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僕の可愛いアルファ君。
15*
しおりを挟む仕事もこなしつつ、発情期の準備も進めて、発情期の予兆がみられたので、和人さんに連絡を入れた。
和人さんは「分かった。割り振れるものは割り振っておくから、急ぎの物を早急に片しておいてくれ」そう言ってきたので、この数日間はソレらを全て片していた。
予定よりも早く業務が終わり、急ぎの物が入ってこない限りはゆっくりできる状態となった…。
今度、こちらから連絡を入れるのは発情期が終わってからになる。どうしてもー…という時は向こうから連絡が入るようになっている。
全ての準備を整えて後は発情期を待つだけとなっていた。
こころなしか、千歳はソワソワと落ち着きがない。
小動物みたいで可愛い…
ベッドに腰掛けたまま名前を呼ぶと、「どうした?」と首を傾げつつこちらに近寄ってくる。
僕は千歳を膝に乗せると、首筋に顔を埋めた。この日の為に発狂を抑える特効薬を服用せずに居る。
僕の項にある古い噛み跡の上から、新しく千歳のモノであるという所有印が付けられる。
もう直ぐ僕は千歳のモノになる。あぁ、早く…早く…千歳のモノになりたい。千歳を僕のモノにしたい…。
「雅輝?体調でも悪いのか?」
「いや、そうではないんだけどね…。」
という僕の言葉に不安を隠しきれずに居る千歳に愛おしさが募っていた…。
この分だと恐らく千歳とエッチしてる最中に発情するな…。と頭のどこかで冷静な自分が語りかけてきている。
僕はニッコリと笑い返すと、遠慮なく千歳の唇を奪った。途端に鼻から抜けるような甘い声…。やっぱり千歳にはそういう素質があると再度、確信してしまう…。
まぁ、千歳だけは他の誰にも奪わせたりはしないー…
もし、奪おうとしたならばー…生きている事を後悔するくらいの、それ相応の報復をするつもりでいる。
「雅輝?」
「何でもないよ。」
キスの合間に僕の顔色をうかがうように覗き込んで来た千歳の唇を再度、奪い…今度は服も脱がし始める。
千歳の瞳はこの先にある快楽の期待で欲情し潤んで揺れていた。
☆
散々、後ろを弄り倒され、突かれて抉られ貪られて、鳴いて鳴いて鳴きまくった千歳は悶々とした顔をして今度は僕の股の間に顔を埋め、美味しそうに僕のモノを咥えて口淫している。
「んぅ…ふんんん…」
ジュルジュルと音を立てて吸ったり舐めたりを繰り返し、手を使って刺激を与えてくる。
当初より上手くなったテクニックは僕が千歳に教え込んだ。千歳は素直に教え込んだ事を実行してくる。
「んっ…気持ちいいよ。上手になったね」
そう言って頭を撫でると僕の体液でグチョグチョに濡れてしまっている口元を上げて嬉しそうにする。
「っ…ねぇ…、千歳?」
「んっく…な、なに?」
僕の精液を飲み下し、潤んだままの瞳で見上げてくる姿は絶景と言えるだろう…。
そんな千歳に甘く囁くようにこう告げた。
「もう直ぐ発情しそうだからー…後ろも解してくれる?ヤり方は分かるよね?」
そう言った直後、千歳はさらに興奮してしまったのか…それとも僕のモノを舐めて興奮したのかは分からないがー…前を勃たせて息を荒くして頷いた。
*
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