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お披露目のパーティーは盛況のうちに幕を閉じ、この日はお開きになった。
王都内に邸宅のある貴族の人たちはそれぞれの家へ、国外の賓客はお城の中にある客室に泊まるそうだ。
私はレーンに連れられてレーンの部屋と同じフロアへと向かった。今まで使っていた離れはもう引き払い、レーンと同じフロアのお部屋へと引っ越したのだ。これは私がレーンの婚約者になったこと、女神の恵みだと公表することなどで、警備が厳重になるからなんだって。離れよりこちらの方が警備しやすいってことなんだろうな。
なんとなく離れがたくて二人で一緒にクリスの部屋を覗いた。まだ五歳の彼はさすがに夜のパーティーは無理だ。なので今夜は侍女さん達とお留守番。
そしてこの時間になるともう夢の中だ。
ベッドのふかふかおふとんから金色の小さな頭が覗いてる。かわいい。
なでたいけど起こしたらかわいそうだもんね。そっとふとんをかけ直して、レーンと目を合わせてふふっと笑いあった。
音を立てないよう静かに部屋を出たところでレーンが私の手を取った。婚約が決まってからこうやって手を握られたり腰を抱き寄せられたり、そんなシーンは幾度かあったのに、私はまだ慣れない。その度に心臓はドキッと跳ね上がり落ち着かない。袋からばらまいたスーパーボールみたいにあちこちに色とりどり跳ね回る気持ちを持て余してしまう。
「もう少し一緒にいたい。サーナは?」
レーンの唇から甘い言葉が紡がれる。
ずるい、私が断るとはこれっぽっちも思っていない口ぶりだ。断れるわけがないけど。だって、私も一緒にいたい。小さく頷いた。
レーンの顔が嬉しそうにとろけて「じゃあ俺の部屋で。お茶を淹れるよ」なんて言ってる。
廊下の突き当りにあるレーンの部屋へ。そんなに長居する気はないけれど、少しだけ二人っきりの時間が取れるのは純粋に嬉しい。レーン、忙しいからなあ。
――と中に入ったんだけど。
「邪魔をしているぞ」
なんとレーンの部屋に先客がいる。
隣国ケイネスの国王チェスター様だ。
悠々とソファにくつろぎ私とレーンに向かって気安く片手を上げて挨拶してきた。とたんにレーンの方からブリザードみたいな冷気が漂ってきた。
「現在進行形で邪魔なんだが」
「まあそう言うな、すぐに失礼するよ。やあサーナ嬢、先ほどぶりだね。立っているのも何だから座りたまえ」
チェスター様が自分の座っているソファの隣をポンポンと叩いてみせる。ええと、隣に座れという意味でしょうか……?
ていうか、隣のレーンから冷気どころか凍えるような真っ黒な気配が伝わってくるのですが?
「どうやらお客様はお帰りらしい。俺が手ずから送り出して差し上げよう。行き先はあの世でいいか」
「冗談だ冗談、ムキになるなレーン。友人の婚約だ、少しくらいからかうのが常識というものだろう」
「どこの常識だ――まあ、いい。まずはさっきの礼を言わなければならな。ありがとうチェスター」
さっきの礼? 何かあったのかな。
私の疑問を見透かすようにレーンが補足してくれる。
「婚約を発表した時に空気が悪くなりかけただろう。チェスターが真っ先に祝いの言葉を発してくれたおかげで流れが変わったんだ。
ケイネスは世界で唯一ファルージャと比肩する勢力のある大国だ。そこから祝福の言葉が出れば、他の国はその流れに追従するしかない」
ええと、つまりケイネスの王であるチェスターさんがファルージャ寄りの意見を発することで反対勢力の反論を抑え込めた、っていうこと?
でも何についての反対勢力なんだろう?
