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第2章『新たな召喚獣、新たな世界/ファイントの章』
第73話 《サリエリのアジト》のボス魔物(1)
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3体のソードダンサーをココアに任せ、俺は進化してより頼もしくなった雪ん子と共に、逃げた佐鳥愛理を追っていた。
「グォォォォン!」
逃げた道を進んでいると、敵が現れた。
襲い掛かって来たのは、真っ赤な炎に身を包んだ状態で突っ込む牛の魔物【ディマ】である。
===== ===== =====
【《燃える》ディマ】 レベル;Ⅱ
黒い牛に良く似た魔物。とある錬金術師によって生み出された魔物であり、額にある3つ目の目がマナを扱うための制御器官の役割を果たす
ただマナを扱うための知能が欠けており、マナを自身に包み込むようにするのが精一杯
(※)【召喚士】の力によって、火炎のマナとして召喚されている
===== ===== =====
ディマはただマナを纏って突っ込むだけしかない、そういう魔物だ。
分類としては、【魔法使い】のように四大力の1つであるマナを扱う能力を持っているが、それを魔法として構築する能力がないため、身体に纏わせることしか出来ない。
ただ牛特有の怪力で突っ込む、パワータイプの魔物。
あいつはマナが火炎タイプになっているから----物凄い勢いで突っ込む、巨大な牛の形の、【ファイアーボール】みたいなものだろうか?
「雪ん子、行けっ!」
「《ぴぃ! おっ、まかせ!》」
雪ん子はキラッと片目だけウインクすると、ルンルン気分で向かって行く。
本当に楽しそうに、今からショッピングしにでも行く女子中学生みたいだ。
そしてルンルン気分のまま、雪ん子は剣を振るう。
「ピキャアアア!」
「《ぴぃ? 経験値にもならない、ただのザコ! ザコ!》」
「キャハハハ!」と笑いながら、雪ん子はそのまま進んで行く。
うーむ、なんか前よりも表情が柔らかくなったと言うべきか、ギャルっぽさが出てしまっているという感じがするが……。
「----しかし、ディマを一刀両断ね」
魔法を扱う才能こそないものの、ディマの身体はかなり硬い。
欠点である『魔法を扱う才能がない』ということを埋めるためなのかは分からんが、とにかく酷く頑丈なのである。
そんなディマを容易く一刀両断、その上身体に氷の跡が一切見られない。
氷と炎、その2つのオンオフを切り替えるスキルである【氷炎の申し子】をきちんと使いこなしている証拠だな。
「ちゃんと【《悪童ポリアフ》雪ん子】へ進化した影響が出ていて、なによりだ」
そう思っていると、前からディマの大軍がやってきた。
今度は《濡れた》ディマ、《轟く》ディマ、《崩れる》ディマ----それぞれ水属性、雷属性、土属性に調整されているようだ。
----ワンパターンだな、まぁ、時間稼ぎと考えればこれで良いのかもしれない。
「良し、行くぞ!」
「《ぴぴっ! 雪ん子、がんばるぅ!》」
そうして、俺はめちゃくちゃ張り切る雪ん子の先導の元、ダンジョンの奥へと向かって行く。
そのようにしてディマ軍団を倒した先、この《サリエリのアジト》のボスの間。
そこに佐鳥愛理の姿はなく、代わりに居たのは----
「《ぴぴっ?》」
「ファイント、なのか……?」
そこに居たのは、ファイント----の顔をした牛鬼。
大きな蜘蛛の身体に、ファイントの顔が張り付けてあるのは、実にシュールな光景である。
貼りつけられている顔は、いつも俺達が見ていたあのファイントの顔である事は確かだが、そんな美しい所の顔が泣きそうな顔をしていた。
===== ===== =====
【《聖霊ファイント》牛鬼】 レベル;? 《サリエリのアジト》ボス魔物
居場所を欲する彼女を閉じ込めた【世界球体=悪天使=】の力を得た、牛鬼。巨大な蜘蛛の身体と、泣き続けるファイントの顔が合わさっている。
周囲の人や魔物を狂わせ、物を腐食させる、悪の力を操る。また【青魔導士】として得た青魔法の力として、【マルチアーム】の鋼の脚、【スタンブレード】の麻痺させる金色の爪を持っている。
===== ===== =====
