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第十三章
エバーシェリンの涙が滲んだ目尻に、ロバートソンが柔らかな口づけをした。
散々求められて息も絶えだえになっていたエバーシェリンは、抵抗することもできずにいた。
ようやく息が整うと、ロバートソンを見上げてキッと睨んだ。
「他家のお邸で、なんてことをなさるの?」
まだ腰を抱き寄せられているのだが、抗議をしたのはそこではなかった。
ロバートソンはそんなエバーシェリンに笑みを浮かべた。
「ここに来るまで長かったんだ。ご褒美はあってもよいよね?」
ロバートソンは若くして伯爵家を継承した当主である。
王太子の友人という、ふわりとした呼び方をされているが、どちらかといえばフェルナンドの相談役に近い。
普段は領地にいるロバートソンが王都に上るときには、フェルナンドが何某か彼に相談を持ちかけて、行動を起こすときなのだと噂される。
そんなロバートソンに、エバーシェリンが敵うはずもない。けれども賢い彼はいつだって、エバーシェリンに負けたようなことを言っては丸く収めてしまう。
言いくるめられるようで悔しいが、それも毎度のことだった。
「今お聞きしても、お話になれないことばかりなのでしょう?」
「まあ、そうかな」
フェルナンドとどんなやり取りの末に彼がここへ来たのかは、流石に教えてはもらえないようだった。
まだ腰を抱き寄せられて、背の高いロバートソンを見上げながら、彼が子爵家の人々の様子に何を思ったのかを探る。
「マリールイーズ嬢は」
エバーシェリンの眼差しに気づいたのか、ロバートソンが口にしたのは、マリールイーズのことだった。
「殿下によく似ているな」
ロバートソンはそこでふっと笑みを浮かべた。愛らしい少女を思い浮かべたのだろう。
彼女がフェルナンドに似ていることは、初めて会ったときに抱いた印象だった。
フェルナンドとマリールイーズが並んだなら、一目で二人の関係に納得するだろう。
それくらい、二人は面立ちはさることながら、纏う雰囲気までどこか似ているのである。
ただ、あの濃いチョコレート色の髪が、ふわふわと腰まで揺れる艷やかな髪が、在りし日のパトリシアを彷彿とさせる。
そんなマリールイーズを王城に連れていったとして、それで彼女は果たして王族らしく暮らせるのだろうか。
彼女の幸せは、王城のどこにも見当たらないと思えた。
エバーシェリンの知る王城は、白亜の御殿などではない。魑魅魍魎が跳梁跋扈する、決して気の抜けない世界である。
「貴方は何を考えているの?」
フェルナンドのことは聞けずとも、ロバートソンの心の内は、聞けるものなら確かめたかった。
「君のことでいっぱいだよ」
だがそれも、はぐらかされてしまった。
憮然とした顔をするエバーシェリンに、ロバートソンは小さく笑った。
「本当だよ。私は君に嘘は言わない。それは君が一番知っているじゃないか」
「ええ。そうね」
ロバートソンの胸に手の平を当てて、エバーシェリンはそっと身を離した。密着していた温もりも、たちまち消えていった。
「私なりに、見極めるつもりだ」
「それは殿下に彼女のことをお話なさるということ?」
「報告は必須だよ。そのためにここに来たんだ」
「貴方が探っているのは子爵のこと?それとも子爵に影響を及ぼした存在のこと?」
エバーシェリンの踏み込んだ問い掛けに、ロバートソンは少し考えるような顔をした。
「君は、子爵が無事だと思うのか?」
その言葉には、思わず俯いてしまった。
ハロルドが語った雪害の恐ろしさを聞いた後では、楽観的なことはとてもではないが思い浮かばなかった。
「マリールイーズ様が諦めるまでは、私も諦めないと決めているの」
「随分な入れ込みようだね。そんなに他人の子が可愛いのか?」
他人の子だなんて。彼女の実父はフェルナンドだ。
「放っておけないのよ」
真夜中に独り、息を殺してすすり泣く少女を、どうして放っておけるだろう。
「あの娘には、父親も母親もいないのよ」
「殿下がいるじゃないか」
「都合のよいときだけ父と名乗る?」
「言い過ぎだよ、君らしくない」
ロバートソンに窘められて彼を見つめれば、ダークブルーの瞳は思いのほか優しいものだった。
大きな手が頭に乗せられ、子供のように撫でられた。頭がぐらりと揺らいで、結い上げた髪が数本、はらりと落ちた。
「何をなさるの?髪が乱れてしまうわ」
「煮詰まってるようだからさ。君は元気なほうが似合う」
悔しいが、ロバートソンの言葉には、エバーシェリンを勇気づける力がある。
心が重くなるような気持ちを抱えてここに来た。ロバートソンと合流することを、この数日間も待っていた。
子爵のこともマリールイーズのことも、王家のこともフェルナンドも。
サンドラの生家も、これからのマリールイーズの進む先も、何一つわからないことばかりである。
