瞳の代償 〜片目を失ったらイケメンたちと同居生活が始まりました〜

Kei

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第2章 出会い

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俺の髪と瞳は、黒髪黒目の純日本人の両親から生まれたはずなのに色素がかなり薄い。髪の毛は暗いところで見れば焦げ茶だが、太陽に当たれば明るい茶髪だ。父譲りのふわふわとした髪質と相まって柔らかい印象を受ける。
瞳は髪よりも色素が薄く金色に近い茶色、陽の光が差し込む度合いによると黄色の薄茶色が混ざったような不思議なヘーゼル色をしている。

みんなに綺麗だ綺麗だと言われるが、色素が薄い瞳は光をうまく受け止められず、眩しい場所に行くと慣れるまで時間がかかる。それに、肌も白く女のようで、日に焼けようと意気込むもただ赤くヒリヒリするだけである。俺としてはこんな体質めんどくさいだけで、昔から女の子に間違えられるこの容姿はあまり好きではないが、家族から綺麗だと褒められるのはまぁまぁ嬉しい。

「大貴と同じこと言うね。でも、まだ片方あるし大丈夫だよ。心配かけてごめんね。ここに来るまで遠かったでしょ?」と美香の綺麗な髪の毛を撫でながら微笑んだ。

美香は少し頬を染めながら「もう!心配くらいするよ。大切な家族だし。それに東京に来れることなかなかないからちょっと嬉しいし……(天然タラシ、そんな顔で頭撫でたら勘違いする人多いよ、お兄ちゃん)」と言った。それにお礼を言いながら、東京来れたこと嬉しいのかなと考え、オススメの観光スポットをいくつか言ったら苦笑いしてお礼を言われた。あれ?そんな行きたい場所じゃなかったかな、ちょっとへこむ。JKって難しい



大貴と話し込んでいた母さんたちは、お医者さんに詳しい説明を受けるため病室を出て行った。

美香はこのまま残り大貴と俺と3人で最近の話をし始めた。美香は高校生活が楽しいようで始終ニコニコして俺たちに報告してくれた。俺はちょっとドキドキしながら「か、彼氏はできた?」と聞くと、一瞬キョトンとした後、笑いながら「できてないよー!(周りにこんな顔が整ってる人たちがいてできるわけがない)」と答えた。良かった。俺、彼氏です!って紹介されたら生きていけないかもしれない。


そうして、3人でワイワイ過ごしていると美香がトイレにたち2人になった。2人でも、「美香ちゃん大人っぽくなったな」やら「あげないよ!」などと会話していると扉がノックされる音が響いた。


?誰だろ家族だったらズカズカ入ってくるのに、と不思議に思いながら「どうぞー」と声をかけると「失礼します」と男の人の声が聞こえ扉が開いた。


複数の足音が聞こえ、大貴と顔を見合わせていると、カーテンが遠慮がちに開かれる。そこにいた人たちが視界に入ると俺は驚き目を見開いた。












えっ、え!?イケメン'sたちと知らない人が1人。もしかして、いやもしかしなくてもライブで演奏してたバンドの人たちだ。

……いや、くるの早くない!?目が覚めた昨日の今日で来る?早くても明日だと思ってたよ!心の準備できてないんだけど!



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