「まあ要するに、だ。どの国も『女神の恵み』を自国に欲しいってことだ。
ファルージャは『サーナ嬢がこの世界に慣れてからお披露目をする』って言っていた。だがお披露目と同時に婚約するってことは、他国に君を取られないように、お披露目を引き伸ばしている間に君を口説き落としたとも受け取れるだろう」
チェスターさんがさらにつけくわえてくれた。ああ、そういう受け取り方もあるってことか。その話の中心が自分だと思うと戸惑いしかないけれど。
うああ……外交関係って厄介そう。
つい渋い顔をしてしまったのだろう。レーンがそっと私の頬をなでた。
「だからチェスターが真っ先に祝福してくれたことで他国への牽制になったんだーー礼を言う、チェスター」
「いや、こちらとしては借りを返したようなものでな。気にするな」
「借りを――?」
するとチェスター様は今まで見せていた余裕しゃくしゃくな顔をわずかにしかめ、姿勢を正して椅子に座り直す。そしておもむろに頭を下げた。
「こちらからの返答に誤りがあった」
「誤り?」
「ジェラールのことだ。足取りは不明と返答しただろう。俺のところに上がってきた報告に捏造があることがわかってな」
チェスター様の話はこうだった。
チェスター様がこちらへ出立する数日前、ケイネスの大貴族ランス侯爵邸に泥棒が入った。泥棒は騎士団の働きですぐにた捕まったのだが、泥棒が盗み出した品の中にファルージャ王家の紋章が入ったブローチが混ざっていたのでさあ大変。泥棒を尋問したところ、確かに屋敷の中にあったものだが、侯爵の部屋ではなく別の部屋から盗んだものだと思うとのこと。どうやら客人がいたようで、その人物の持ち物を物色した……と。
もちろんその日ファルージャ王族がケイネスにいた記録はない。縁戚に至るまで調べたが何も出てこない。ただひとり行方のわからなくなった元王族・ジェラールを除いては。
すぐさま侯爵を問い詰めると、最初は知らないと否定していたものの、結局は内密にジェラールを匿っていたことをみとめた。匿っていた理由は「ジェラールという旧来の友人の頼みで断れなかった」と言っているが、それも確かかはわからない。
そして肝心のジェラールは今度こそ行方がわからない。泥棒が入った直後に侯爵邸を出て行ったそうだ。
「ランス侯爵は義理人情だけで動く人間じゃない。損得をはっきり勘定に入れる、いや、最優先に考える類の人間だ。ならばリスクを冒して秘密裏にジェラールを匿った理由があるはずだ。ジェラールはケイネスでは咎人ではないから隠しだてする必要がないのにそれをこそこそ匿うのにも理由があるだろう。
そして今現在ジェラールが行方をくらましているのもランス侯爵が手配している可能性がある。ならばそれはどうしてだ?
――一番簡単に考えれば、ジェラールがファルージャに対し叛乱を企て王座を狙っている、それにランス侯爵が手を貸しているというものだろう」
「――!」
「まあこれで今回の不手際を帳消しにできるとは思わないがな」
「そこは検討させてもらう」
言いながら二人は難しい外交の話に没入していく。それを見ながらふと考えた。
もしチェスター様の考えが当たっているなら、ジェラールさんは今どこにいるんだろう。ファルージャでもケイネスでもない他の国に逃げて時期を伺っているんだろうか。それとも既にファルージャに戻っているんだろうか。
――あ。
レーンがこの間のセベートの事件、裏にジェラールさんが絡んでるかもって言ってた。
ということは、以前からジェラールさんがファルージャにこっそり戻ってきていたか、誰か代わりに虫使いと取引をする仲間がいないとと考えないとつじつまが合わない。だとするとランス侯爵っていう太いパイプはとっても有用なわけで――
ううん、はっきりした証拠があるわけじゃない。無理にこじつけて考えたらだめだよね。
悶々としてしまっている私を後目にチェスター様が椅子から立ち上がる。
「――俺がまだ幼い頃、一度だけジェラールに会ったことがある」
その目は少し遠くを見ているように見えた。けれどそれは決していい思い出ではなさそうなことが寄せられた眉根からうかがえる。
