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8月
8月19日『俳句の日』
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ヒビキ「『秋近し んなわけあるか まだ暑い』」
クロード「ヒ、ヒビキ様? どうされたのです?」
ヒビキ「あ、クロード。どう? 一句詠んでみたんだ」
クロード「いっく?」
ヒビキ「うん。今日8月19日は『俳句の日』だからね。夏休み中の子供達に、俳句に親しんで興味を持ってもらうために、今日教育大学教授で正岡子規研究家の坪内稔典さんが提唱した記念日だよ。だから俺も俳句を楽しもうと思って」
クロード「俳句……確か、季節の言葉『季語』を含んだ、五・七・五のリズムを主とする詩の一種でしたか。『俳句』=『は8い1く9』の語呂合わせですね」
ヒビキ「クロード、俳句を知ってるの?」
クロード「以前ぱそこんでそいういう詩があると目にしただけですが」
ヒビキ「それは重畳。で、俺の俳句はどうだった?」
クロード「ど、どうと言われましても……よく分かりません」
ヒビキ「えー、そう? 季語は『秋近し』だよ。地球温暖化よる気候変動の悲しみと怒りを表現した名句なんだけど」
クロード「自分で言っちゃいましたね、名句って」
アマネ「こんなの名句どころか俳句とさえ言えないでしょうが。よくて川柳よ」
ヒビキ「あれ? 亜麻音、いらっしゃい。川柳じゃないよ、俳句だよ」
アマネ「こういうのを典型的な散文的俳句っていうのよ。俳句に似せただけの単なる文章よ。大体、俳句は季語がメインなのにばっさり否定してるんじゃないわよ」
ヒビキ「そうかなぁ? 俺の思いをストレートにぶつけた大名句なのに」
クロード「放っておくとどんどん自己評価が上がっていきそうですね……」
アマネ「とにかく、歳時記でも読んで最初から勉強しなおしなさい」
ヒビキ「むぅ、そこまで言うならアマネも一句詠んでみてよ」
アマネ「なんでアタシが……」
ヒビキ「俺の神の一句をそこまでボロクソに言ったんだ。それくらいしてもらわなきゃ割に合わないよ!」
クロード「ヒビキ様、さすがにそろそろ恥ずかしくなってきましたよ……?」
アマネ「ふ、ふん! いいでしょう。アタシが俳句の何たるかを教えてあげるわ」
クロード「アマネ殿、別に無理せずとも」
アマネ「いい? 聞きなさいよ……『閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声』」
クロード「……ほぉ。何と言えばよいのか、耳元に蝉の鳴き声が響きつつもなぜかしんとした静けさも伝わるようで……美しい句だと思います」
アマネ「ほ、ほほほ! どうよ! アタシにかかればこんなもんよ!」
ヒビキ「ちょっと亜麻音! それ松尾芭しもがもがあああ!」
アマネ「だ、黙りなさい!」
クロード「いやはや、アマネ殿は歌心の分かる歌人だったのですね。私などそっち方面では才能がないため尊敬します」
アマネ「そ、そうでしょうとも! こいつと一緒にしないでよね!」
ヒビキ「もがもがあああああ!(絶対後でばらしてやるからああああ!)」
★★★★★
その他の記念日『バイクの日』
※『バイク』=『ば8い1く9』の語呂合わせ。
※総務省交通安全対策室が1989年に制定。
ヒビキ「クロード、亜麻音は本当は――」
アマネ「行くわよ、ヒビキ!」
ヒビキ「え!? 亜麻音、いつの間にバイクの免許なんて、ひゃあああああああ!」
クロード「ヒビキ様ああああああああ!」
ヒビキ「くろおおおどおおおおお! あああまあああねえええはあああああほおおおんんんとおおおおはああああああ……」
クロード「……ああ、もう声が聞こえないところまで行ってしまった。一体何を言おうとしたのでしょうか?」
クロード「ヒ、ヒビキ様? どうされたのです?」
ヒビキ「あ、クロード。どう? 一句詠んでみたんだ」
クロード「いっく?」
ヒビキ「うん。今日8月19日は『俳句の日』だからね。夏休み中の子供達に、俳句に親しんで興味を持ってもらうために、今日教育大学教授で正岡子規研究家の坪内稔典さんが提唱した記念日だよ。だから俺も俳句を楽しもうと思って」
クロード「俳句……確か、季節の言葉『季語』を含んだ、五・七・五のリズムを主とする詩の一種でしたか。『俳句』=『は8い1く9』の語呂合わせですね」
ヒビキ「クロード、俳句を知ってるの?」
クロード「以前ぱそこんでそいういう詩があると目にしただけですが」
ヒビキ「それは重畳。で、俺の俳句はどうだった?」
クロード「ど、どうと言われましても……よく分かりません」
ヒビキ「えー、そう? 季語は『秋近し』だよ。地球温暖化よる気候変動の悲しみと怒りを表現した名句なんだけど」
クロード「自分で言っちゃいましたね、名句って」
アマネ「こんなの名句どころか俳句とさえ言えないでしょうが。よくて川柳よ」
ヒビキ「あれ? 亜麻音、いらっしゃい。川柳じゃないよ、俳句だよ」
アマネ「こういうのを典型的な散文的俳句っていうのよ。俳句に似せただけの単なる文章よ。大体、俳句は季語がメインなのにばっさり否定してるんじゃないわよ」
ヒビキ「そうかなぁ? 俺の思いをストレートにぶつけた大名句なのに」
クロード「放っておくとどんどん自己評価が上がっていきそうですね……」
アマネ「とにかく、歳時記でも読んで最初から勉強しなおしなさい」
ヒビキ「むぅ、そこまで言うならアマネも一句詠んでみてよ」
アマネ「なんでアタシが……」
ヒビキ「俺の神の一句をそこまでボロクソに言ったんだ。それくらいしてもらわなきゃ割に合わないよ!」
クロード「ヒビキ様、さすがにそろそろ恥ずかしくなってきましたよ……?」
アマネ「ふ、ふん! いいでしょう。アタシが俳句の何たるかを教えてあげるわ」
クロード「アマネ殿、別に無理せずとも」
アマネ「いい? 聞きなさいよ……『閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声』」
クロード「……ほぉ。何と言えばよいのか、耳元に蝉の鳴き声が響きつつもなぜかしんとした静けさも伝わるようで……美しい句だと思います」
アマネ「ほ、ほほほ! どうよ! アタシにかかればこんなもんよ!」
ヒビキ「ちょっと亜麻音! それ松尾芭しもがもがあああ!」
アマネ「だ、黙りなさい!」
クロード「いやはや、アマネ殿は歌心の分かる歌人だったのですね。私などそっち方面では才能がないため尊敬します」
アマネ「そ、そうでしょうとも! こいつと一緒にしないでよね!」
ヒビキ「もがもがあああああ!(絶対後でばらしてやるからああああ!)」
★★★★★
その他の記念日『バイクの日』
※『バイク』=『ば8い1く9』の語呂合わせ。
※総務省交通安全対策室が1989年に制定。
ヒビキ「クロード、亜麻音は本当は――」
アマネ「行くわよ、ヒビキ!」
ヒビキ「え!? 亜麻音、いつの間にバイクの免許なんて、ひゃあああああああ!」
クロード「ヒビキ様ああああああああ!」
ヒビキ「くろおおおどおおおおお! あああまあああねえええはあああああほおおおんんんとおおおおはああああああ……」
クロード「……ああ、もう声が聞こえないところまで行ってしまった。一体何を言おうとしたのでしょうか?」
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