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第十一話 神の光
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アストラは銃を構えるがルカはラルクの襟元を掴むと盾にすると銃を撃つ。
「ファイア、ファイア、ファイア」
二発ほど撃つと弾切れを起こすとルカはラルクの身体を漁る。
「これを入れればいいんですかね?」
シリンダーを外すと弾をこめていく、しかしラルクを常に盾にし、アストラは撃てずにいた。
「これでいいかな?」
ルカが視線を一瞬落とした瞬間にアストラは走り出すとルカは銃をアストラに向ける。
「とまれ」
アストラは止まる気配がなく、ルカが発砲をしたその時、銃が爆発を起こし、ルカの指が吹き飛ぶ。
「あっつ!」
痛みでルカが眼を瞑った瞬間にラルクは目を開けるとルカの顔を蹴り飛ばす。
「お返しッス!」
ルカは後ろに飛ぶが受け身を取り、すぐに立ちあがろうとするとアストラが殴りかかるがルカは冷静に拳を捌くとアストラの腕を掴み、地面に叩きつける。
アストラはすぐにナイフを取り出し、馬乗りになったルカの首を狙うがのけぞるように避けられる、しかし力が抜けた次の瞬間にルカを突き飛ばすと銃を構える、ルカは拳をアストラに向けた時、ラルクが走る。
「なんかやばいッス!」
ラルクはアストラの腕を掴み後ろに投げるが遠心力でラルクが前に出る、そしてルカは手を開くと白い光がラルクのを覆う。
受け身を取れず仰向けになったアストラは光にあたらず、ラルクの元に急いで向かう。
「おい、大丈夫か...?」
「...熱い......オ゛エ゛エ゛エ゛」
ラルクは笑顔で健康だと見せようとした時だった、嘔吐と共に辺りに臭いが充満する。
「ラルク!」
「行って...ください...!」
アストラはルカの方へ走り出し、瓶を投げつけるがルカは後ろに飛び、瓶が割れると液体が流れ出す。
アストラはすぐに魔力結石を液体に向かって投げると詠唱する。
「ファイア!」
発火した瞬間にたちまち炎は勢いよく上がり出し、壁のようになる、アストラはラルクを俵担ぎにするとそのまま走り出し逃走した。
「どうだった? 二人とも」
「いやあ、ダメっすね、すみません」
ユリアの言葉にラルクはニコニコと答える
「ラルクはよくわからない攻撃を喰らいました、見た限りは問題なさそうですが、しばらく戦線離脱して貰おうかと思います」
「え!?」
さっきゲロ吐いて吐き喚いてただろ、よくわからん攻撃を受けたらとりあえず様子見しとないと」
ラルクはアストラの肩を掴むと涙目になりながらいう。
「自分は元気ッス! 戦えるッスよ!!」
「落ち着け、問題なかったら」
「いいじゃないッスか!」
「...わかった、だが異常があったらすぐに言えよ」
アストラは渋々了承するとラルクは両手をあげて全身で喜びを表現する。
「やったー!!」
「いいの? 何かあったら...」
「バカは何があっても治りゃしないです、死ぬ直前だったとしてもですね、まあ毒系統ならすぐに治りますよ、カルダー人って過剰なほど強いですね」
「それほどでも」
ラルクは照れながらもっと褒めろと言わんばかりに自身に指を指すがアストラは無視してルーカスの方へ向かうことにした。
「やあ、どうやら追っては巻けたようだね?」
レイクはヘラヘラとした顔でルーベルの身体のあちこちを触る。
「うん、元気そうで何よりだよ」
「ああ、カラクリ人形を一体無駄にしたがな」
ルーベルは深いため息をつくがレイクは笑いながらルーベルの肩を叩く。
「まあまあ、君が生きていただけでも十分だよ、それに今はルカが足止めしてるはずだよ、手筈通りってとこさ!」
「お前を追ったやつはどうなんだ?」
「僕はそもそも顔が売れてないからね、君と話したから尾行されたってとこかな?」
レイクとルーベルが話していると物陰から音もなくルカが現れる。
「ルカ、どうだった?」
「追っ手は3人、だが一人は死が確定しましたよ...」
ルカの言葉にルーベルは疑問に思う。
「確定した? まだ死んではいないのか?」
「そういうことですね...神の光を当てました、へーリオス様のね」
「神の光...白死病のことだね?」
「ええ、あれを受けて助かる手段はないですからね、それに撲滅派はこの力を知らないですからね」
