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芸術家と紅葉
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今日もゆったりとした時間の流れ。
時期としてはもう秋だ。
少し空気が乾きはじめ、服装もそれに習い始める頃。
街は相変わらず賑やかだった。
そんな中結花と店長は今大勝負をしている。
結花が手に握っているには2枚のカード。
俗に言うトランプだ。
一枚はハートのエース、もう一枚はジョーカー。
店長が結花の顔を見ながらどっちを引くか悩んでいる。
「結花、そんなに俺を見ても意味ないぜ?」
「ふふん。今回こそは勝たせて貰いますからね!」
しかし結花の希望は叶わなかった。
するりと伸びた店長の指はハートのエースを掴むと、自分のカードと一緒に場へと捨てられた。
今回のババ抜きも店長の勝利だ。
「むぅぅ! 私ババ抜き負けたことなかったのに!」
「俺は神だからな! 造作もない」
「くぅぅ! 悔しい!」
店長と結花は暇だとちょっとしたゲームで遊んでいる。
今回のようなババ抜きやUNO、たまにオセロなども。
そのゲームの中で結花が勝てたことはない。
店長は神がかったように強いのだ。
「もう一回! もう一回だけ!」
「んー、勝てるとわかって……すまん念話だ」
店長が手を耳に当てて誰かと話し始めた。
もしかすると今からお客さんが来るのかもしれない。
事務所の掃除は完璧に終わっているので、結花がするのはお茶の用意ぐらいのものだ。
テーブルに散らかっているトランプを片付け終わるぐらいに店長も話が終わった。
「結花、お客さんだ。一緒に出掛けるから用意も頼む」
「かしこまりましたぁー!」
◇
扉が開いて入ってきたのは1人の青年だ。
年齢は22、3歳ぐらいだろうか。
青い瞳と金髪の美青年。
少し顔はやつれていた。
「君はどんなものを求めているのかな?」
初めてここにきたお客さんへは、店長が話を聞くことになる。
異世界ですでにある程度聞いてはいるのだが、本人の口から言わせるのがならわしのようだ。
青年は落ち着かない様子で周りを見回していたが、店長の言葉へ返答を始めた。
「私は……こう、胸の中が現れるような……美しいものが見たいです」
「お安い御用だ。今ちょうどいい時期なんだ、ラッキーだねお客さん」
店長がウィンクをしながら口を開いた。
お客さんの要望を聞いた時の店長は本当に嬉しそうな顔をする。
結花何回か見ているが、その時の表情はたまらなく好きだ。
(あ、いや、好きってそういう意味じゃなくて……ほら人として?だってーー)
「結花、出かけるぞ!」
「ひゃい!!」
電車に乗って店長が向かった先は鷹尾山だ。
お客さんーー名前は『ミル』と言うーーも例に漏れず立ち並ぶビルや電車には驚きっぱなしだ。
電車の窓から見る景色にいちいちリアクションが大きい。
ミルの職業は貴族へ絵を書いたりする芸術家であり、これだけでもインスピレーションが湧き出ていた。
ただ求めていた美しいものとは違う。
「よーし着いたぞ!」
「うわー、綺麗ですねー!」
駅からすでに紅葉が見える。
大きな木には紅く染まった葉っぱたちが見るものを魅了していた。
秋の紅葉。この時期ならではの景色だ。
しかし流石に土日は人が多い。
3人は逸れないように注意しながら進んでいく。
所々には落ちた紅葉も散らばっており、歩くだけでも綺麗な景色だ。
ミルの目もその美しさに奪われている。
そこではスマホを片手に記念撮影するもの、一眼レフで撮影してる者もいる。
ミルは落ちる葉に興味を持っていた。
少し肌寒い風と共に舞う葉っぱを見て、ミルは何かを想っている。
「おう、これだけじゃねーぞ? 上から見る景色もすげーんだ」
ずらっと人がいる場所に3人も並んだ。
ここからケーブルカーに乗り、その後は徒歩だ。
数十分並び終え、ケーブルカーでゆったりと紅葉の道を進んでいく。
紅葉だけでなく緑葉もあり、見る者を飽きさせない。
鷹尾山の標高は599m。
普段登山していない人にも登りやすく、途中には猿園もある。
このケーブルカーでは472mまで登っていく。
最急勾配に関しては、ケーブルカーの中でも日本一だ。
ケーブルカーで登り終えた後は徒歩。
ここで店長が結花とミルに向かって耳打ちをしてきた。
「お前らは……体力はあるか?」
「私はあまり……」
「僕も自信はないです」
「うし、ちょっとこっちこい」
駅の端っこに2人を呼ぶと、店長が2人の頭に手を置いた。