「ケイネスの我が城を訪れたとき、なんと美しい青年だろうと思った。人当たりもよく、おだやかな微笑みを絶やさないから城内の女性にもすぐに人気が出た。だが彼を俺は近づきたくないと思った。微笑みの中で唯一目が笑っていないんだ。
そして自分の意に染まないことをする部下には容赦がない場面も目にしてしまった。だから俺はあの人が怖かった」
そうしてチェスター様はレーンを振り返り、まっすぐに視線を送った。
「気をつけろ、レーンハルト。また何かわかったら連絡する」
「ああ。頼む」
「さて、無粋なお邪魔虫はこれで退散するよ。この埋め合わせに結婚の祝いは盛大に贈らせてもらうさ」
そう言って早々にチェスターさんは出ていった。
王都内に邸宅のある貴族の人たちはそれぞれの家へ、国外の賓客はお城の中にある客室に泊まるそうだ。
私はレーンに連れられてレーンの部屋と同じフロアへと向かった。今まで使っていた離れはもう引き払い、レーンと同じフロアのお部屋へと引っ越したのだ。これは私がレーンの婚約者になったこと、女神の恵みだと公表することなどで、警備が厳重になるからなんだって。離れよりこちらの方が警備しやすいってことなんだろうな。
なんとなく離れがたくて二人で一緒にクリスの部屋を覗いた。まだ五歳の彼はさすがに夜のパーティーは無理だ。なので今夜は侍女さん達とお留守番。
そしてこの時間になるともう夢の中だ。
ベッドのふかふかおふとんから金色の小さな頭が覗いてる。かわいい。
なでたいけど起こしたらかわいそうだもんね。そっとふとんをかけ直して、レーンと目を合わせてふふっと笑いあった。
音を立てないよう静かに部屋を出たところでレーンが私の手を取った。婚約が決まってからこうやって手を握られたり腰を抱き寄せられたり、そんなシーンは幾度かあったのに、私はまだ慣れない。その度に心臓はドキッと跳ね上がり落ち着かない。袋からばらまいたスーパーボールみたいにあちこちに色とりどり跳ね回る気持ちを持て余してしまう。
「もう少し一緒にいたい。サーナは?」
レーンの唇から甘い言葉が紡がれる。
ずるい、私が断るとはこれっぽっちも思っていない口ぶりだ。断れるわけがないけど。だって、私も一緒にいたい。小さく頷いた。
レーンの顔が嬉しそうにとろけて「じゃあ俺の部屋で。お茶を淹れるよ」なんて言ってる。
廊下の突き当りにあるレーンの部屋へ。そんなに長居する気はないけれど、少しだけ二人っきりの時間が取れるのは純粋に嬉しい。レーン、忙しいからなあ。
――と中に入ったんだけど。
「邪魔をしているぞ」
なんとレーンの部屋に先客がいる。
隣国ケイネスの国王チェスター様だ。
悠々とソファにくつろぎ私とレーンに向かって気安く片手を上げて挨拶してきた。とたんにレーンの方からブリザードみたいな冷気が漂ってきた。
「現在進行形で邪魔なんだが」
「まあそう言うな、すぐに失礼するよ。やあサーナ嬢、先ほどぶりだね。立っているのも何だから座りたまえ」
チェスター様が自分の座っているソファの隣をポンポンと叩いてみせる。ええと、隣に座れという意味でしょうか……?
ていうか、隣のレーンから冷気どころか凍えるような真っ黒な気配が伝わってくるのですが?
「どうやらお客様はお帰りらしい。俺が手ずから送り出して差し上げよう。行き先はあの世でいいか」
「冗談だ冗談、ムキになるなレーン。友人の婚約だ、少しくらいからかうのが常識というものだろう」
「どこの常識だ――まあ、いい。まずはさっきの礼を言わなければならな。ありがとうチェスター」
さっきの礼? 何かあったのかな。
私の疑問を見透かすようにレーンが補足してくれる。
「婚約を発表した時に空気が悪くなりかけただろう。チェスターが真っ先に祝いの言葉を発してくれたおかげで流れが変わったんだ。
ケイネスは世界で唯一ファルージャと比肩する勢力のある大国だ。そこから祝福の言葉が出れば、他の国はその流れに追従するしかない」
ええと、つまりケイネスの王であるチェスターさんがファルージャ寄りの意見を発することで反対勢力の反論を抑え込めた、っていうこと?
でも何についての反対勢力なんだろう?
