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4章:少女転生
Ⅲ
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私はこの世界の事を理解していく上で、漫画と照らし合わせてみたりした。
漫画には、この世界のことが細かくはないけど必要な限りは書いてあった。
そして、分かったことは・・・。
①この世界には魔法が使える国と使えない国がある
②この世界はほとんどの国が貴族制
③この世界の創造者がフローリア様(信仰度は異なる)
④この国:フローリア王国 魔法×
関わっていく国:ヴァイオレット大帝国 魔法○
⑤漫画の登場人物には魔法が使える人が2人いる
今のところはこのくらい。
実際にここに出てくる登場人物たちとはまだ会ったことがないから、詳しいことはまだ全然分からないんだよね。
うーん、悩ましい。
私は漫画と羊皮紙を使ったノートを閉じる。
・・・・・・そういえば、この世界だと綺麗で平らな紙は珍しいらしい。
漫画はもちろん綺麗な紙。
でも、女神様からの贈り物だから珍しがるけど疑いはしない。
このフローリア王国は、国の名前からも伝わるけど本当に女神信仰が強い。
日本にも仏教だっけ?があったけど、そういう神様っていうのは興味はすごくあったし、いたらどんな感じなんだろうって思ったことは何度もあった。
でも私は神様とかいう存在は、正直なところ半信半疑だった。
誰でも信じて信じて信じ抜いて、いざ自分に不都合なことになった時に恨むことは出来る。
でも、なんだかそれは、とても悲しいことなんじゃないかって思って、あんまり信じてなかったんだよね。
それに、信じてたらきっと、私は神様を恨んでただろうし。
コンコンコンッ
その時、扉をノックする音が私の耳に届いた。
「リア~。今日は何して遊ぶ?」
ノックをして入ってきたのは、ミオお兄様だった。
ミオお兄様は、おっとりしていて頭もよく面倒見もいい自慢の家族のひとりだ。
そして、金髪碧眼のリリーお母様似の美形さん。
私は椅子から降りてミオお兄様に抱きつく。
この世界に生まれてからは、よく家族に抱きつくようになった。
地球にいた時は、あんまり出来なかったから。
「ミオお兄様!!今日はかくれんぼしたいです!!!」
今の私のブームはかくれんぼ!
お屋敷の中も探検できるからすっごく楽しい!
「いいよ~。今日はお客さんが来ていて、その息子さんがいるから、その子とクルミも誘ってかくれんぼしようかと思うんだ~。」
抱きついた私の頭を撫でながら笑うミオお兄様。
お客さん。誰だろう?
ミオお兄様と手を繋ぎながら、部屋を出る。
私はその間、誰が来たのか想像してみた。
イルお父様は人脈が広くて色々な国や人々と関わりを持ってる。
商人だったり、公爵様だったり、平民の方だったり、凄かったのは王族の人とかもいたな~。
今日は商人の人とかかなー。
「どんな人が来てるんですかね!」
ワクワクしながら客間への道を進む。
「挨拶したけどいい人達だったよ~。ていぞくなんだって。すごいよね~。」
ニコニコしながら答えてくれたミオお兄様。
・・・・・・ていぞくってなんだろう?低俗?氐族?低い・・・族?背が低めみたいなことかな?
日本も他の国に比べたら低い方って歴史の教科書で見たし。
きっとそんな感じなんだろうなー。
そんなこと考えていると、前から赤茶色の髪をハーフテールにしているイルお父様似の美少女──クルミお姉様がやってきた。
漫画には、この世界のことが細かくはないけど必要な限りは書いてあった。
そして、分かったことは・・・。
①この世界には魔法が使える国と使えない国がある
②この世界はほとんどの国が貴族制
③この世界の創造者がフローリア様(信仰度は異なる)
④この国:フローリア王国 魔法×
関わっていく国:ヴァイオレット大帝国 魔法○
⑤漫画の登場人物には魔法が使える人が2人いる
今のところはこのくらい。
実際にここに出てくる登場人物たちとはまだ会ったことがないから、詳しいことはまだ全然分からないんだよね。
うーん、悩ましい。
私は漫画と羊皮紙を使ったノートを閉じる。
・・・・・・そういえば、この世界だと綺麗で平らな紙は珍しいらしい。
漫画はもちろん綺麗な紙。
でも、女神様からの贈り物だから珍しがるけど疑いはしない。
このフローリア王国は、国の名前からも伝わるけど本当に女神信仰が強い。
日本にも仏教だっけ?があったけど、そういう神様っていうのは興味はすごくあったし、いたらどんな感じなんだろうって思ったことは何度もあった。
でも私は神様とかいう存在は、正直なところ半信半疑だった。
誰でも信じて信じて信じ抜いて、いざ自分に不都合なことになった時に恨むことは出来る。
でも、なんだかそれは、とても悲しいことなんじゃないかって思って、あんまり信じてなかったんだよね。
それに、信じてたらきっと、私は神様を恨んでただろうし。
コンコンコンッ
その時、扉をノックする音が私の耳に届いた。
「リア~。今日は何して遊ぶ?」
ノックをして入ってきたのは、ミオお兄様だった。
ミオお兄様は、おっとりしていて頭もよく面倒見もいい自慢の家族のひとりだ。
そして、金髪碧眼のリリーお母様似の美形さん。
私は椅子から降りてミオお兄様に抱きつく。
この世界に生まれてからは、よく家族に抱きつくようになった。
地球にいた時は、あんまり出来なかったから。
「ミオお兄様!!今日はかくれんぼしたいです!!!」
今の私のブームはかくれんぼ!
お屋敷の中も探検できるからすっごく楽しい!
「いいよ~。今日はお客さんが来ていて、その息子さんがいるから、その子とクルミも誘ってかくれんぼしようかと思うんだ~。」
抱きついた私の頭を撫でながら笑うミオお兄様。
お客さん。誰だろう?
ミオお兄様と手を繋ぎながら、部屋を出る。
私はその間、誰が来たのか想像してみた。
イルお父様は人脈が広くて色々な国や人々と関わりを持ってる。
商人だったり、公爵様だったり、平民の方だったり、凄かったのは王族の人とかもいたな~。
今日は商人の人とかかなー。
「どんな人が来てるんですかね!」
ワクワクしながら客間への道を進む。
「挨拶したけどいい人達だったよ~。ていぞくなんだって。すごいよね~。」
ニコニコしながら答えてくれたミオお兄様。
・・・・・・ていぞくってなんだろう?低俗?氐族?低い・・・族?背が低めみたいなことかな?
日本も他の国に比べたら低い方って歴史の教科書で見たし。
きっとそんな感じなんだろうなー。
そんなこと考えていると、前から赤茶色の髪をハーフテールにしているイルお父様似の美少女──クルミお姉様がやってきた。
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