小さくなにかを呟くと、2人に暖かいナニカが付与されたのがわかる。
……魔法だ。
「よし、あまり走ったりするなよ? 転んだら山の麓まで転がり落ちるからな!」
店長の脅しを笑いながら受け流す。
さすがに転げ落ちることはないが、整備されているとはいえ山道は危険だ。
ここからは自分の足で歩き、景色を堪能するのがいいだろう。
「さ、まずはここだ。 俺のお気に入りの場所でもあるぞ!」
歩いて数分で凄い人だかりの場所へと出た。
霞ノ台展望台。ここは夜になると100万ドル夜景を謳う場所でもある。
天気が良ければ、遠方にある真宿まで見ることが可能だ。
そこから視界いっぱいに広がる鮮やかな紅。
時折見える緑も相まって、声にならない美しさを醸し出している。
ミルもこの景色にはクギ付けになり、何やらメモを取り出して書いている。
「ほれ、次行くぞ!」
山頂まではゆっくり歩いて2時間弱で到着する。
一号路は整備された登山道で、観光客も多い一番人気の道だ。
周りの景色を楽しみながら、賑やかに進んでいく。
結花も店長とミルと一緒に男坂を登らされたが、思ったほど疲れは来ない。
店長がかけた魔法のおかげだろう。
途中には猿園などもあるが、今回店長は別の場所を目指していた。
薬王院。ここには天狗が祀られている歴史ある寺院だ。
結花もきたのは初めてで、堂々と立っている天狗に威圧感すら覚えた。
「凄いですねー。天狗っているんですかね?」
「あぁたまに来るぞ? 酒好きでいつも朝まで飲まされるんだわ」
さすがは異世界。結花が想像できる人物は全員いるのではないかと思えるほどだ。
寺院には色々な建物がある。
山門から書院、大師堂に本社。日本の歴史に触れることもできる。
ここでもミルはなにかを必死に紙に書いていた。
その他にも天狗が腰掛けたと言われる大きな杉の木。
樹齢は700年を誇り、高尾山の守り神とも呼ばれている。
さらに歩くこと20分。
ようやく終点が見えてきた。
その広場にも大勢の人がおり、持ってきたお弁当を食べている家族もいる。
真ん中あたりには山頂を示す標識が、その存在感を現していた。
「ついたー!」
「着きましたねー!」
紅葉を見ながらーー店長の魔法のおかげでもあるーー散歩するスピードで歩いてきた3人に、疲れは見えない。
結花もミルも登山は初めてだ。
しっかりと山頂と書いてある標識にニンマリしている。
さらにはその景色。
展望台で見た景色も素晴らしかったが、山を登りきった達成感の中で見る紅葉もまた別格だ。
ミルはここでも何かを必死にメモしている。
しばらく景色を堪能していると、店長が2人を食事処に誘った。
鷹尾山でも有名なとろろそばお店。
山頂で食べるとろろ蕎麦もまた別格であった。
「今日はありがとうございました」
ミルが丁寧にお辞儀している。
すっかり外は暗くなり、ミルも自分への世界へ帰ろうとしていた。
その手にはひたすら書きなぐったメモが握られている。
結花はそのメモが気になり訪ねていた。
ミルは少し照れくさそうな表情をしたが、中身について話してくれた。
曰く、『この感動を絵にしたい。そしてその絵や体験や感動を伝えるためにメモをしている』と。
そのメモを持ち帰って、自分が納得する絵を作り上げることが目標だそうだ。
「どうだった? 目的の物は手に入ったかい?」
「はい! また……お金が貯まったら来たいです」
「おうおう、また待ってるぜ!」
扉が開き、ミルがその中へと向かって歩いていく。
その場所は結花が以前見た場所と違い、緑豊かな大地に見えた。
ミルが扉を完全に潜り終わると、静かに扉が閉まっていく。
「ミルさん、来た時と違って凄く満足そうな顔をしていましたね!」
「そうだな。この仕事やってると、ああいう顔が本当に元気を貰えるよ」
心なしか店長の顔もすこぶる晴れていた。
やってきたお客さんを満足させて帰す。
異世界への旅行は、もしかしたら夢と同じ一瞬なのかもしれない。
その一瞬をどれだけ満足度の高いものにできるか。
結花もこの仕事が楽しくなって来ていた。
◇
とある異世界。
そこには数多くの芸術品が存在している中、国王が認めた一品が城の目立つ場所に飾られている。
周りにある色鮮やかでキラキラと輝く物比べても遜色がない絵画だ。
その絵は山から俯瞰したかのように大地を見つめている構図。
色艶やかな紅葉が満遍なく描かれており、時折まだ若い緑の葉も見える。
遠くに見える街道には、まばらに人が描かれている。
その中には家族などもいて、皆笑顔だった。
絵を書いた画家の名前は『ミル・マクロース』
数年かけてこの絵を作り上げた彼は、何度も城に呼ばれ賞賛された。