「まあ要するに、だ。どの国も『女神の恵み』を自国に欲しいってことだ。
ファルージャは『サーナ嬢がこの世界に慣れてからお披露目をする』って言っていた。だがお披露目と同時に婚約するってことは、他国に君を取られないように、お披露目を引き伸ばしている間に君を口説き落としたとも受け取れるだろう」
チェスターさんがさらにつけくわえてくれた。ああ、そういう受け取り方もあるってことか。その話の中心が自分だと思うと戸惑いしかないけれど。
うああ……外交関係って厄介そう。
つい渋い顔をしてしまったのだろう。レーンがそっと私の頬をなでた。
「だからチェスターが真っ先に祝福してくれたことで他国への牽制になったんだーー礼を言う、チェスター」
「いや、こちらとしては借りを返したようなものでな。気にするな」
「借りを――?」
するとチェスター様は今まで見せていた余裕しゃくしゃくな顔をわずかにしかめ、姿勢を正して椅子に座り直す。そしておもむろに頭を下げた。
「こちらからの返答に誤りがあった」
「誤り?」
「ジェラールのことだ。足取りは不明と返答しただろう。俺のところに上がってきた報告に捏造があることがわかってな」
チェスター様の話はこうだった。
チェスター様がこちらへ出立する数日前、ケイネスの大貴族ランス侯爵邸に泥棒が入った。泥棒は騎士団の働きですぐにた捕まったのだが、泥棒が盗み出した品の中にファルージャ王家の紋章が入ったブローチが混ざっていたのでさあ大変。泥棒を尋問したところ、確かに屋敷の中にあったものだが、侯爵の部屋ではなく別の部屋から盗んだものだと思うとのこと。どうやら客人がいたようで、その人物の持ち物を物色した……と。
もちろんその日ファルージャ王族がケイネスにいた記録はない。縁戚に至るまで調べたが何も出てこない。ただひとり行方のわからなくなった元王族・ジェラールを除いては。
すぐさま侯爵を問い詰めると、最初は知らないと否定していたものの、結局は内密にジェラールを匿っていたことをみとめた。匿っていた理由は「ジェラールという旧来の友人の頼みで断れなかった」と言っているが、それも確かかはわからない。
そして肝心のジェラールは今度こそ行方がわからない。泥棒が入った直後に侯爵邸を出て行ったそうだ。
「ランス侯爵は義理人情だけで動く人間じゃない。損得をはっきり勘定に入れる、いや、最優先に考える類の人間だ。ならばリスクを冒して秘密裏にジェラールを匿った理由があるはずだ。ジェラールはケイネスでは咎人ではないから隠しだてする必要がないのにそれをこそこそ匿うのにも理由があるだろう。
そして今現在ジェラールが行方をくらましているのもランス侯爵が手配している可能性がある。ならばそれはどうしてだ?
――一番簡単に考えれば、ジェラールがファルージャに対し叛乱を企て王座を狙っている、それにランス侯爵が手を貸しているというものだろう」
「――!」
「まあこれで今回の不手際を帳消しにできるとは思わないがな」
「そこは検討させてもらう」
言いながら二人は難しい外交の話に没入していく。それを見ながらふと考えた。
もしチェスター様の考えが当たっているなら、ジェラールさんは今どこにいるんだろう。ファルージャでもケイネスでもない他の国に逃げて時期を伺っているんだろうか。それとも既にファルージャに戻っているんだろうか。
――あ。
レーンがこの間のセベートの事件、裏にジェラールさんが絡んでるかもって言ってた。
ということは、以前からジェラールさんがファルージャにこっそり戻ってきていたか、誰か代わりに虫使いと取引をする仲間がいないとと考えないとつじつまが合わない。だとするとランス侯爵っていう太いパイプはとっても有用なわけで――
ううん、はっきりした証拠があるわけじゃない。無理にこじつけて考えたらだめだよね。
悶々としてしまっている私を後目にチェスター様が椅子から立ち上がる。
「――俺がまだ幼い頃、一度だけジェラールに会ったことがある」
その目は少し遠くを見ているように見えた。けれどそれは決していい思い出ではなさそうなことが寄せられた眉根からうかがえる。
「ケイネスの我が城を訪れたとき、なんと美しい青年だろうと思った。人当たりもよく、おだやかな微笑みを絶やさないから城内の女性にもすぐに人気が出た。だが彼を俺は近づきたくないと思った。微笑みの中で唯一目が笑っていないんだ。
そして自分の意に染まないことをする部下には容赦がない場面も目にしてしまった。だから俺はあの人が怖かった」
そうしてチェスター様はレーンを振り返り、まっすぐに視線を送った。
「気をつけろ、レーンハルト。また何かわかったら連絡する」
「ああ。頼む」
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お読みいただきありがとうございます!
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お楽しみいただけたなら嬉しいです。ここからどうなるか、今までのストーリーを忘れられないうちに頑張って書きます!
お読みいただきありがとうございました。
はじめまして!
いつも楽しく拝見させていただいています。
こちらの作品は、最近流行りの過度な試練やざまぁもの
とは違い、ほのぼの?ほっこり?と安心して読めるので
更新を楽しみにしています。
(勿論、先にあげた内容のものも良い作品はたくさんある
のでしょうが、あまりにざまぁが残酷だとちょっと…)
まだまだ物語はこれからでしょうが、ご無理のない範囲で
頑張ってください。楽しみにしています!
嬉しい感想をありがとうございます!
お話はまだまだ序盤ですが、こんな感じで続いていくつもりです。
そろそろ毎日更新はストックが切れてしまうので難しくなりますが、よろしければお付き合いください。
頑張ります!