アルファな彼とオメガな僕。

スメラギ

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Main Story〜アルファな彼とオメガな僕。〜

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 体勢を変えられ四つん這いになっていた。僕は崇陽に項を執拗に愛撫されながら指でナカを弄られずっと喘いでいた。

 「ン…ふっ…もう、いれてぇ…」という情けない声を上げている僕の後ろの入り口には崇陽の指が未だに入っており、ナカで蠢いていて、ひたすら解されている。
 今の僕には指が何本挿入されているのかは分からなかった。もう何回達したのかも分からない…

 「ぁあっ…おねがぃ…」

 そう言って崇陽を仰ぎ見ると、一度、指を引き抜くとクルリと身体を反転させてきた。そして、僕に顔を近づけてくると深いキスをしてくる。

ーあぁ、やっと挿れてもらえる…

 と思っていた僕は喘ぎ声ごと崇陽に奪われると、崇陽は僕の思いとは裏腹に再び指を3本揃えて挿れてきた。
 3本が揃って入ってくると、少し苦しい…その声が崇陽の口の中でくぐもって聞こえた。
 それを感じたのか崇陽は少し目を細めると口を離し、また僕の身体を折り曲げた。
 そして、入り口へ舌を挿し入れ唾液を潤滑剤の代わりにして、舌と指で攻めたててくる。

 「っ…ぁああー!!」

 再び強いうねりを感じ、仰け反り達した。僕の身体の力は抜けきっていた。だらしなく開いた口からは唾液が滴り落ちていた。
 涙と唾液で顔はもうぐちゃぐちゃになっていたが、今の僕にはそれを気にする余裕なんてなかった…



 イキ過ぎて意識が飛びそうになっていた頃、崇陽が熱いモノを入り口へとあてがって来た。
 数ミリ入って来た先端に最奥がうねり身体が歓喜で震えた。涙でぼやけている視界で一生懸命、両手を崇陽へ伸ばすと頭を撫でられ、抱きしめてくれた。

 その安心感に僕も崇陽の首へ腕を回し抱きつくと、崇陽が動き僕を抱き起こしてきた。

 「ンんんっ…ぁあっ!!」

 崇陽も座り僕も向かいあった状態で腰を挟むようにして崇陽の上に座っている体勢になった。
 深々と挿さる崇陽のソレに我慢できずに崇陽の腰に両足を絡めるようにして達してしまった。
 
 息を詰まらせた崇陽はナカの締め付けに耐えられなかったのか…僕のナカが崇陽の熱いモノで満たされていくのを感じていた。

 たが、崇陽のモノが萎える事はなく、硬さも熱さも保ったままだった。

 「すまん。もう少し付き合ってくれ」

 そう言って、僕の呼吸が少し落ち着いてきたのを見計らい再び腰を動かしナカを穿ってくる。

 僕の口から出るのはただ与えられる刺激に対して喘ぐだけの嬌声じみた声だけだった…

 結合部から聞こえる粘着性のある水音と僕の声、それから肌と肌がぶつかり合う音が寝室を満たしていた。
 時折、聞こえる崇陽の感じた声に僕のナカは喜んだように崇陽のモノを締め付けて離そうとはしなかった…

 行為は朝方まで続いたらしい…らしいというのは、途中で意識を失ってしまい行為が終わった記憶が無くて目覚めた時に崇陽から聞いた。

 そして、何だか崇陽は凄く落ち込んでいた。皆からは普段通りに見えてるんだろうけれど、僕には何故かそう見えた。

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