しかしこの景色がある場所を誰も知らず、それを聞かれてもはぐらかされるばかり。
ただ彼の口癖のように、これ以上の場所を知らないと言っていた。
時期としてはもう秋だ。
少し空気が乾きはじめ、服装もそれに習い始める頃。
街は相変わらず賑やかだった。
そんな中結花と店長は今大勝負をしている。
結花が手に握っているには2枚のカード。
俗に言うトランプだ。
一枚はハートのエース、もう一枚はジョーカー。
店長が結花の顔を見ながらどっちを引くか悩んでいる。
「結花、そんなに俺を見ても意味ないぜ?」
「ふふん。今回こそは勝たせて貰いますからね!」
しかし結花の希望は叶わなかった。
するりと伸びた店長の指はハートのエースを掴むと、自分のカードと一緒に場へと捨てられた。
今回のババ抜きも店長の勝利だ。
「むぅぅ! 私ババ抜き負けたことなかったのに!」
「俺は神だからな! 造作もない」
「くぅぅ! 悔しい!」
店長と結花は暇だとちょっとしたゲームで遊んでいる。
今回のようなババ抜きやUNO、たまにオセロなども。
そのゲームの中で結花が勝てたことはない。
店長は神がかったように強いのだ。
「もう一回! もう一回だけ!」
「んー、勝てるとわかって……すまん念話だ」
店長が手を耳に当てて誰かと話し始めた。
もしかすると今からお客さんが来るのかもしれない。
事務所の掃除は完璧に終わっているので、結花がするのはお茶の用意ぐらいのものだ。
テーブルに散らかっているトランプを片付け終わるぐらいに店長も話が終わった。
「結花、お客さんだ。一緒に出掛けるから用意も頼む」
「かしこまりましたぁー!」
◇
扉が開いて入ってきたのは1人の青年だ。
年齢は22、3歳ぐらいだろうか。
青い瞳と金髪の美青年。
少し顔はやつれていた。
「君はどんなものを求めているのかな?」
初めてここにきたお客さんへは、店長が話を聞くことになる。
異世界ですでにある程度聞いてはいるのだが、本人の口から言わせるのがならわしのようだ。
青年は落ち着かない様子で周りを見回していたが、店長の言葉へ返答を始めた。
「私は……こう、胸の中が現れるような……美しいものが見たいです」
「お安い御用だ。今ちょうどいい時期なんだ、ラッキーだねお客さん」
店長がウィンクをしながら口を開いた。
お客さんの要望を聞いた時の店長は本当に嬉しそうな顔をする。
結花何回か見ているが、その時の表情はたまらなく好きだ。
(あ、いや、好きってそういう意味じゃなくて……ほら人として?だってーー)
「結花、出かけるぞ!」
「ひゃい!!」
電車に乗って店長が向かった先は鷹尾山だ。
お客さんーー名前は『ミル』と言うーーも例に漏れず立ち並ぶビルや電車には驚きっぱなしだ。
電車の窓から見る景色にいちいちリアクションが大きい。
ミルの職業は貴族へ絵を書いたりする芸術家であり、これだけでもインスピレーションが湧き出ていた。
ただ求めていた美しいものとは違う。
「よーし着いたぞ!」
「うわー、綺麗ですねー!」
駅からすでに紅葉が見える。
大きな木には紅く染まった葉っぱたちが見るものを魅了していた。
秋の紅葉。この時期ならではの景色だ。
しかし流石に土日は人が多い。
3人は逸れないように注意しながら進んでいく。
所々には落ちた紅葉も散らばっており、歩くだけでも綺麗な景色だ。
ミルの目もその美しさに奪われている。
そこではスマホを片手に記念撮影するもの、一眼レフで撮影してる者もいる。
ミルは落ちる葉に興味を持っていた。
少し肌寒い風と共に舞う葉っぱを見て、ミルは何かを想っている。
「おう、これだけじゃねーぞ? 上から見る景色もすげーんだ」
ずらっと人がいる場所に3人も並んだ。
ここからケーブルカーに乗り、その後は徒歩だ。
数十分並び終え、ケーブルカーでゆったりと紅葉の道を進んでいく。
紅葉だけでなく緑葉もあり、見る者を飽きさせない。
鷹尾山の標高は599m。
普段登山していない人にも登りやすく、途中には猿園もある。
このケーブルカーでは472mまで登っていく。
最急勾配に関しては、ケーブルカーの中でも日本一だ。
ケーブルカーで登り終えた後は徒歩。
ここで店長が結花とミルに向かって耳打ちをしてきた。
「お前らは……体力はあるか?」
「私はあまり……」
「僕も自信はないです」
「うし、ちょっとこっちこい」
駅の端っこに2人を呼ぶと、店長が2人の頭に手を置いた。
小さくなにかを呟くと、2人に暖かいナニカが付与されたのがわかる。
……魔法だ。
「よし、あまり走ったりするなよ? 転んだら山の麓まで転がり落ちるからな!」
