瞳の代償 〜片目を失ったらイケメンたちと同居生活が始まりました〜

Kei

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第2章 出会い

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高木さんの話に混乱を極め頭を抱えているとダリアの4人が近寄ってくる。え、えっと何を話せばいいんだろ、とキョロキョロと視線を彷徨わせる。今俺、絶対挙動不審だ


「あの、黒崎さん、本当にすみませんでした。怪我を負わせて、しかも完全に片目を失明したって聞いてどうしたらいいか分からなかったんですけど、黒崎さんが謝罪を受け入れてくれて少し安心しました。支援頑張りますので、これからよろしくお願いします」とドラムの銀髪の人がペコっと頭を下げる。すると少し後ろにいた3人も習って下げるので、慌てて「もうあやまらなくていいですから!」と止めに入る。


「怪我のことは、わざとじゃなくて事故だったと俺は思ってます。本当にもうあやまらないでください」こんなに人にあやまられ続けたことのない身としては、とても恐縮してしまう。ましてやこんなキラキラなイケメンさんだと。…眩しいな



よほど俺が縮こまっているのに申し訳なくなったのか、4人はすぐに頭を上げて苦笑いをした。

「わかりました。でも、これからは黒崎さんの片目としてどんなことでもするから何でも言って欲しいです」と銀髪の人が続ける。


「どんなことでも?」

「はい、どんなことでも」

「じゃあ、その黒崎さんっていう呼び方と敬語やめてもらえませんか。なんていうかムズムズするっていうか」と頬をぽりぽりと掻きながら言うと、みんなは少し顔を見合わせ考えてから黒髪の人が「わかった」と言った。


「これから、で生活するんだし、堅苦しい言い方じゃ息がつまるよな。黒崎水樹さんだっけ?どう言うふうに呼べばいいんだ?」と黒髪さんが言う。


「や、黒崎でも、水樹でも、なんでも、いいです、けど……」

ん?なんつった?今この人みんなで生活するって言った?


聞き間違えかと固まっていると黒髪さんが
「俺はじゃあ水樹って呼ぶ。落ち着いついてきたし俺たちの自己紹介するか」とさっさと俺を置いて自己紹介を始める。




まず黒髪さん。
「俺はこのグループのリーダーやってる、朝日道人あさひみちとだ。ボーカルを担当しているが時々ギターを弾くこともある。年は23。よろしくな」と冷たさを感じる切れ長の黒目を少し細めて優しく微笑んだ。な、なんかこんなイケメンにこんなに微笑まれるとドキドキする。



「じゃあ次僕ね!名前は中村悠なかむらゆうで、担当はキーボードだよ!こんなことになっちゃったけど、ライブ楽しかったって言ってくれたときすごい嬉しかった!これからよろしくね!あ、ちなみに年は21歳最年少です!」手を挙げ高らかに自己紹介を初める元気いっぱいのピンクの髪の子。俺の手を両手で握りにっこりと笑い、その口から覗く八重歯がかわいい。はっ、男に可愛いはおかしいだろ。と、ドギマギしながら中村さんの顔と握られている手を交互に見る。

「あの、中村さん。手…」

「中村さん!?やめてよ!僕たちが水樹って呼ぶのに水樹が僕たちをさん付けじゃおかしいでしょ。僕のこと悠って呼んで!」

「悠、さん」

「違う違う、ゆ!う!」

「悠、あの、わかったから手放して」

中村さん、悠の攻めに負け承諾して手を放してもらうように言うが「えー」と悲しそうにいいながら、もっとギュッとされてしまう。
うっ、悲しそうにウルウルと見つめてくるその様は捨てられた子犬並みで、こちらが悪いことをしてしまったみたいだ。


かわいい、と思いなが顔を赤くしていると
「はいはーい、悠ちゃんはそこまでねー。次は俺だよー。」とゆるふわ茶髪さんがゆうと俺の手をベリっと引き剥がした。


「俺の名前は佐々木燐矢ささきりんやって言うの。俺のことも燐とか燐矢でいいからねー。バンドではベース担当してまーす。そして年は内・緒❤︎。ちなみに最年長だよ。これからよろしくねん」パチっと綺麗なウィンクをした燐くんは間延びしたゆるい喋り方をしている。甘めのフェイスとゆるふわな髪の毛に似合っていて不思議と嫌な感じがしない。逆に声も甘めでそんな声で普通に話されたらと考えるとこれはこれで間延びした喋り方のほうがいい。と燐くんの一挙一動にドキドキしながら思った。くそっイケメン強し





「じゃあ最後は私ですね。敬語はやめてほしいとおっしゃっていましたが、なにぶんこれが私の素ですので許してください。名前は堀宮麗ほりみやれいといいます。私も麗と気軽に呼んでくだされば嬉しいです。ドラムを担当していますが、もし、水樹さんが嫌な気持ちになるのでしたらすぐにやめますので言ってくださいね。それと年は道人と一緒の23です」サラサラな綺麗な銀髪を耳にかけながら「よろしくお願いします」と丁寧に挨拶をする麗さん。


「いやいや、嫌な気持ちになんてならないからずっと続けてください!さっきも言ったけど俺みなさんの演奏にすごい感動したんです。こんな事になったけどまた聴きたいと思うくらいには」言ってる途中で恥ずかしくなりながらも最後まで言い切る。

この人たちのライブに行ったのはあの日が初めてだったけど、みんなが演奏することが楽しくてしょうがない!っていう気持ちは痛いほど伝わってきた。ステージ上でお客さんと一体になりながらキラキラと笑い、思いを込めて演奏する姿は、心に響いて感動と勇気をくれた。あの姿がもう見れなくなるなんて絶対嫌だ。


「ありがとうございます。水樹さんにそう言っていただけるとこちらもとても嬉しいです。でも、演奏ならもしかしたら毎日聴けるかもしれませんよ」と、麗さんは綺麗に笑った。









ん?毎日?やっぱりさっきから変なことばかり言うよね、みんな。ずっと不思議に思っていた。どんどんと嫌な予感がしてくるが必死で考えないようにしていたが。


流石にここまでくれば聞かなければいけない。















あのー、もしかして
「俺たち一緒に暮らすんですか?」










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