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Main Story〜アルファな彼とオメガな僕。〜
50*
崇陽の手の中で自分のモノが擦れて先端から流れ出たソレが潤滑液の役割をしてやらしい音を響かせている。
僕の腰はその動きに合わせて無意識に動いていた。崇陽はソレで手を濡らすと後ろの孔へと塗り込むようにマッサージを繰り返す。
その微かな刺激に物足りなさを感じながらも、僕の身体の負担を少しでも減らそうとしている崇陽なりの思いやりだと分かっているのでその刺激を甘受する。
しかし、腰の動きは止めることができなかった…
「ン、んんっ…ぁ…」
崇陽が僕の項に近い場所へ吸い付いた途端、背中を甘い痺れが襲った。ヒクンと動いた瞬間に先端からピュッとナニかが出て僕のお腹を濡らした。
「発情期ではないのに、凄く濡れ始めたな…コレが『運命』の番の効果か…」なんて嬉しそうに言う崇陽の声に反応して、少しだけ入っていたその指先をキュッとナカが締め付ける。
「ふぅ…んんっ…」
崇陽はナカから滲み出てきた愛液で指を濡らすと、人差し指だけをググっとナカへ挿入した。
「あっ、たかあきっ…」
「そんな可愛く俺の名前を呼ばれると理性が保たなくなりそうだ」
「んんっ…ン!!」
若干、掠れたその色っぽい声にお腹の奥…オメガの子宮が甘く疼いた。そして、僕の腰は崇陽の指をもっと奥へ導こうと押し付けるように動いた。
その拍子にナカにあるシコリ…僕のイイトコロを掠めると、身体が大きく反応した。
「今日の蒼は積極的だな…求められていると思うと凄く自分自身が満たされていくな。」
「ひっ、ぁあっ!!」
崇陽が何かを言っていると内容を理解する前に強すぎる快楽が己を襲う。
あっという間もなく果てた僕は息が上がりながらも、ぼやける視界で崇陽を見つめる事しかできなかった。
☆
何回目かの絶頂の後、崇陽が自身のモノを僕の後ろの入口へと宛てがう。その瞬間、身体が歓喜して震えた。
熱くて硬いソレがナカを一杯にしていく。その強い刺激に持っていかれそうになりながらも、必死に崇陽へしがみつき耐えた。
「ぁ…ン…んっ…あっ!」
「っ…キツいな…」
先端が入ったにもかかわらず抜こうとする崇陽を咎めるように両足を使って崇陽の腰を拘束した。
少し驚いたのかピクリと崇陽の身体が反応し、その時ナカに埋まっていた崇陽のソレもまた動いた事により僕のナカを甘く刺激してきた。
「ぬいちゃっ、…やだぁ…ン!!」
「くっ…ぁ…ヤバっ…」
崇陽のソレをさらに奥へ挿れようと動いた瞬間にナカで崇陽のモノから熱いのが放たれたのだけは理解できた。
「マジか…今のでイクつもりなかったのに」と少し唖然として呟いている崇陽が可愛くて少し笑ったのがダメだったのか…
ちょっとムッとしたような表情を浮かべた後、ニヤリと効果音が付きそうなくらい凶悪な笑みを浮かべた。
その表情を見た瞬間に背中がゾクリとしたのは何だったのか…
僕が何かを言う前に崇陽が口を開いてこう言ってきた。
「笑えるという事は余裕があるんだな?ならばー…もう、遠慮は要らないな…」
*
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