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第二章 魔王軍戦
第十二話 秘境にて 惑星 前編
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秘境。
それは、大地の奥の奥。
惑星の根源的な場所。
神秘の泉。生命の歓び。
知識の滝、欲望の川。
悪意の火山、美麗なる偶像。
万物の保管庫、消失点。
「すなわち、なんだろうね?」
◇
ここは、どこだ?
とりあえず通信で連絡を取るか…
『通信』
「…駄目だ」
繋がらない。
可笑しくないか?
どこに飛んで来たんだ?
「…というか、ここは…」
辺りを見渡せば、白い世界しかなく、灰色の道が淡々と続いている。
「…ごくっ」
俺は、少し怖かった。
それは、この場所の不気味さである。
周りは白い世界だ。
だが、この白い世界にいったら、俺でも戻れないような、謎の恐怖がある。
更に、名にもしていないのに、こんなところにピンポイントで飛ばされるのは異常だ。
…一体どういう──
『念話』
「…おかしい」
反応、なし。
圧倒的疑問。
あり得なくないか?
念話とは、本来術者の技量や消費魔力量によってどこにでも誰にでも話すことが出来る。
そして、俺の魔力と技量。
これがあれば、基本繋げない場所はない。
まず、来られるということは、戻れない訳がないのに。
「なんだ、ここ」
とりあえず、通話出来ないことが分かったので、少し歩く。
灰色の道を歩く。
歩いても周りは白い世界でずーっと埋め尽くされている。
何も見えないわけではない。
灰色の道しか見えないのだ。
「…っ!?」
少し行ったところで、俺は途轍もない人を見つけた。
「田原!?」
「…」
田原は灰色の道に横たわり、ぐったりしている。
何か、嫌な感じがするぞ…
気になったので、鑑定する。
『鑑定』
「──さぁ」
田原、見せてくれ。
そう、ステータスは、死人には与えられない。
「…」
来た。
─────────────
田原総一 Lv 403
物理的攻撃力 200
魔法的攻撃力 199
術的攻撃力 200
遠距離的攻撃力 500
射撃的攻撃力 600
斬撃的攻撃力 180
殴打的攻撃力 1200
切断的攻撃力 120
属性的攻撃力 20
武器的攻撃力 70
アイテム的効果 +6%
物理的防御力 500
魔法的防御力 210
術的防御力 31
遠距離的防御力 30
射撃的防御力 21
斬撃的防御力 43
刺突的防御力 74
殴打的防御力 74
切断的防御力 58
属性的防御力 33
万能的防御力 なし
スキル・省略
武器的防御力 +5%
アイテム的防御力 +5%
NEXT EXP 総合
HP 22300/2200
MP 15000
SP 4200
STR 66000
VIT 10000
DEX 9000
AGI 12000
INT 24000
LUC 120
総ランク A++
総合抵抗力 19%
─────────────
…HPが減ってる?
─────────────
HP22300/2100
↓
HP22300/2000
─────────────
減ってる、減ってる!
「『臨時回復』」
─────────────
HP22300/20000
─────────────
「よし」
あとは、えーっと
「絶対目覚まし」
「いや、ルビ振った割に雑か!?」
あ、起きた。
「…てか、なんでこんなとこにいるんだ?」
お前もわからんのかーい。
「まぁ、いいや。とりあえず、進もうぜ」
あのHPが減るのは何だったんだろう…
まぁ、いいか。
「おう」
◇
「ハァッハァッ、やっぱ、レベルの差って、半端ねぇな。はぁっ、ふぅっ」
「…はぁ、俺も少し疲れたけどな」
「…そうかよ…はぁ…つーか、はぁ、どれくらい走ったっけ?」
「全力で一時間くらい?」
「やべぇな、おい」
「だろ?」
「…おま、ラフ、速すぎなんだよ…音速以上じゃねぇか?」
「かもな」
「俺は筋肉特化なんだから…」
「…でも、ついたじゃねぇか?」
「…だな」
目の前には、巨大な透明なガラス?があった。
「入るぞ」
「おう」
すぅ──
「ぅっ、うぉぉ?」
ズズズ──と、吸い込まれていく。
体が、引き延ばされるようだ。
「っ!?なんだ…ここ」
「な、なんだなんだ?ラフ、怖いじゃないか」
ラフが入った後に田原が来るので、まだ入っていない田原は謎の恐怖を覚える。
「まぁ、来てみろよ」
と、親友の誘いがあれば、まぁすんなりと行ってしまうのだが。
「…?なんだ、ここ」
目の前には、庭園が広がっていた。
◇
「庭園…か?」
「手入れの施された庭のようだ」
…美しい。
水飛沫を上げる小さな噴水に、鮮やかな花たちが周りを繕い、緑が生い茂る。
「おや?客人かな?」
その時、俺でも田原でも無い第三者の声がした。
誰だろうか。一応戦闘準備して──
「まぁまぁ、そう警戒することはないですよ」
「…」
「ようこそ、私の庭へ」
パチパチパチと手を叩きながら、そいつは近づいてくる。
男、のようだ。
好青年、悪い印象は見た目から感じさせない。
が、さっきからビクビク感じる。
「お前…何者だ?」
「何者?ここに来たからには存じているんでしょう?私は、裁判官ですよ…善の裁判官…この星そのものです」
「…っ!」
『鑑定』
──────────────
ステータスはありません
──────────────
「だろうな」
「おい、ラフ、こいつが」
「あぁ、こいつも!」
「私は龍とは少し違いますからね、心してかかってきなさい…もし私に勝つことが出来たなら色々教えて差し上げますよ」
────バッ!