ルカのニヤリとした顔に性格の悪さをルーベルは感じるが気にしないことにした。
「ファイア、ファイア、ファイア」
二発ほど撃つと弾切れを起こすとルカはラルクの身体を漁る。
「これを入れればいいんですかね?」
シリンダーを外すと弾をこめていく、しかしラルクを常に盾にし、アストラは撃てずにいた。
「これでいいかな?」
ルカが視線を一瞬落とした瞬間にアストラは走り出すとルカは銃をアストラに向ける。
「とまれ」
アストラは止まる気配がなく、ルカが発砲をしたその時、銃が爆発を起こし、ルカの指が吹き飛ぶ。
「あっつ!」
痛みでルカが眼を瞑った瞬間にラルクは目を開けるとルカの顔を蹴り飛ばす。
「お返しッス!」
ルカは後ろに飛ぶが受け身を取り、すぐに立ちあがろうとするとアストラが殴りかかるがルカは冷静に拳を捌くとアストラの腕を掴み、地面に叩きつける。
アストラはすぐにナイフを取り出し、馬乗りになったルカの首を狙うがのけぞるように避けられる、しかし力が抜けた次の瞬間にルカを突き飛ばすと銃を構える、ルカは拳をアストラに向けた時、ラルクが走る。
「なんかやばいッス!」
ラルクはアストラの腕を掴み後ろに投げるが遠心力でラルクが前に出る、そしてルカは手を開くと白い光がラルクのを覆う。
受け身を取れず仰向けになったアストラは光にあたらず、ラルクの元に急いで向かう。
「おい、大丈夫か...?」
「...熱い......オ゛エ゛エ゛エ゛」
ラルクは笑顔で健康だと見せようとした時だった、嘔吐と共に辺りに臭いが充満する。
「ラルク!」
「行って...ください...!」
アストラはルカの方へ走り出し、瓶を投げつけるがルカは後ろに飛び、瓶が割れると液体が流れ出す。
アストラはすぐに魔力結石を液体に向かって投げると詠唱する。
「ファイア!」
発火した瞬間にたちまち炎は勢いよく上がり出し、壁のようになる、アストラはラルクを俵担ぎにするとそのまま走り出し逃走した。
「どうだった? 二人とも」
「いやあ、ダメっすね、すみません」
ユリアの言葉にラルクはニコニコと答える
「ラルクはよくわからない攻撃を喰らいました、見た限りは問題なさそうですが、しばらく戦線離脱して貰おうかと思います」
「え!?」
さっきゲロ吐いて吐き喚いてただろ、よくわからん攻撃を受けたらとりあえず様子見しとないと」
ラルクはアストラの肩を掴むと涙目になりながらいう。
「自分は元気ッス! 戦えるッスよ!!」
「落ち着け、問題なかったら」
「いいじゃないッスか!」
「...わかった、だが異常があったらすぐに言えよ」
アストラは渋々了承するとラルクは両手をあげて全身で喜びを表現する。
「やったー!!」
「いいの? 何かあったら...」
「バカは何があっても治りゃしないです、死ぬ直前だったとしてもですね、まあ毒系統ならすぐに治りますよ、カルダー人って過剰なほど強いですね」
「それほどでも」
ラルクは照れながらもっと褒めろと言わんばかりに自身に指を指すがアストラは無視してルーカスの方へ向かうことにした。
「やあ、どうやら追っては巻けたようだね?」
レイクはヘラヘラとした顔でルーベルの身体のあちこちを触る。
「うん、元気そうで何よりだよ」
「ああ、カラクリ人形を一体無駄にしたがな」
ルーベルは深いため息をつくがレイクは笑いながらルーベルの肩を叩く。
「まあまあ、君が生きていただけでも十分だよ、それに今はルカが足止めしてるはずだよ、手筈通りってとこさ!」
「お前を追ったやつはどうなんだ?」
「僕はそもそも顔が売れてないからね、君と話したから尾行されたってとこかな?」
レイクとルーベルが話していると物陰から音もなくルカが現れる。
「ルカ、どうだった?」
「追っ手は3人、だが一人は死が確定しましたよ...」
ルカの言葉にルーベルは疑問に思う。
「確定した? まだ死んではいないのか?」
「そういうことですね...神の光を当てました、へーリオス様のね」
「神の光...白死病のことだね?」
「ええ、あれを受けて助かる手段はないですからね、それに撲滅派はこの力を知らないですからね」
ルカのニヤリとした顔に性格の悪さをルーベルは感じるが気にしないことにした。
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