのことだから、まず俺が前線に出るなど絶対に許可しないだろう。
それどころか、俺がそんなリスクを冒すぐらいなら人質のお姫様ごとこの街を消し去るとすら言い出しかねない。
アドルフにとって、街の人間など地を這い回る蟻と同じだ。
あえて積極的に潰す必要は無いが、理由があれば遠慮なく踏みにじる。
そんな状況を回避するためにも、なんとかして奴を出し抜いて地上の救援に向かいたいのだが……こっそりと抜け出すのは無理だろう。
ならば、力づくでこの浮遊図書館から抜けだす必要があるのだが、力でも勝てないんだよなぁ。
真の名を使えば感嘆なのだが、これは人としてやっちゃいけないことだと思うから却下である。
さて、何か方法は無いものだろうか?
そんなことを考えていると、ふいに部屋を出てゆこうとしているアンバジャックが視界をよぎる。
ふむ、こいつに相談してみるか。
俺はあわてて奴の後を追いかけ、部屋を出た。
「おや、トシキさん。
お手洗いですか?」
あわてて駆け寄ってきた俺を振り返り、妖魔の巨漢は不思議なものを見るかのように首をひねる。
「いや、違う。
向こうはあんな状態になっちゃったし、何か手を打たないとまずいと思うんだが、たぶんアドルフが邪魔しそうでさ。
なんか、あいつを黙らせる方法知らないかなって思って」
すると、ヤツは顎に指を当てて考え込んだ後、唐突にボソッと呟いた。
「ふむ、ないこともないですよ?」
「本当か?」
ダメ元で聞いてみたのだが、まさか答えが返ってくるとは予想外である。
いったいどんな手を思いついたのか。
実行できるものであればよいのだが……。
すると、ヤツはこともなげにこう告げたのである。
「ええ、例のニンニク料理を作れば……」
「うっ!? あ、あれか……」
二度と手を出すまいと思っていたヤツに、こうも短い時間で再び手をつけることになるとは。
だが、今は非常事態である。
少なくとも、真の名を使うよりはマシだ。
時間もあまりないだろうし、手段を選んでいる余裕はない。
「やむをえまい。
協力してくれ、アンバジャック」
「喜んで。 報酬はニンニクの余りでいいですよ?」
そして俺は、この腹黒い妖魔の手を握った。
駆け寄るジスベアードを、姫は拒絶した。
予想外の言葉に思わずその足が止まる。
「なぜですか、姫!」
問いただすジスベアードだが、その答えを待つまでもなく、すぐに理由が判明した。
姫の後ろから誰かがいたからだ。
そしてその何者かは、姫の喉にぎらつく刃物を突きつける。
まるで脚本家が時間に追われて何のひねりも無く配置したかのような、典型的な悪役の登場だな。
「動くな!
この娘を傷つけたくなかったら、おとなしく投降するのだ!!」
そう叫んだのは、垂れ目と赤い髪が目を引く男。
年齢はおそらく三十路ちかいのではないだろうか?
おそらくこいつが領主の息子なんだろうが……たちの悪いロリコンだな。
こういうのがいるから、若い子が好きなおじさんたちのイメージが余計に悪くなるのだろう。
しかも、貴族の癖に服装の趣味が悪い。
金糸と銀糸をふんだんに縫いつけた服は、やけに成金じみていた。
「卑怯ですぅ!」
その残念貴族に罵声を叩きつけるポメリィさん。
状況は明らかに彼女たちにとって不利だった。
しかも、現在進行形で悪化している。
二人を追いかけて、大勢の兵士が近づいているのだ。
それでもポメリィさんがいるかぎり、戦力的な不安はほとんどない。
しかし、我々の目的は"戦闘で負けないこと"ではないのである。
「くっ、後ろからもゾロゾロ出てきやがった!
ポメリィさん、ここはいちど引いたほうが……」
そう提案するジスベアードだが、ポメリィさんは首を横に振る。
「ダメですぅ!
これ以上、あの子につらい思いをさせてはダメなんですぅ!!」
その拒絶に、ジスベアードがギリッと奥歯を噛んだ。
ここに来て、二人の立場が明確に違いを見せたのである。
ジスベアードは姫の安全が優先、そしてポメリィさんは正義が優先なのだ。
この微妙な違いが、お分かりになるだろうか?
「動くなといっている!
姫の顔に傷がついてもいいのか!?」
「うるさいですね、卑怯者!
貴方にその度胸があるんですかぁ!?
