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第一章
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しんしんと雪の降り積もる夜だった。
新月近い月は細くて、雪雲に覆われた空は暗かった。
灯りを絞った宵闇の中、マリールイーズは目が覚めた。
『マリールイーズ』
名前を呼ばれた気がした。父の帰りを待つあまり、夢を見ていたのだろうか。
「お父様?」
夢ではないかもしれない。父が帰ってきたのかもしれない。
まだ外にいるのだろうか。声はとても朧げで、遠くから聞こえたような気がした。
マリールイーズは勢いよく起き上がり、寝台から這い出した。裸足のまま床に足を着ければ、その冷たさにいっぺんで眠気が覚めた。
寝間着のまま、ぱたぱたと窓辺に駆け寄った。一面、霜に覆われた窓に息を吹きかけると、そこだけ温められて霜が溶けていく。
もう一度、「はあ」と息をかけて、溶けたその隙間から見えた外は綿のような雪が降っていた。大粒の雪は絶え間なく空から降って視界を遮った。雪明かりに仄白い庭園が見えるだけだった。
「お父様……」
マリールイーズの父は、ある日、行方がわからなくなっていた。今もまだ、行方知れずのままだった。
十歳になったばかりのマリールイーズにも、人々の残酷な噂は聞こえていた。
ロングフォール子爵は、もう死んでいる。
なにせあの家は『死人の家』なのだから。
いつかあの娘も——
マリールイーズは、死の気配に覆われた子爵家に、たった一人残された令嬢だった。
それでも少女は信じている。
「お父様はきっと帰っていらっしゃるわ」
小さな呟きは、夜の闇に滲むように吸い込まれていった。
季節は早春を迎えているのに、ここだけは冬が取り残されたように路面は雪で覆われていた。
ロングフォール子爵家の門扉の前で、エバーシェリンは馬車を降りた。
ここまで麓の辻馬車で来たのだが、邸宅の玄関ポーチまでは相当歩くことになるだろう。
鉄状の門扉の隙間から見える私有道路は、両脇に雪が積まれて奥まで続いている。
道の先に邸宅があることは間違いないのだが、ここから見る道の果ては、子供の頃に読んだ雪の女王の住む世界に通ずるように思えた。
エバーシェリンは、ウールフェルトの帽子を脱いだ。
天中に差しかかる日差しが、結い上げたブルネットの髪を明るく見せた。それから榛色より濃いビリジアンの瞳で門番を見た。
門扉の向こう側でこちらを見つめる門番に向かって、エバーシェリンは声をかけた。
「ラグウッドから参りました。私が参りますことは書簡でお知らせしておりましたが」
「ご存知かしら?」と言ってエバーシェリンは門番に微笑んだ。
「はい。お待ちいたしておりました」
門番はそう言うと、手際よく門扉を開錠した。それから一度頭を下げて、エバーシェリンが入れるだけの隙間を開けた。
「間もなく迎えが参ります。このまま少しだけお待ちいただけますか」
門番は、エバーシェリンが門を通り抜けると同時に、再び閉めた門に錠をかけた。
それから門番小屋のほうを手の平で示して、中で暖を取るようにと勧めてくれた。
日射しがぽかぽかと暖かな日だったが、これだけ雪が残っている。ブーツの底に踏み固まった雪の冷たさが伝わってきた。
「お気遣いをありがとうございます。ここからお邸まで歩くのも旅のようだと思ったところでした」
そんな冗談ともつかないことを言えば、門番はようやく笑みを浮かべてくれた。
折角の好意である。門番小屋で待たせてもらおうとしたところで、雪道の向こうに馬車が現れた。大きな体躯の黒馬に引かれて、馬車がこちらにやってくる。
「お迎えが来たようです。お仕事のお邪魔をしてしまいましたね。そうだわ、貴方のお名前を伺ってもよろしい?」
門番にそう尋ねれば、壮年の男ははっとしたような顔をした。
「失礼いたしました。私はダグラスと申します」
そう言って、腰を折って頭を下げたダグラスに、エバーシェリンも答えた。
「私はエバーシェリンと申します。しばらくここでお世話になります。貴方にも、お手伝いいただくことがあるでしょう」
ビリジアンの瞳が細められて、ダグラスはエバーシェリンを見つめた。
「その時は、よろしく頼みますね。ダグラスさん」
ダグラスが再び会釈をすると、エバーシェリンは笑みを浮かべたまま馬車へ向かった。すでに御者が扉を開けて待っていた。
ダグラスはそこへ駆け寄ると、ステップの前にいたエバーシェリンへ手を差し伸べた。
