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教室に入る前から騒動です②
僕の渾身の力で足にしがみついてもびくともしない。
このままじゃ本当に綾人の足が....綾人はプロになれるくらい努力してきてるのに...こんなのだやだよ...っ
「先輩!本当に辞めて!」
僕は歯痒くて涙が出てくる。
なんでこんなことに....
浮かれちゃって....僕がうまく説明できてないから誤解が生まれてるんだよね...
綾人は僕が先輩に絡まれてると思ってくれただけなんだ。
そして不良だけど実は優しい先輩をこんなに怒らせちゃって...
蓮先輩は...ん?
なんでこんなに怒ってるんだっけ。
僕と話してる最中に遮られた上に、僕をいじめてるか何かだと勘違いされたから...だよね。いつも悪人扱いは先輩も傷つくよ。。。
そもそも僕との関係がちゃんと認知されてないからこんなことになったんだ....!
僕がうまく説明できてないから.....!
えーーい!
こういうのはタイミングとインパクトだよね!泣いてる場合じゃない!
みんなにお知らせしよう!!
僕はしがみつく姿勢から立ち上がって、冷徹な眼差しで暴力を振るっている蓮先輩めがけて勢いよく飛びかかり、首にしがみついた。
門の時もそうだけど、僕の体重くらいじゃ微動だにしない先輩素敵♡なんて思ってきゅんってしそうだけど今はそれどころじゃない!
ふと先輩が冷たい眼差しのまま僕にその瞳を向け冷たく言い放つ。
『こいつのためにそんなに必死になるんだ?』
先輩への説明は今は後回しだ!
僕は先輩の頬を両手で挟み込み、僕の方にぐいっと向けて、
「ちゅっ♡」
キスをした。
先輩は少し固まった気がするけど、さっきより先輩の瞳に色が灯った気がする。
と同時に、大勢集まっていた周囲のざわめきも一瞬にして静まった気がする。
よし!宣誓するいいタイミングだ!
「ごほん!えっと!みなさん!
僕は、御堂蓮先輩の彼氏です!
先輩はとても優しい自慢の恋人なんです!今までのイメージは悪いのかもですが、根は優しいし先入観はこれから辞めてくださいねっ 恋人の僕が許さないですからねっ」
先輩の方を向くと、驚きと戸惑いとという顔をしてる。
今だ!と先輩の足を綾人から退けて、
「ほら、もう誤解解けましたね!綾人も!僕いじめられてるんじゃないんだよ?」
と綾人の様子を見ると、顎外れるんじゃ?ってくらいのポカン顔をしてる。
ん??
あちゃー!僕勝手に宣言を...っ それに少し大胆すぎたかも///先輩恥ずかしかったかな///
「うひゃーー!!先輩っ どうしよお!言っちゃった!」
『くくっ さすが俺の夏樹』
あっ いつもの先輩だ...っ♡
王子にはキスの目覚めが定番だよね♡えへへ///
『そして俺の彼氏ねぇ~かわいー』
引き寄せられてギュッとされる。
んー先輩の良い匂い落ち着く~♡
大勢のギャラリーがいることを頭の隅におき、今を堪能したいと顔をぐりぐりする夏樹。
こんな可愛い顔他のやつにこれ以上見せるとかあり得ないとギュッとし続ける蓮。
信じられない情報過多で、思考停止のギャラリーたち。
そんな中、立ち上がり怒りのオーラを纏った綾人....
「夏樹、どういうことだ?恋人?そんなの信じない。脅されてるか何かだろ?」
『あー、お前いたね。夏樹が可愛いから見逃してやろうと思ったのにー』
はっ!また温度少し下がってきてる!
僕はモゾモゾ先輩の腕の中で動き、離れようとしたけど離してくれない様子だから、回転して先輩に後ろからギュッてされる形で綾人に向き合った。
「えっとね!脅されたりとかしてないんだよっ 普通に?恋愛して、普通に?付き合うことになって、普通に?ずっと一緒にいることになった感じ。」
「おかしいだろ!俺が遠征に行く前は普通だっただろ。そこから2週間そこらでなんでこんなことになってんだよ....なんでよりによってこの人なんだよ......
ちゃんと説明してもらいたいんで夏樹と2人にしてもらえますか?」
親友の綾人にこれまでちゃんと説明してこなかった俺が悪い。ここはちゃんと話をしようと思ったら、蓮先輩が僕を背の後ろに回した。
『お前全然わかってないねー。
あり得ないけどもし夏樹がお前を選んだら...
お前だけじゃなくて夏樹も殺すかもね。
なぁわかる?恋愛ごっこしてるんじゃないんだけど。』
後半は綾人の耳元で話しててよく聞こえなかったが、まだ一発触発な雰囲気なのは感じ取れる。
ここはいったん先輩を冷静にさせないといけない気がする。
コミュ障の先輩に対して、公衆の面前でキスをぶっ放してしまったわけだし、混乱してるはずだよ....
綾人の説明はまた後ほどするとして、宣言通り僕の恋人をまず守らないとね!
僕は先輩のシャツの裾をぐいっと握って
「ねぇ先輩....2人だけになれるところでゆっくりしたいな?」
というと
先輩は僕の方を見て、ふっと笑みをこぼした。
『イエス、俺のお姫様』
すると蓮先輩はせっかく教室前までたどり着いた僕をお姫様抱っこして、教室から離れていくのだった...イメージしてた憧れ青春の1ページ作りとはだいぶ違うんだけど....
「なんだよ....横から搔っ攫われるなんて....納得いくわけなんてない....」
綾人は握りしめた拳から血を滲ませながら憎々しく声を絞りしたのだった。
---------------------------------------------
皆さま....こんな亀更新でもお気に入り登録を解除せず待っていてくださり本当にありがとうございます......(´;ω;`)エール、いいねもとてもとても嬉しいです!