毛ほどでも傷つけてみなさい、手足を一本ずつひき肉に変えてやるです!」
「な、なんだとぉ!?」
がなりたてた領主の息子の壁を、誰も反応できない速度でモーニングスターが破壊した。
これ、人質とる意味あるのだろうか?
どうせなら、今領主の息子をひき肉にすれば全てが終わったのでは?
誰しもがそう思った事は確かだろう。
まぁ、ポメリィさんだしな。
「ポメリィさん、あまり刺激しないで!
逆上したらどうするんですか!」
だが、その言葉に答えたのは、人質になっている姫であった。
「かまわずおやりなさい!
この状況に甘んじるぐらいなら、顔の傷の一つや二つどうという事はありません」
うわぁ、この子……見た目によらず男前だ。
不安で押しつぶされそうな顔を無理やりきしませて作られた笑顔は、見る者の心臓を締め付けるかのようである。
あまりにも従者泣かせな光景に、ジスベアードの口から苦痛に満ちた声が漏れた。
「な、なんということを!?」
「なんてけなげなのですかぁ!
あなたたち、今おとなしく姫を解放したら、ひき肉にするのはかんべんしてあげるのです!」
その台詞と共に、今度は領主の息子の右の壁が消えた。
なぜその鉄球を領主の息子にぶつけなかったのか、その理由についてはやはり誰もわからない。
「この女、自分の立場わかってるのか!?」
領主の息子の口から思わずそんな台詞が漏れるが、まったくもって同感である。
ついでに、この領主の息子も自分の立ち位置は正確に理解していない気がするな。
いや、状況についてゆけず、単に混乱しているだけか。
あの状況をわきまえない言動も、何を言ってよいかわからず定番の台詞をなぞっているだけだというのなら、まぁ理解出来なくもない。
さて、この状況ではもはや俺が動くしかないだろう。
これ以上現場の連中に任せておいたら、事態がどう転ぶかわかったものじゃないし。
だが、何か行動を起こすその前に……身中の敵を最初につぶすしてしまわないとな。
そう思いながら、俺はモニターから視線をはずして隣を見る。
「どうしたトシキ?
俺の顔に何かついているのか?」
そう問いかけてくるアドルフを、俺はだまって見つめる。
まずはこいつだな。
何をするにも、最大の障害になる。
本来は味方のはずなのだが、物事の判断基準が俺の利益に偏りすぎて、かえって俺の邪魔になるのだ。
俺のことを溺愛しているアドルフのことだから、まず俺が前線に出るなど絶対に許可しないだろう。
それどころか、俺がそんなリスクを冒すぐらいなら人質のお姫様ごとこの街を消し去るとすら言い出しかねない。
アドルフにとって、街の人間など地を這い回る蟻と同じだ。
あえて積極的に潰す必要は無いが、理由があれば遠慮なく踏みにじる。
そんな状況を回避するためにも、なんとかして奴を出し抜いて地上の救援に向かいたいのだが……こっそりと抜け出すのは無理だろう。
ならば、力づくでこの浮遊図書館から抜けだす必要があるのだが、力でも勝てないんだよなぁ。
真の名を使えば感嘆なのだが、これは人としてやっちゃいけないことだと思うから却下である。
さて、何か方法は無いものだろうか?
そんなことを考えていると、ふいに部屋を出てゆこうとしているアンバジャックが視界をよぎる。
ふむ、こいつに相談してみるか。
俺はあわてて奴の後を追いかけ、部屋を出た。
「おや、トシキさん。
お手洗いですか?」
あわてて駆け寄ってきた俺を振り返り、妖魔の巨漢は不思議なものを見るかのように首をひねる。
「いや、違う。
向こうはあんな状態になっちゃったし、何か手を打たないとまずいと思うんだが、たぶんアドルフが邪魔しそうでさ。
なんか、あいつを黙らせる方法知らないかなって思って」
すると、ヤツは顎に指を当てて考え込んだ後、唐突にボソッと呟いた。
「ふむ、ないこともないですよ?」
「本当か?」
ダメ元で聞いてみたのだが、まさか答えが返ってくるとは予想外である。
いったいどんな手を思いついたのか。
実行できるものであればよいのだが……。
すると、ヤツはこともなげにこう告げたのである。
「ええ、例のニンニク料理を作れば……」
「うっ!? あ、あれか……」
二度と手を出すまいと思っていたヤツに、こうも短い時間で再び手をつけることになるとは。
だが、今は非常事態である。
少なくとも、真の名を使うよりはマシだ。
時間もあまりないだろうし、手段を選んでいる余裕はない。
「やむをえまい。
協力してくれ、アンバジャック」
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そして俺は、この腹黒い妖魔の手を握った。
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