「滑りますから、お手を」
御者を差し置いてこんなことをするような柄でもない。ましてうら若き貴婦人をエスコートしたことなんて一度もなかった。
だが、初めて会ったばかりのエバーシェリンは、ちょっと目を見開いた後に、破顔するように微笑んだ。
「お気遣い、ありがとうございます」
手袋をしていても小さな手だった。
エバーシェリンは用心深く雪の払われたステップを登ると、座席に腰掛けこちらを見た。
胸に沁みるような笑みだと思った。こんなお方が来たのなら、ようやくお嬢様にも日が当たる。
春を呼ぶような貴婦人を迎え入れて、不遇が緻密に織られるような、そんな生い立ちの幼い主人のことを思った。
馬車に乗ってエバーシェリンは深い雪が残る庭園を眺めていた。当主が行方知れずとなった家は、不吉な渾名が付けられている。
「まったく酷い噂をするものだわ」
噂のことはすでに知っていた。一人残された娘を見る世間の冷たさも想像がついていた。
エバーシェリンが今日ここに来たのは理由がある。
「どこから考えればよいのかしら」
これからのことを思うと気が重くなる。非常に繊細な事柄である。目を瞑り、後日、合流する男のことを考えた。
道の端に積み上げられた雪が途切れて、子爵邸が見えてきた。古い様式ではあるが、遠目には古びたようには見えなかった。
ロータリーを馬車は速度を落として緩やかに回り込む。邸宅の玄関ポーチには、すでに使用人たちが並んでいるのが見えていた。
その最前列に小さな姿があるのを見て、エバーシェリンは胸に痛みを覚えた。
「ラグウッドから書簡が届いていると思いますが、エバーシェリンと申します」
馬車から降りて、エバーシェリンは家令らしい初老の男性に名乗った。
「お待ちしておりました。雪の残る中、ご足労いただき申し訳ございません」
白髪の家令がハロルドという名であることは、前もって知らされていた。
彼から少し離れて、令嬢にぴたりと寄り添っている青年は、執事のリチャードだろう。
その横に、件の令嬢が立っていた。
エバーシェリンは彼らに向き直ると、背筋を伸ばし挨拶をした。
「改めまして。私はエバーシェリンと申します。ラグウッドより定められた管財人、の見習いですわ」
そう言って微笑んだエバーシェリンを、マリールイーズは食い入るように見つめていた。
新月近い月は細くて、雪雲に覆われた空は暗かった。
灯りを絞った宵闇の中、マリールイーズは目が覚めた。
『マリールイーズ』
名前を呼ばれた気がした。父の帰りを待つあまり、夢を見ていたのだろうか。
「お父様?」
夢ではないかもしれない。父が帰ってきたのかもしれない。
まだ外にいるのだろうか。声はとても朧げで、遠くから聞こえたような気がした。
マリールイーズは勢いよく起き上がり、寝台から這い出した。裸足のまま床に足を着ければ、その冷たさにいっぺんで眠気が覚めた。
寝間着のまま、ぱたぱたと窓辺に駆け寄った。一面、霜に覆われた窓に息を吹きかけると、そこだけ温められて霜が溶けていく。
もう一度、「はあ」と息をかけて、溶けたその隙間から見えた外は綿のような雪が降っていた。大粒の雪は絶え間なく空から降って視界を遮った。雪明かりに仄白い庭園が見えるだけだった。
「お父様……」
マリールイーズの父は、ある日、行方がわからなくなっていた。今もまだ、行方知れずのままだった。
十歳になったばかりのマリールイーズにも、人々の残酷な噂は聞こえていた。
ロングフォール子爵は、もう死んでいる。
なにせあの家は『死人の家』なのだから。
いつかあの娘も——
マリールイーズは、死の気配に覆われた子爵家に、たった一人残された令嬢だった。
それでも少女は信じている。
「お父様はきっと帰っていらっしゃるわ」
小さな呟きは、夜の闇に滲むように吸い込まれていった。
季節は早春を迎えているのに、ここだけは冬が取り残されたように路面は雪で覆われていた。
ロングフォール子爵家の門扉の前で、エバーシェリンは馬車を降りた。
ここまで麓の辻馬車で来たのだが、邸宅の玄関ポーチまでは相当歩くことになるだろう。
鉄状の門扉の隙間から見える私有道路は、両脇に雪が積まれて奥まで続いている。
道の先に邸宅があることは間違いないのだが、ここから見る道の果ては、子供の頃に読んだ雪の女王の住む世界に通ずるように思えた。
エバーシェリンは、ウールフェルトの帽子を脱いだ。
天中に差しかかる日差しが、結い上げたブルネットの髪を明るく見せた。それから榛色より濃いビリジアンの瞳で門番を見た。