夏樹の天然行動で、蓮の本格ヤンデレがあまり出てきていない説が( °ω° )
このままじゃ本当に綾人の足が....綾人はプロになれるくらい努力してきてるのに...こんなのだやだよ...っ
「先輩!本当に辞めて!」
僕は歯痒くて涙が出てくる。
なんでこんなことに....
浮かれちゃって....僕がうまく説明できてないから誤解が生まれてるんだよね...
綾人は僕が先輩に絡まれてると思ってくれただけなんだ。
そして不良だけど実は優しい先輩をこんなに怒らせちゃって...
蓮先輩は...ん?
なんでこんなに怒ってるんだっけ。
僕と話してる最中に遮られた上に、僕をいじめてるか何かだと勘違いされたから...だよね。いつも悪人扱いは先輩も傷つくよ。。。
そもそも僕との関係がちゃんと認知されてないからこんなことになったんだ....!
僕がうまく説明できてないから.....!
えーーい!
こういうのはタイミングとインパクトだよね!泣いてる場合じゃない!
みんなにお知らせしよう!!
僕はしがみつく姿勢から立ち上がって、冷徹な眼差しで暴力を振るっている蓮先輩めがけて勢いよく飛びかかり、首にしがみついた。
門の時もそうだけど、僕の体重くらいじゃ微動だにしない先輩素敵♡なんて思ってきゅんってしそうだけど今はそれどころじゃない!
ふと先輩が冷たい眼差しのまま僕にその瞳を向け冷たく言い放つ。
『こいつのためにそんなに必死になるんだ?』
先輩への説明は今は後回しだ!
僕は先輩の頬を両手で挟み込み、僕の方にぐいっと向けて、
「ちゅっ♡」
キスをした。
先輩は少し固まった気がするけど、さっきより先輩の瞳に色が灯った気がする。
と同時に、大勢集まっていた周囲のざわめきも一瞬にして静まった気がする。
よし!宣誓するいいタイミングだ!
「ごほん!えっと!みなさん!
僕は、御堂蓮先輩の彼氏です!
先輩はとても優しい自慢の恋人なんです!今までのイメージは悪いのかもですが、根は優しいし先入観はこれから辞めてくださいねっ 恋人の僕が許さないですからねっ」
先輩の方を向くと、驚きと戸惑いとという顔をしてる。
今だ!と先輩の足を綾人から退けて、
「ほら、もう誤解解けましたね!綾人も!僕いじめられてるんじゃないんだよ?」
と綾人の様子を見ると、顎外れるんじゃ?ってくらいのポカン顔をしてる。
ん??
あちゃー!僕勝手に宣言を...っ それに少し大胆すぎたかも///先輩恥ずかしかったかな///
「うひゃーー!!先輩っ どうしよお!言っちゃった!」
『くくっ さすが俺の夏樹』
あっ いつもの先輩だ...っ♡
王子にはキスの目覚めが定番だよね♡えへへ///
『そして俺の彼氏ねぇ~かわいー』
引き寄せられてギュッとされる。
んー先輩の良い匂い落ち着く~♡
大勢のギャラリーがいることを頭の隅におき、今を堪能したいと顔をぐりぐりする夏樹。
こんな可愛い顔他のやつにこれ以上見せるとかあり得ないとギュッとし続ける蓮。
信じられない情報過多で、思考停止のギャラリーたち。
そんな中、立ち上がり怒りのオーラを纏った綾人....
「夏樹、どういうことだ?恋人?そんなの信じない。脅されてるか何かだろ?」
『あー、お前いたね。夏樹が可愛いから見逃してやろうと思ったのにー』
はっ!また温度少し下がってきてる!
僕はモゾモゾ先輩の腕の中で動き、離れようとしたけど離してくれない様子だから、回転して先輩に後ろからギュッてされる形で綾人に向き合った。
「えっとね!脅されたりとかしてないんだよっ 普通に?恋愛して、普通に?付き合うことになって、普通に?ずっと一緒にいることになった感じ。」
「おかしいだろ!俺が遠征に行く前は普通だっただろ。そこから2週間そこらでなんでこんなことになってんだよ....なんでよりによってこの人なんだよ......
ちゃんと説明してもらいたいんで夏樹と2人にしてもらえますか?」
親友の綾人にこれまでちゃんと説明してこなかった俺が悪い。ここはちゃんと話をしようと思ったら、蓮先輩が僕を背の後ろに回した。
『お前全然わかってないねー。
あり得ないけどもし夏樹がお前を選んだら...
お前だけじゃなくて夏樹も殺すかもね。
なぁわかる?恋愛ごっこしてるんじゃないんだけど。』
後半は綾人の耳元で話しててよく聞こえなかったが、まだ一発触発な雰囲気なのは感じ取れる。
ここはいったん先輩を冷静にさせないといけない気がする。
コミュ障の先輩に対して、公衆の面前でキスをぶっ放してしまったわけだし、混乱してるはずだよ....
綾人の説明はまた後ほどするとして、宣言通り僕の恋人をまず守らないとね!
僕は先輩のシャツの裾をぐいっと握って
「ねぇ先輩....2人だけになれるところでゆっくりしたいな?」
というと
先輩は僕の方を見て、ふっと笑みをこぼした。
『イエス、俺のお姫様』
すると蓮先輩はせっかく教室前までたどり着いた僕をお姫様抱っこして、教室から離れていくのだった...イメージしてた憧れ青春の1ページ作りとはだいぶ違うんだけど....
「なんだよ....横から搔っ攫われるなんて....納得いくわけなんてない....」
綾人は握りしめた拳から血を滲ませながら憎々しく声を絞りしたのだった。
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