「#%#&#&%#%&&&!!」
ファイントの力を取り込んだボス魔物は、雄たけびと共に黒い靄を俺達に向かって放ってきた。
放たれた黒い靄は壁や床など、まるで俺達なんて狙っていないかのように周囲へと飛び散り、当たった部分は崩れて消えていく。
そして、彼女の鋼の脚と金色の爪が、しっかりとボスの間のフロアの床を踏みしめながら、言葉にならない声をまたしてもあげる。
「%%%%#&##&&%#%!!」
「ファイントをボス魔物にしたのか、あいつ……」
確認のため、ファイントを召喚しようとしても、召喚陣が機能しない。
恐らくは、あのボス魔物を倒さない限りは、ファイントを召喚できないという感じなのだろう。
佐鳥愛理め……どうやってやったのかは知らんが、ムカつく女だ。
だがしかし、このボスを倒せば、恐らくファイントは戻る。
それさえ良いと分かったのは、良い事だ。
「ならば、雪ん子! 思いっきり、やっちまえ!!」
「《ぴぴぴっ!! まっかせ~て~!》」
そう言うと、雪ん子の髪が変化していく。
銀色の髪は右半分は真っ赤な炎となって燃え上がり、左半分は冷気と共に氷の粒を撒き散らしていく。
右手はマグマのように溶け始め、左手は凍てつき凛とした雰囲気を漂わせていた。
これこそ"雪の女神ポリアフ"によって進化し、氷だけではなく炎まで扱えるようになった雪ん子の真骨頂。
炎と氷、相反するその2つの属性の力を宿した姿なのだが、これはポリアフの伝承が大きく関わってくる。
ハワイの伝承では、火山の女神ペレと呼ばれる、雪の女神ポリアフを敵対視する女神が存在する。
火山の女神ペレは『炎』、『稲妻』、『ダンス』、『暴力』などを司り、実に美しく、それでいて情熱的な女神である。
しかしながら、嫉妬や怒りなどから、人々を焼き尽くすとして畏怖の対象として恐れられている。
火山の女神ペレはその嫉妬や怒りの矛先を、雪の女神ポリアフに向けるのだとされている。
その戦いは常に、どんな状況であろうとも、火山の女神ペレに勝つのだとされている。
その火山の女神ペレに、炎を司るかの女神に対して、常勝無敗である雪の女神ポリアフ。
そんな逸話があるからこそ、進化した雪ん子は炎をも屈服させ、支配して、氷属性と共に使えるのだそうだ。
「(炎と氷のどちらも使えるだなんて、どうして雪の女神がこんな能力を持っているのか最初は分からなかったが、逸話を調べてて初めて知った。
流石にハワイの神話だなんて、調べてなかったし)」
しかしながら、氷と炎の2つを上手く合わせれば、硬い敵相手でも倒せるくらい強くなることは、【機動要塞】の職業を与えられたボス吸血鬼との戦いで知っている。
だから、この雪ん子がどれだけ強力な力を持っているんだろうかって事も、勿論予想がつく。
「その強力な力で、ぶちかませ! 雪ん子!!」
「《ぴぃ! 頑張る! 頑張る!》」
「%%&%&#%&%&#%&#%####!!」
声にもならぬ悲鳴を上げる、ファイントの力を与えられたボス牛鬼は、そのまま口から禍々しい漆黒の糸を吐いて、襲い掛かって来た。
「グォォォォン!」
逃げた道を進んでいると、敵が現れた。
襲い掛かって来たのは、真っ赤な炎に身を包んだ状態で突っ込む牛の魔物【ディマ】である。
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【《燃える》ディマ】 レベル;Ⅱ
黒い牛に良く似た魔物。とある錬金術師によって生み出された魔物であり、額にある3つ目の目がマナを扱うための制御器官の役割を果たす
ただマナを扱うための知能が欠けており、マナを自身に包み込むようにするのが精一杯
(※)【召喚士】の力によって、火炎のマナとして召喚されている
===== ===== =====
ディマはただマナを纏って突っ込むだけしかない、そういう魔物だ。
分類としては、【魔法使い】のように四大力の1つであるマナを扱う能力を持っているが、それを魔法として構築する能力がないため、身体に纏わせることしか出来ない。
ただ牛特有の怪力で突っ込む、パワータイプの魔物。
あいつはマナが火炎タイプになっているから----物凄い勢いで突っ込む、巨大な牛の形の、【ファイアーボール】みたいなものだろうか?