門扉の向こう側でこちらを見つめる門番に向かって、エバーシェリンは声をかけた。
「ラグウッドから参りました。私が参りますことは書簡でお知らせしておりましたが」
「ご存知かしら?」と言ってエバーシェリンは門番に微笑んだ。
「はい。お待ちいたしておりました」
門番はそう言うと、手際よく門扉を開錠した。それから一度頭を下げて、エバーシェリンが入れるだけの隙間を開けた。
「間もなく迎えが参ります。このまま少しだけお待ちいただけますか」
門番は、エバーシェリンが門を通り抜けると同時に、再び閉めた門に錠をかけた。
それから門番小屋のほうを手の平で示して、中で暖を取るようにと勧めてくれた。
日射しがぽかぽかと暖かな日だったが、これだけ雪が残っている。ブーツの底に踏み固まった雪の冷たさが伝わってきた。
「お気遣いをありがとうございます。ここからお邸まで歩くのも旅のようだと思ったところでした」
そんな冗談ともつかないことを言えば、門番はようやく笑みを浮かべてくれた。
折角の好意である。門番小屋で待たせてもらおうとしたところで、雪道の向こうに馬車が現れた。大きな体躯の黒馬に引かれて、馬車がこちらにやってくる。
「お迎えが来たようです。お仕事のお邪魔をしてしまいましたね。そうだわ、貴方のお名前を伺ってもよろしい?」
門番にそう尋ねれば、壮年の男ははっとしたような顔をした。
「失礼いたしました。私はダグラスと申します」
そう言って、腰を折って頭を下げたダグラスに、エバーシェリンも答えた。
「私はエバーシェリンと申します。しばらくここでお世話になります。貴方にも、お手伝いいただくことがあるでしょう」
ビリジアンの瞳が細められて、ダグラスはエバーシェリンを見つめた。
「その時は、よろしく頼みますね。ダグラスさん」
ダグラスが再び会釈をすると、エバーシェリンは笑みを浮かべたまま馬車へ向かった。すでに御者が扉を開けて待っていた。
ダグラスはそこへ駆け寄ると、ステップの前にいたエバーシェリンへ手を差し伸べた。
「滑りますから、お手を」
御者を差し置いてこんなことをするような柄でもない。ましてうら若き貴婦人をエスコートしたことなんて一度もなかった。
だが、初めて会ったばかりのエバーシェリンは、ちょっと目を見開いた後に、破顔するように微笑んだ。
「お気遣い、ありがとうございます」
手袋をしていても小さな手だった。
エバーシェリンは用心深く雪の払われたステップを登ると、座席に腰掛けこちらを見た。
胸に沁みるような笑みだと思った。こんなお方が来たのなら、ようやくお嬢様にも日が当たる。
春を呼ぶような貴婦人を迎え入れて、不遇が緻密に織られるような、そんな生い立ちの幼い主人のことを思った。
馬車に乗ってエバーシェリンは深い雪が残る庭園を眺めていた。当主が行方知れずとなった家は、不吉な渾名が付けられている。
「まったく酷い噂をするものだわ」
噂のことはすでに知っていた。一人残された娘を見る世間の冷たさも想像がついていた。
エバーシェリンが今日ここに来たのは理由がある。
「どこから考えればよいのかしら」
これからのことを思うと気が重くなる。非常に繊細な事柄である。目を瞑り、後日、合流する男のことを考えた。
道の端に積み上げられた雪が途切れて、子爵邸が見えてきた。古い様式ではあるが、遠目には古びたようには見えなかった。
ロータリーを馬車は速度を落として緩やかに回り込む。邸宅の玄関ポーチには、すでに使用人たちが並んでいるのが見えていた。
その最前列に小さな姿があるのを見て、エバーシェリンは胸に痛みを覚えた。
「ラグウッドから書簡が届いていると思いますが、エバーシェリンと申します」
馬車から降りて、エバーシェリンは家令らしい初老の男性に名乗った。
「お待ちしておりました。雪の残る中、ご足労いただき申し訳ございません」
白髪の家令がハロルドという名であることは、前もって知らされていた。
彼から少し離れて、令嬢にぴたりと寄り添っている青年は、執事のリチャードだろう。
その横に、件の令嬢が立っていた。
エバーシェリンは彼らに向き直ると、背筋を伸ばし挨拶をした。
「改めまして。私はエバーシェリンと申します。ラグウッドより定められた管財人、の見習いですわ」
そう言って微笑んだエバーシェリンを、マリールイーズは食い入るように見つめていた。
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