店長の脅しを笑いながら受け流す。
さすがに転げ落ちることはないが、整備されているとはいえ山道は危険だ。
ここからは自分の足で歩き、景色を堪能するのがいいだろう。
「さ、まずはここだ。 俺のお気に入りの場所でもあるぞ!」
歩いて数分で凄い人だかりの場所へと出た。
霞ノ台展望台。ここは夜になると100万ドル夜景を謳う場所でもある。
天気が良ければ、遠方にある真宿まで見ることが可能だ。
そこから視界いっぱいに広がる鮮やかな紅。
時折見える緑も相まって、声にならない美しさを醸し出している。
ミルもこの景色にはクギ付けになり、何やらメモを取り出して書いている。
「ほれ、次行くぞ!」
山頂まではゆっくり歩いて2時間弱で到着する。
一号路は整備された登山道で、観光客も多い一番人気の道だ。
周りの景色を楽しみながら、賑やかに進んでいく。
結花も店長とミルと一緒に男坂を登らされたが、思ったほど疲れは来ない。
店長がかけた魔法のおかげだろう。
途中には猿園などもあるが、今回店長は別の場所を目指していた。
薬王院。ここには天狗が祀られている歴史ある寺院だ。
結花もきたのは初めてで、堂々と立っている天狗に威圧感すら覚えた。
「凄いですねー。天狗っているんですかね?」
「あぁたまに来るぞ? 酒好きでいつも朝まで飲まされるんだわ」
さすがは異世界。結花が想像できる人物は全員いるのではないかと思えるほどだ。
寺院には色々な建物がある。
山門から書院、大師堂に本社。日本の歴史に触れることもできる。
ここでもミルはなにかを必死に紙に書いていた。
その他にも天狗が腰掛けたと言われる大きな杉の木。
樹齢は700年を誇り、高尾山の守り神とも呼ばれている。
さらに歩くこと20分。
ようやく終点が見えてきた。
その広場にも大勢の人がおり、持ってきたお弁当を食べている家族もいる。
真ん中あたりには山頂を示す標識が、その存在感を現していた。
「ついたー!」
「着きましたねー!」
紅葉を見ながらーー店長の魔法のおかげでもあるーー散歩するスピードで歩いてきた3人に、疲れは見えない。
結花もミルも登山は初めてだ。
しっかりと山頂と書いてある標識にニンマリしている。
さらにはその景色。
展望台で見た景色も素晴らしかったが、山を登りきった達成感の中で見る紅葉もまた別格だ。
ミルはここでも何かを必死にメモしている。
しばらく景色を堪能していると、店長が2人を食事処に誘った。
鷹尾山でも有名なとろろそばお店。
山頂で食べるとろろ蕎麦もまた別格であった。
「今日はありがとうございました」
ミルが丁寧にお辞儀している。
すっかり外は暗くなり、ミルも自分への世界へ帰ろうとしていた。
その手にはひたすら書きなぐったメモが握られている。
結花はそのメモが気になり訪ねていた。
ミルは少し照れくさそうな表情をしたが、中身について話してくれた。
曰く、『この感動を絵にしたい。そしてその絵や体験や感動を伝えるためにメモをしている』と。
そのメモを持ち帰って、自分が納得する絵を作り上げることが目標だそうだ。
「どうだった? 目的の物は手に入ったかい?」
「はい! また……お金が貯まったら来たいです」
「おうおう、また待ってるぜ!」
扉が開き、ミルがその中へと向かって歩いていく。
その場所は結花が以前見た場所と違い、緑豊かな大地に見えた。
ミルが扉を完全に潜り終わると、静かに扉が閉まっていく。
「ミルさん、来た時と違って凄く満足そうな顔をしていましたね!」
「そうだな。この仕事やってると、ああいう顔が本当に元気を貰えるよ」
心なしか店長の顔もすこぶる晴れていた。
やってきたお客さんを満足させて帰す。
異世界への旅行は、もしかしたら夢と同じ一瞬なのかもしれない。
その一瞬をどれだけ満足度の高いものにできるか。
結花もこの仕事が楽しくなって来ていた。
◇
とある異世界。
そこには数多くの芸術品が存在している中、国王が認めた一品が城の目立つ場所に飾られている。
周りにある色鮮やかでキラキラと輝く物比べても遜色がない絵画だ。
その絵は山から俯瞰したかのように大地を見つめている構図。
色艶やかな紅葉が満遍なく描かれており、時折まだ若い緑の葉も見える。
遠くに見える街道には、まばらに人が描かれている。
その中には家族などもいて、皆笑顔だった。
絵を書いた画家の名前は『ミル・マクロース』
数年かけてこの絵を作り上げた彼は、何度も城に呼ばれ賞賛された。
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