もしもロバートソンが大丈夫だと言ってくれたら、この胸の内を覆うもやもやも晴れてくれるのだろう。
それくらい、エバーシェリンは彼のことを信頼している。闇夜を歩くことも、彼が一緒なら迷わず足を踏み出すだろう。
ロバートソンを見上げれば、彼もまたエバーシェリンを見つめていた。ダークブルーの瞳を見つめても、その内心までは、わからず終いだった。
その夜は、少し冷えていた。
だが、暖かな寝具にくるまりながら、夜半に目が覚めたのは冷えの所為ではなかった。
夜の静寂に小さな息づかいを感じた。その気配に、エバーシェリンは耳を澄ました。
マリールイーズが泣いている。
エバーシェリンやロバートソンが次々と現れて、揃いも揃って子爵のことを確かめる。
失踪した日のことが、ありありと思い出されてしまったのだろう。
三カ月かけて薄らぎつつあった淋しさが、再びマリールイーズを孤独にさせる。
彼女にとってギルバートは、たった一人の肉親だった。家族との縁が薄い少女は、このままなら父の生存を諦めなければならない。
この世にたった一人になる気持ちとは、どれほど孤独なものだろう。
エバーシェリンに何かできるわけではなかった。ロバートソンの言葉ではないが、エバーシェリンもまた彼女からすれば他人なのだから。
そんな自分が、彼女の孤独に寄り添えないことがもどかしかった。
「うっ……ぅ」
その時、はっきりと聞こえた嗚咽に、もう寝てはいられなかった。マリールイーズの私室はすぐ隣にあり、壁伝いに彼女の声が漏れ聞こえたのだった。
エバーシェリンはガウンを羽織ることも忘れて、寝間着のまま寝台から降りると部屋を出た。
廊下は真っ暗だった。だが壁伝いに数歩も歩けば、マリールイーズの部屋の前だった。
エバーシェリンはそこで、扉の前に立つと辺りを窺ってから囁いた。
「マリールイーズ様。エバーシェリンです」
廊下の最奥には侍女の部屋がある。だが、今は起こしたくはなかった。夜な夜なマリールイーズが泣いていることを、誰にも知られたくはなかった。
マリールイーズは確かにフェルナンドの血を引いている。子爵令嬢の彼女からは、なんとも表現し難い高貴なものが感じられた。
そんな彼女はきっと、自分の侍女にも気丈な姿でいようとするのだろう。
余所者のエバーシェリンであるからこそ、弱さを見せられることもある。
「マリールイーズ様」
もう一度、名前を呼んだ。
眠ってしまっただろうか、と思ったところで、扉が内側から小さく開かれた。
散々求められて息も絶えだえになっていたエバーシェリンは、抵抗することもできずにいた。
ようやく息が整うと、ロバートソンを見上げてキッと睨んだ。
「他家のお邸で、なんてことをなさるの?」
まだ腰を抱き寄せられているのだが、抗議をしたのはそこではなかった。
ロバートソンはそんなエバーシェリンに笑みを浮かべた。
「ここに来るまで長かったんだ。ご褒美はあってもよいよね?」
ロバートソンは若くして伯爵家を継承した当主である。
王太子の友人という、ふわりとした呼び方をされているが、どちらかといえばフェルナンドの相談役に近い。
普段は領地にいるロバートソンが王都に上るときには、フェルナンドが何某か彼に相談を持ちかけて、行動を起こすときなのだと噂される。
そんなロバートソンに、エバーシェリンが敵うはずもない。けれども賢い彼はいつだって、エバーシェリンに負けたようなことを言っては丸く収めてしまう。
言いくるめられるようで悔しいが、それも毎度のことだった。
「今お聞きしても、お話になれないことばかりなのでしょう?」
「まあ、そうかな」
フェルナンドとどんなやり取りの末に彼がここへ来たのかは、流石に教えてはもらえないようだった。
まだ腰を抱き寄せられて、背の高いロバートソンを見上げながら、彼が子爵家の人々の様子に何を思ったのかを探る。
「マリールイーズ嬢は」
エバーシェリンの眼差しに気づいたのか、ロバートソンが口にしたのは、マリールイーズのことだった。
「殿下によく似ているな」
ロバートソンはそこでふっと笑みを浮かべた。愛らしい少女を思い浮かべたのだろう。
彼女がフェルナンドに似ていることは、初めて会ったときに抱いた印象だった。
フェルナンドとマリールイーズが並んだなら、一目で二人の関係に納得するだろう。
それくらい、二人は面立ちはさることながら、纏う雰囲気までどこか似ているのである。
ただ、あの濃いチョコレート色の髪が、ふわふわと腰まで揺れる艷やかな髪が、在りし日のパトリシアを彷彿とさせる。
そんなマリールイーズを王城に連れていったとして、それで彼女は果たして王族らしく暮らせるのだろうか。
彼女の幸せは、王城のどこにも見当たらないと思えた。
エバーシェリンの知る王城は、白亜の御殿などではない。魑魅魍魎が跳梁跋扈する、決して気の抜けない世界である。
