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第234話 ハンドラ商会のシベリア会長に会ったよ配信
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===== ===== ===== ===== ===== =====
【競争会場】第4回戦 種目;個人格闘戦
勝者;ドラスト商会選手 ススリア
敗者;ハンドラ商会選手 ソラ・ハンドラ
この対戦結果により 敗北したペナルティーにより ソラ・ハンドラにとって一番大事なモノ 【過去の記憶】が ドラスト商会選手のススリアの所有物として 与えられます
全4回戦が終了した事により 【競争会場】の効果を 終了します
なお この4回戦の対決で獲得した物は 全て 所有権のある勝者に 譲渡されます
買い戻す際は 交渉により お決めください
所有権は なにもなければ1週間 勝者の物となります
それでは 今回はご利用いただき ありがとうございました
===== ===== ===== ===== ===== =====
「ようやく終わりましたか……」
4回戦の個人格闘戦に勝利した報酬である、ソラ・ハンドラにとって一番大切な【過去の記憶】を受け取った私。
【過去の記憶】とは、彼女のこれまでの人生が載っているという、いわゆるアルバム的な奴であった。表紙に『ソラ・ハンドラ ~これまでの軌跡~』と書かれている、マジもののアルバムであった。
私としては、彼女のアマゾネスとしての能力を再現できるように、エアクラフ・ハンドラの【健脚】みたいなのが欲しかったんだけれども。
この【伝説獅子変身】って、めちゃくちゃ欠陥品だから、アマゾネスとしての彼女の能力を研究したかったのに。
【伝説獅子変身】は、強靭なライオンの獣人族に変身するという技であるが、非常に燃費が悪い。
元々、この世界の生物は、魔力を吸って生きる事が当たり前として生きているのに、あの技は血液や細胞に対して、無理矢理押し込んで魔力ではない【オーラ】を入れているのである。
身体が元の身体に戻ろうとして、発動中、常に筋肉が引っ張りまくられる筋肉痛が襲い掛かるという、最悪な技なのだ。
「(そういう意味で言えば、アマゾネスの中でもトップクラスと言っても良いであろうソラさんの身体を研究すれば、もっと良い技が閃けるかもと思ったんだけど)」
この【過去の記憶】は後で見ようと、私はそう心に決めた。
そして、【競争会場】は効果を終了して、その魔法魔道具で生み出された空間は消えて行って----
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ひぃぃぃ! たっ、たすけてぇぇぇぇぇぇ!!」
元の、ハンドラ商会本店前に戻ると共に、私達に1人の少女が泣きついてきた。
「スタダムさん?!」
「あっ、ディゼルさん! たっ、たすけて!」
ガシッと、泣きついて来ていたのは魔女スタダム。
彼女はディゼルを見つけると、ぎゅっと抱き着いて来たのであった。
いきなり抱き着いてきた彼女に対してディゼルだけではなく、シガラキ代表やスコティッシュさん、傭兵の皆さん、それにハンドラ商会なども、驚いた様子で見つめていた。
もちろん、驚いていたのは私達もなんだけど。
「スタダムさん、いきなりどうしたというのですか?」
「あっ、あれです! あれを見てください!」
スタダムさんはそう言って、ハンドラ商会本店を指差す。
そこからは、大量のマージ・マンジ----そう、彼女が"怪盗めしどろぼう"として、皆にチヤホヤしてもらうためだけに作っていた人造人形、それが十数体も並んでいる姿があった。
「マージ・マンジ?! あんなにいっぱい、いつ作ったの?!」
「作ったんじゃないの! 勝手に出てきたの!」
私の質問にそう回答した後、「えっ?! なんでススリアさんがここに?!」と驚いている様子を見せる魔女スタダム。どうやら私に気付かないくらい、いっぱいいっぱいだったみたい。
「ススリア船長……。船長の魅力は、私達が知ってますから」
「そうッス! マスター・ススリアの魅力は、世界一ッス!」
やめて、イプシロンちゃんとアレイスター……。
「私の影が薄くて気付かなかっただけなんじゃないか」というような、そんな風に慰めないで……。惨めになるというか、私はそんなんじゃないから……。多分……。
「----勝手に出て来たとはひどい勘違いですね。ぜーんぶ、あなたの記憶から生み出されたというのに」
酷いと、そんな風に言いながら、さらに数体の新しいマージ・マンジ達と共に、1人の少女が出て来た。
その少女は銀髪の、スタイル抜群の美少女である。軍服を身に纏った彼女の胸元には【シベリア】という文字が書かれていた。
「遅かったねぇ、我らがハンドラ商会が誇る精鋭の諸君! いま、この世界はこのシベリア・ハンドラの手によって、良い感じに混沌染みているよ!」
と、そんな彼女の顔には【狩猟】という言葉が刻み込まれた手の形をした仮面を顔につけていた。
「ハンドラ商会会頭のシベリア・ハンドラとは、仮の姿!
私の本当の名は、魔王ユギーが誇る五本槍が一角、【狩猟のドン・デーロ】!
