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高校1年生編
1.高校生になりました。
しおりを挟む「うわぁ…高等部の制服を着こなすウィル様が素敵すぎて辛い…」と言いつつスマホでこちらを連写してくるリンに曖昧に笑っておく。
「その表情、頂きました!ご馳走様です!」やら「はぁ…やべぇ、旦那様が格好良すぎて監禁したいんだけど!」というヤバ~い発言も頂いたところで、俺はリンのスマホを取り上げた。
「ああ!俺の家宝がぁあ!」と叫び「返して!返して!」なんて言ってピョンピョン跳ねて俺の手からスマホを取り返そうとしている…
その可愛いリンの姿を満足するまで堪能した。そして、スマホを返却した。
直後、制服姿のリンを引き寄せて、顔を近づける…リンの横顔に自分の頬をくっつけ、ツーショットの写真を撮った。もちろん、自分のスマホで撮った。凄くキレイに撮れて満足だ。
可愛い顔をしてフリーズするリンにキスした後、学校へ向かうために玄関へ向かう…靴を履いて、玄関からリンに呼びかける。すると、ハッとしたリンは顔を真っ赤にして『バタバタ』とこちらに走り寄ってきた。
「俺もツーショットの写真が欲しい!さっきのヤツは絶対に間抜けな顔だった!お願いだから撮り直ししてよ!」
なんて騒いだので、「撮り直しはしなし、削除もしないが―…ツーショットなら撮っても良い」と言ってリンが満足するまでツーショットを撮った。
若干、疲れて、顔の筋肉が痙攣を起こしそうだったが、リンが喜んでいるので良しとしよう。まぁ、お陰で入学式に遅刻しそうになったんだけど…
ちなみに学校へは元使用人の車で送り迎えしてもらえる事になっている。
その為の車をわざわざ新車で購入したのには驚いたが…折角なので甘えることにした…
★
やはりというべきか…入学式が終わり、クラス分けの表を見てみるが…全くと言って良いほど変わっていなかった…
もちろん、リンは同じクラスであり、俺の隣に席がある。2人で1つの扱いをされている。
俺たちのクラスは『純血の一族』に属している三男から『混血の一族』に属している者たちだけで構成されている。
中学までは『純血の一族』の長男や次男もその中に入っていたが…高校は家を継ぐための大事な時期となるので、除外され、長男や次男は特別なクラスに集められている。
そして、その特別なクラスには高校3年生の春に転校生が来る…という予定だ。
面倒ごとにならなければ良いとは思う。こちらに迷惑がかからなければ放置だ。放置!
リンにもそう言ってある。リンも納得済みだ。
そんな事を考えながら窓の外をボーッと見ていると、リンが俺を呼んだ。そして、その声に現実へと引き戻された。
なんと宿泊研修があるらしい…研修なんて社会人になってからだと思っていたが…こちらの世界では違うらしい…
この研修はクラス対抗っぽくポイント制で行われるらしい…でも、行動するには多すぎるので、何個かの班に別れてクラスに貢献することになっている。俺は学校側の配慮でリンと同じ班、同じ部屋となっている。番同士なら皆、同じ待遇なんだけど…
部屋も2人部屋となっている。大きい問題を起こさなければ減点対象にはならない。節度な触れ合いはオッケーという事だ…妊娠やら次の日に差し支えなく、周りに迷惑をかけなければエッチも許容範囲内らしい…
担任がその説明をリンと俺を見ながらしてくれるものだから…何とも言えない気分になったのだった…
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