狼(♂)ですが…狐(♂)に婿入りしました。

スメラギ

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高校3年生編

5.ケンカを売られたので買おうと思う

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 あの翌日に登校すれば、なぜか俺と主人公君とのやり取りが広がっていた。発生源は十中八九あの2人だろう。

 しかも、似ていない俺の真似をしながら当時の台詞をそのままリンに伝えたのだ。
 俯いて『ぷるぷる』震えているリンの様子が気になった俺は屈んで様子を伺おうとしたんだ。それが間違いだった…
 リンの頭が俺の顎を直撃し、痛みに悶える暇もなくリンの鼻血を被るはめとなった…

 アレは凄く痛かったな…人生初の涙目を経験した。

 まぁ、いろいろとあったが漸く落ち着いてきたと思った矢先に事件が起きる。

 鋼の心とはまさにこの事か…と思ったほどである…
 
 手始めに隠しキャラである他の2人を懐柔しようとして失敗したようだ。
 それが失敗した後、何を思ったのかマジキチだと思うが…リンを苛めの主犯とでっち上げて、攻略対象たちに泣きながら擦り寄り危害を加えようとしてきたので…今度はマジでブチ切れた。

 手始めにリンへの警護をさらに屈強なものへと変えた。行き帰りはもちろんの事、主人公君アレにしかるべき裁きを下す為に全ての証拠という証拠を集めた。
 
 その際、皆が協力的で助かった。『純血の一族』であったとしても、何の後ろ楯もない一個人なんて怖くもない。
 満場一致でその意見なんだけど…知らないんだろうな。本人たちは…

 そして、ある事ない事で泣き言を言い…如何に自分が苛められているのかを間接的に俺へ訴えかけてくる。
 まさに悲劇のヒロイン気取りである…どうしてもリンを悪者へ仕立てあげたい彼は自前の証拠品まで出してくる始末だ…

 まぁ、信じる者なんて生徒会に所属している攻略対象たちだけだ。
 虚偽の妄言を信じている姿を見てさらに一族からの信頼を失ってしまっているので、さらに重い罰が下される恐れも出てきた。
 これは『純血の狼族』に属する…俺の元実家の養子候補君から聞いた話なので、信憑性は高い。
 ちなみにこの養子候補君は元親父の弟の子どもだ。かなり近い血縁関係者というヤツだな。

 それはさておき、何故か今回、俺の元実家も協力的なんだ…何で?ってヤツである…

 恐らく、今後の事を考えてここらで恩を売っておいて元実家の立て直しに協力させようという事なんだろう。魂胆が見え見えで何とも言えない。

 まぁ、養子候補君の事は嫌いじゃないので候補君に頼まれれば協力は惜しまないつもりだったので、敢えて何も言わずに協力をしてもらっている。

 これならば落とされた攻略対象たちが除名される日も近いだろう。まぁ、除名されるだけでは済まされなさそうだが…
 少なくとも元兄は去勢された後に除名されるらしい…

 

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