「雪ん子、行けっ!」
「《ぴぃ! おっ、まかせ!》」
雪ん子はキラッと片目だけウインクすると、ルンルン気分で向かって行く。
本当に楽しそうに、今からショッピングしにでも行く女子中学生みたいだ。
そしてルンルン気分のまま、雪ん子は剣を振るう。
「ピキャアアア!」
「《ぴぃ? 経験値にもならない、ただのザコ! ザコ!》」
「キャハハハ!」と笑いながら、雪ん子はそのまま進んで行く。
うーむ、なんか前よりも表情が柔らかくなったと言うべきか、ギャルっぽさが出てしまっているという感じがするが……。
「----しかし、ディマを一刀両断ね」
魔法を扱う才能こそないものの、ディマの身体はかなり硬い。
欠点である『魔法を扱う才能がない』ということを埋めるためなのかは分からんが、とにかく酷く頑丈なのである。
そんなディマを容易く一刀両断、その上身体に氷の跡が一切見られない。
氷と炎、その2つのオンオフを切り替えるスキルである【氷炎の申し子】をきちんと使いこなしている証拠だな。
「ちゃんと【《悪童ポリアフ》雪ん子】へ進化した影響が出ていて、なによりだ」
そう思っていると、前からディマの大軍がやってきた。
今度は《濡れた》ディマ、《轟く》ディマ、《崩れる》ディマ----それぞれ水属性、雷属性、土属性に調整されているようだ。
----ワンパターンだな、まぁ、時間稼ぎと考えればこれで良いのかもしれない。
「良し、行くぞ!」
「《ぴぴっ! 雪ん子、がんばるぅ!》」
そうして、俺はめちゃくちゃ張り切る雪ん子の先導の元、ダンジョンの奥へと向かって行く。
そのようにしてディマ軍団を倒した先、この《サリエリのアジト》のボスの間。
そこに佐鳥愛理の姿はなく、代わりに居たのは----
「《ぴぴっ?》」
「ファイント、なのか……?」
そこに居たのは、ファイント----の顔をした牛鬼。
大きな蜘蛛の身体に、ファイントの顔が張り付けてあるのは、実にシュールな光景である。
貼りつけられている顔は、いつも俺達が見ていたあのファイントの顔である事は確かだが、そんな美しい所の顔が泣きそうな顔をしていた。
===== ===== =====
【《聖霊ファイント》牛鬼】 レベル;? 《サリエリのアジト》ボス魔物
居場所を欲する彼女を閉じ込めた【世界球体=悪天使=】の力を得た、牛鬼。巨大な蜘蛛の身体と、泣き続けるファイントの顔が合わさっている。
周囲の人や魔物を狂わせ、物を腐食させる、悪の力を操る。また【青魔導士】として得た青魔法の力として、【マルチアーム】の鋼の脚、【スタンブレード】の麻痺させる金色の爪を持っている。
===== ===== =====
「#%#&#&%#%&&&!!」
ファイントの力を取り込んだボス魔物は、雄たけびと共に黒い靄を俺達に向かって放ってきた。
放たれた黒い靄は壁や床など、まるで俺達なんて狙っていないかのように周囲へと飛び散り、当たった部分は崩れて消えていく。
そして、彼女の鋼の脚と金色の爪が、しっかりとボスの間のフロアの床を踏みしめながら、言葉にならない声をまたしてもあげる。
「%%%%#&##&&%#%!!」
「ファイントをボス魔物にしたのか、あいつ……」
確認のため、ファイントを召喚しようとしても、召喚陣が機能しない。
恐らくは、あのボス魔物を倒さない限りは、ファイントを召喚できないという感じなのだろう。
佐鳥愛理め……どうやってやったのかは知らんが、ムカつく女だ。
だがしかし、このボスを倒せば、恐らくファイントは戻る。
それさえ良いと分かったのは、良い事だ。
「ならば、雪ん子! 思いっきり、やっちまえ!!」
「《ぴぴぴっ!! まっかせ~て~!》」
そう言うと、雪ん子の髪が変化していく。
銀色の髪は右半分は真っ赤な炎となって燃え上がり、左半分は冷気と共に氷の粒を撒き散らしていく。
右手はマグマのように溶け始め、左手は凍てつき凛とした雰囲気を漂わせていた。
これこそ"雪の女神ポリアフ"によって進化し、氷だけではなく炎まで扱えるようになった雪ん子の真骨頂。
炎と氷、相反するその2つの属性の力を宿した姿なのだが、これはポリアフの伝承が大きく関わってくる。
ハワイの伝承では、火山の女神ペレと呼ばれる、雪の女神ポリアフを敵対視する女神が存在する。
火山の女神ペレは『炎』、『稲妻』、『ダンス』、『暴力』などを司り、実に美しく、それでいて情熱的な女神である。
しかしながら、嫉妬や怒りなどから、人々を焼き尽くすとして畏怖の対象として恐れられている。
火山の女神ペレはその嫉妬や怒りの矛先を、雪の女神ポリアフに向けるのだとされている。
その戦いは常に、どんな状況であろうとも、火山の女神ペレに勝つのだとされている。
その火山の女神ペレに、炎を司るかの女神に対して、常勝無敗である雪の女神ポリアフ。
そんな逸話があるからこそ、進化した雪ん子は炎をも屈服させ、支配して、氷属性と共に使えるのだそうだ。
「(炎と氷のどちらも使えるだなんて、どうして雪の女神がこんな能力を持っているのか最初は分からなかったが、逸話を調べてて初めて知った。
流石にハワイの神話だなんて、調べてなかったし)」
しかしながら、氷と炎の2つを上手く合わせれば、硬い敵相手でも倒せるくらい強くなることは、【機動要塞】の職業を与えられたボス吸血鬼との戦いで知っている。
だから、この雪ん子がどれだけ強力な力を持っているんだろうかって事も、勿論予想がつく。
「その強力な力で、ぶちかませ! 雪ん子!!」
「《ぴぃ! 頑張る! 頑張る!》」
「%%&%&#%&%&#%&#%####!!」
声にもならぬ悲鳴を上げる、ファイントの力を与えられたボス牛鬼は、そのまま口から禍々しい漆黒の糸を吐いて、襲い掛かって来た。
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