「貴方は何を考えているの?」
フェルナンドのことは聞けずとも、ロバートソンの心の内は、聞けるものなら確かめたかった。
「君のことでいっぱいだよ」
だがそれも、はぐらかされてしまった。
憮然とした顔をするエバーシェリンに、ロバートソンは小さく笑った。
「本当だよ。私は君に嘘は言わない。それは君が一番知っているじゃないか」
「ええ。そうね」
ロバートソンの胸に手の平を当てて、エバーシェリンはそっと身を離した。密着していた温もりも、たちまち消えていった。
「私なりに、見極めるつもりだ」
「それは殿下に彼女のことをお話なさるということ?」
「報告は必須だよ。そのためにここに来たんだ」
「貴方が探っているのは子爵のこと?それとも子爵に影響を及ぼした存在のこと?」
エバーシェリンの踏み込んだ問い掛けに、ロバートソンは少し考えるような顔をした。
「君は、子爵が無事だと思うのか?」
その言葉には、思わず俯いてしまった。
ハロルドが語った雪害の恐ろしさを聞いた後では、楽観的なことはとてもではないが思い浮かばなかった。
「マリールイーズ様が諦めるまでは、私も諦めないと決めているの」
「随分な入れ込みようだね。そんなに他人の子が可愛いのか?」
他人の子だなんて。彼女の実父はフェルナンドだ。
「放っておけないのよ」
真夜中に独り、息を殺してすすり泣く少女を、どうして放っておけるだろう。
「あの娘には、父親も母親もいないのよ」
「殿下がいるじゃないか」
「都合のよいときだけ父と名乗る?」
「言い過ぎだよ、君らしくない」
ロバートソンに窘められて彼を見つめれば、ダークブルーの瞳は思いのほか優しいものだった。
大きな手が頭に乗せられ、子供のように撫でられた。頭がぐらりと揺らいで、結い上げた髪が数本、はらりと落ちた。
「何をなさるの?髪が乱れてしまうわ」
「煮詰まってるようだからさ。君は元気なほうが似合う」
悔しいが、ロバートソンの言葉には、エバーシェリンを勇気づける力がある。
心が重くなるような気持ちを抱えてここに来た。ロバートソンと合流することを、この数日間も待っていた。
子爵のこともマリールイーズのことも、王家のこともフェルナンドも。
サンドラの生家も、これからのマリールイーズの進む先も、何一つわからないことばかりである。
もしもロバートソンが大丈夫だと言ってくれたら、この胸の内を覆うもやもやも晴れてくれるのだろう。
それくらい、エバーシェリンは彼のことを信頼している。闇夜を歩くことも、彼が一緒なら迷わず足を踏み出すだろう。
ロバートソンを見上げれば、彼もまたエバーシェリンを見つめていた。ダークブルーの瞳を見つめても、その内心までは、わからず終いだった。
その夜は、少し冷えていた。
だが、暖かな寝具にくるまりながら、夜半に目が覚めたのは冷えの所為ではなかった。
夜の静寂に小さな息づかいを感じた。その気配に、エバーシェリンは耳を澄ました。
マリールイーズが泣いている。
エバーシェリンやロバートソンが次々と現れて、揃いも揃って子爵のことを確かめる。
失踪した日のことが、ありありと思い出されてしまったのだろう。
三カ月かけて薄らぎつつあった淋しさが、再びマリールイーズを孤独にさせる。
彼女にとってギルバートは、たった一人の肉親だった。家族との縁が薄い少女は、このままなら父の生存を諦めなければならない。
この世にたった一人になる気持ちとは、どれほど孤独なものだろう。
エバーシェリンに何かできるわけではなかった。ロバートソンの言葉ではないが、エバーシェリンもまた彼女からすれば他人なのだから。
そんな自分が、彼女の孤独に寄り添えないことがもどかしかった。
「うっ……ぅ」
その時、はっきりと聞こえた嗚咽に、もう寝てはいられなかった。マリールイーズの私室はすぐ隣にあり、壁伝いに彼女の声が漏れ聞こえたのだった。
エバーシェリンはガウンを羽織ることも忘れて、寝間着のまま寝台から降りると部屋を出た。
廊下は真っ暗だった。だが壁伝いに数歩も歩けば、マリールイーズの部屋の前だった。
エバーシェリンはそこで、扉の前に立つと辺りを窺ってから囁いた。
「マリールイーズ様。エバーシェリンです」
廊下の最奥には侍女の部屋がある。だが、今は起こしたくはなかった。夜な夜なマリールイーズが泣いていることを、誰にも知られたくはなかった。
マリールイーズは確かにフェルナンドの血を引いている。子爵令嬢の彼女からは、なんとも表現し難い高貴なものが感じられた。
そんな彼女はきっと、自分の侍女にも気丈な姿でいようとするのだろう。
余所者のエバーシェリンであるからこそ、弱さを見せられることもある。
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