----さぁ、楽しい楽しい狩猟ゲームを始めましょうよ?」
===== ===== ===== ===== ===== =====
ハンドラ商会対戦 特別戦 種目;狩猟ゲーム
対戦者; シベリア・ハンドラ ⇒ 狩猟のドン・デーロ
挑戦者; 抗う者全て
対戦者側勝利条件;
シュンカトウ共和国を滅ぼす事
挑戦者側勝利条件;
狩猟のドン・デーロをこの国から追い出す事
===== ===== ===== ===== ===== ====
「さぁ、第5回戦----狩りは楽しく始めましょう?」
【競争会場】第4回戦 種目;個人格闘戦
勝者;ドラスト商会選手 ススリア
敗者;ハンドラ商会選手 ソラ・ハンドラ
この対戦結果により 敗北したペナルティーにより ソラ・ハンドラにとって一番大事なモノ 【過去の記憶】が ドラスト商会選手のススリアの所有物として 与えられます
全4回戦が終了した事により 【競争会場】の効果を 終了します
なお この4回戦の対決で獲得した物は 全て 所有権のある勝者に 譲渡されます
買い戻す際は 交渉により お決めください
所有権は なにもなければ1週間 勝者の物となります
それでは 今回はご利用いただき ありがとうございました
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「ようやく終わりましたか……」
4回戦の個人格闘戦に勝利した報酬である、ソラ・ハンドラにとって一番大切な【過去の記憶】を受け取った私。
【過去の記憶】とは、彼女のこれまでの人生が載っているという、いわゆるアルバム的な奴であった。表紙に『ソラ・ハンドラ ~これまでの軌跡~』と書かれている、マジもののアルバムであった。
私としては、彼女のアマゾネスとしての能力を再現できるように、エアクラフ・ハンドラの【健脚】みたいなのが欲しかったんだけれども。
この【伝説獅子変身】って、めちゃくちゃ欠陥品だから、アマゾネスとしての彼女の能力を研究したかったのに。
【伝説獅子変身】は、強靭なライオンの獣人族に変身するという技であるが、非常に燃費が悪い。
元々、この世界の生物は、魔力を吸って生きる事が当たり前として生きているのに、あの技は血液や細胞に対して、無理矢理押し込んで魔力ではない【オーラ】を入れているのである。
身体が元の身体に戻ろうとして、発動中、常に筋肉が引っ張りまくられる筋肉痛が襲い掛かるという、最悪な技なのだ。
「(そういう意味で言えば、アマゾネスの中でもトップクラスと言っても良いであろうソラさんの身体を研究すれば、もっと良い技が閃けるかもと思ったんだけど)」
この【過去の記憶】は後で見ようと、私はそう心に決めた。
そして、【競争会場】は効果を終了して、その魔法魔道具で生み出された空間は消えて行って----
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ひぃぃぃ! たっ、たすけてぇぇぇぇぇぇ!!」
元の、ハンドラ商会本店前に戻ると共に、私達に1人の少女が泣きついてきた。
「スタダムさん?!」
「あっ、ディゼルさん! たっ、たすけて!」
ガシッと、泣きついて来ていたのは魔女スタダム。
彼女はディゼルを見つけると、ぎゅっと抱き着いて来たのであった。
いきなり抱き着いてきた彼女に対してディゼルだけではなく、シガラキ代表やスコティッシュさん、傭兵の皆さん、それにハンドラ商会なども、驚いた様子で見つめていた。
もちろん、驚いていたのは私達もなんだけど。
「スタダムさん、いきなりどうしたというのですか?」
「あっ、あれです! あれを見てください!」
スタダムさんはそう言って、ハンドラ商会本店を指差す。
そこからは、大量のマージ・マンジ----そう、彼女が"怪盗めしどろぼう"として、皆にチヤホヤしてもらうためだけに作っていた人造人形、それが十数体も並んでいる姿があった。
「マージ・マンジ?! あんなにいっぱい、いつ作ったの?!」
「作ったんじゃないの! 勝手に出てきたの!」
私の質問にそう回答した後、「えっ?! なんでススリアさんがここに?!」と驚いている様子を見せる魔女スタダム。どうやら私に気付かないくらい、いっぱいいっぱいだったみたい。
「ススリア船長……。船長の魅力は、私達が知ってますから」
「そうッス! マスター・ススリアの魅力は、世界一ッス!」
やめて、イプシロンちゃんとアレイスター……。
「私の影が薄くて気付かなかっただけなんじゃないか」というような、そんな風に慰めないで……。惨めになるというか、私はそんなんじゃないから……。多分……。
「----勝手に出て来たとはひどい勘違いですね。ぜーんぶ、あなたの記憶から生み出されたというのに」
酷いと、そんな風に言いながら、さらに数体の新しいマージ・マンジ達と共に、1人の少女が出て来た。
その少女は銀髪の、スタイル抜群の美少女である。軍服を身に纏った彼女の胸元には【シベリア】という文字が書かれていた。
「遅かったねぇ、我らがハンドラ商会が誇る精鋭の諸君! いま、この世界はこのシベリア・ハンドラの手によって、良い感じに混沌染みているよ!」
と、そんな彼女の顔には【狩猟】という言葉が刻み込まれた手の形をした仮面を顔につけていた。
「ハンドラ商会会頭のシベリア・ハンドラとは、仮の姿!
私の本当の名は、魔王ユギーが誇る五本槍が一角、【狩猟のドン・デーロ】!
----さぁ、楽しい楽しい狩猟ゲームを始めましょうよ?」
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ハンドラ商会対戦 特別戦 種目;狩猟ゲーム
対戦者; シベリア・ハンドラ ⇒ 狩猟のドン・デーロ
挑戦者; 抗う者全て
対戦者側勝利条件;
シュンカトウ共和国を滅ぼす事
挑戦者側勝利条件;
狩猟のドン・デーロをこの国から追い出す事
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「さぁ、第5回戦----狩りは楽しく始めましょう?」
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