アルファな彼とオメガな僕。

スメラギ

文字の大きさ
53 / 91
Main Story〜アルファな彼とオメガな僕。〜

51*

 

 あの言葉通り、本当に遠慮がなくなった崇陽は激しくも的確に僕のイイトコロを攻め、散々鳴かしてきた。

 「こわれぅ…ぁあっ!!」
 「大丈夫だ。壊れないようにしているから安心して感じてろ」

 何が安心なのか理解できないが…辛いくらい感じすぎている僕には何の安心もなかったのだが、思いとは裏腹に身体はかつてない程の喜びを感じていたのも隠しようのない事実だった…

 「ひゃあっ…ンっ…いくっ…」
 「俺もココへ出すぞ」

 僕の切羽詰った言葉にそう言って崇陽の出したモノで膨れている辺りを優しく撫でられた。
 その刺激が引き金になったのかは分からないが、何度目かの白濁を小ぶりのモノが吐き出したが…
 それはもう透明に近い色であり、微量しか出ていなかった。

 しかし、崇陽のソレは全く萎えず硬いままだし、吐き出す量も減らない…
 ある意味恐ろしいほどの性欲だと思ってしまったのも仕方のない事だと思う。

 「んぁ…ふっ…ン…」

 先ほどとは打って変わってゆっくりとした動きでナカを突き上げてくる。
 物足りなさを感じて、激しく愛してほしくて崇陽の肩に噛み付いてみても動きは変わらず諦めるしかなかった。
 激しく動いてくれたなら恐らく次くらいに意識を失うだろう。しかし、そうではなくゆっくりとしか動かない。
 気を失う事は許されない…そういう事なんだと思う。

 「蒼、不満か?」

 少し笑って僕の頭を掻き上げるように撫でると、露わになった額にキスを落としてくる。

 「んぁ…んん…」

 コクコク頷くと、さらに笑みを深くして今度は繋いでいた手を絡めるように握り僕の手首に噛み付くようなキスをしてきた。
 手首へのキスで思いの外ナカが締まったのか、崇陽の表情が微かに歪む。
 その色っぽい表情がさらに僕を煽ってきて、ナカが崇陽のモノを欲しがるように蠢き始めたのが分かった。

 「っ…少し、休憩をさせてやりたかったんだがー…すまん」

 と言った直後、手を離して僕を抱きしめた崇陽の動きが容赦ないものへと変わった。

 ベッドが軋む音が行為の激しさを物語っていた…
 崇陽の興奮したような息遣いと僕の口から漏れ出る喘ぐ声が室内を満たし、お互いの汗ばんだ身体から漂ってくるのはセックス特有の臭いとお互いが唯一であるという事を証明する甘いフェロモンの香りだけだった。

 
感想 6

あなたにおすすめの小説

運命のつがいと初恋

鈴本ちか
BL
三田村陽向は幼稚園で働いていたのだが、Ωであることで園に負担をかけてしまい退職を決意する。今後を考えているとき、中学の同級生と再会して……

ただ愛されたいと願う

藤雪たすく
BL
自分の居場所を求めながら、劣等感に苛まれているオメガの清末 海里。 やっと側にいたいと思える人を見つけたけれど、その人は……

平凡αは一途なΩに愛される

マイユニ
BL
子供の頃一度だけ会った男の子の事が忘れられず、その子に似た雰囲気の子と付き合っては別れるを繰り返してきた響介。 ある日全国にホテルを展開している会社の御曹司とお見合いをすることに。 どことなく初恋の人に面影が似ていて気になったが、相手は終始俯いていて乗り気に見えない。これは無理だなと思っていたのに何故か縁談はまとまり、結婚することに。 甘い結婚生活を期待していた響介に待っていたのは、甘いとは程遠い日常。相手の男は自室に引き籠もったまま出てこない。家事は完璧だが彼が行っているのか、人を雇っているのか定かではない。 この結婚生活に意味があるのか分からなくなり、離婚届を用意するまでに。 そんな時長年付き合ってきた人と結婚した大学時代からの友人の幸せそうな姿を目の当たりにする。彼と話をしようと決意して、帰宅すると彼は発情を起こしていた。 オメガバース設定です。 薬の開発が進んでいて発情を抑制できている世界です。 *マークは背後注意シーンがあります。 後半はずっといちゃついております。*マークずっとついています。 『初めてを君と』に出てきた理仁の友人で、二人も出てきます。 前作を読んでなくても大丈夫ですが、合わせて読んで頂けると嬉しいです。

【完結】恋人になりたかった

ivy
BL
初めてのキスは、 すべてが始まった合図だと思っていた。 優しい大地と過ごす時間は、 律にとって特別で、 手放したくないものになっていく。 けれど……

「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜

鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。 そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。 あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。 そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。 「お前がずっと、好きだ」 甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。 ※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています

僕の事を嫌いな騎士の一途すぎる最愛は…

BL
記憶喪失の中目覚めると、知らない騎士の家で寝ていた。だけど騎士は受けを酷く嫌っているらしい。 騎士×???

奇跡に祝福を

善奈美
BL
 家族に爪弾きにされていた僕。高等部三学年に進級してすぐ、四神の一つ、西條家の後継者である彼が記憶喪失になった。運命であると僕は知っていたけど、ずっと避けていた。でも、記憶がなくなったことで僕は彼と過ごすことになった。でも、記憶が戻ったら終わり、そんな関係だった。 ※不定期更新になります。

目撃者、モブ

みけねこ
BL
平凡で生きてきた一般人主人公、ところがある日学園の催し物で事件が起き……⁈