と、俺と田原の二強は飛び出した。
「いくぞぉぉっ!!」
「おうっ!!!」
それは、大地の奥の奥。
惑星の根源的な場所。
神秘の泉。生命の歓び。
知識の滝、欲望の川。
悪意の火山、美麗なる偶像。
万物の保管庫、消失点。
「すなわち、なんだろうね?」
◇
ここは、どこだ?
とりあえず通信で連絡を取るか…
『通信』
「…駄目だ」
繋がらない。
可笑しくないか?
どこに飛んで来たんだ?
「…というか、ここは…」
辺りを見渡せば、白い世界しかなく、灰色の道が淡々と続いている。
「…ごくっ」
俺は、少し怖かった。
それは、この場所の不気味さである。
周りは白い世界だ。
だが、この白い世界にいったら、俺でも戻れないような、謎の恐怖がある。
更に、名にもしていないのに、こんなところにピンポイントで飛ばされるのは異常だ。
…一体どういう──
『念話』
「…おかしい」
反応、なし。
圧倒的疑問。
あり得なくないか?
念話とは、本来術者の技量や消費魔力量によってどこにでも誰にでも話すことが出来る。
そして、俺の魔力と技量。
これがあれば、基本繋げない場所はない。
まず、来られるということは、戻れない訳がないのに。
「なんだ、ここ」
とりあえず、通話出来ないことが分かったので、少し歩く。
灰色の道を歩く。
歩いても周りは白い世界でずーっと埋め尽くされている。
何も見えないわけではない。
灰色の道しか見えないのだ。
「…っ!?」
少し行ったところで、俺は途轍もない人を見つけた。
「田原!?」
「…」
田原は灰色の道に横たわり、ぐったりしている。
何か、嫌な感じがするぞ…
気になったので、鑑定する。
『鑑定』
「──さぁ」
田原、見せてくれ。
そう、ステータスは、死人には与えられない。
「…」
来た。
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田原総一 Lv 403
物理的攻撃力 200
魔法的攻撃力 199
術的攻撃力 200
遠距離的攻撃力 500
射撃的攻撃力 600
斬撃的攻撃力 180
殴打的攻撃力 1200
切断的攻撃力 120
属性的攻撃力 20
武器的攻撃力 70
アイテム的効果 +6%
物理的防御力 500
魔法的防御力 210
術的防御力 31
遠距離的防御力 30
射撃的防御力 21
斬撃的防御力 43
刺突的防御力 74
殴打的防御力 74
切断的防御力 58
属性的防御力 33
万能的防御力 なし
スキル・省略
武器的防御力 +5%
アイテム的防御力 +5%
NEXT EXP 総合
HP 22300/2200
MP 15000
SP 4200
STR 66000
VIT 10000
DEX 9000
AGI 12000
INT 24000
LUC 120
総ランク A++
総合抵抗力 19%
─────────────
…HPが減ってる?
─────────────
HP22300/2100
↓
HP22300/2000
─────────────
減ってる、減ってる!
「『臨時回復』」
─────────────
HP22300/20000
─────────────
「よし」
あとは、えーっと
「絶対目覚まし」
「いや、ルビ振った割に雑か!?」
あ、起きた。
「…てか、なんでこんなとこにいるんだ?」
お前もわからんのかーい。
「まぁ、いいや。とりあえず、進もうぜ」
あのHPが減るのは何だったんだろう…
まぁ、いいか。
「おう」
◇
「ハァッハァッ、やっぱ、レベルの差って、半端ねぇな。はぁっ、ふぅっ」
「…はぁ、俺も少し疲れたけどな」
「…そうかよ…はぁ…つーか、はぁ、どれくらい走ったっけ?」
「全力で一時間くらい?」
「やべぇな、おい」
「だろ?」
「…おま、ラフ、速すぎなんだよ…音速以上じゃねぇか?」
「かもな」
「俺は筋肉特化なんだから…」
「…でも、ついたじゃねぇか?」
「…だな」
目の前には、巨大な透明なガラス?があった。
「入るぞ」
「おう」
すぅ──
「ぅっ、うぉぉ?」
ズズズ──と、吸い込まれていく。
体が、引き延ばされるようだ。
「っ!?なんだ…ここ」
「な、なんだなんだ?ラフ、怖いじゃないか」
ラフが入った後に田原が来るので、まだ入っていない田原は謎の恐怖を覚える。
「まぁ、来てみろよ」
と、親友の誘いがあれば、まぁすんなりと行ってしまうのだが。
「…?なんだ、ここ」
目の前には、庭園が広がっていた。
◇
「庭園…か?」
「手入れの施された庭のようだ」
…美しい。
水飛沫を上げる小さな噴水に、鮮やかな花たちが周りを繕い、緑が生い茂る。
「おや?客人かな?」
その時、俺でも田原でも無い第三者の声がした。
誰だろうか。一応戦闘準備して──
「まぁまぁ、そう警戒することはないですよ」
「…」
「ようこそ、私の庭へ」
パチパチパチと手を叩きながら、そいつは近づいてくる。
男、のようだ。
好青年、悪い印象は見た目から感じさせない。
が、さっきからビクビク感じる。
「お前…何者だ?」
「何者?ここに来たからには存じているんでしょう?私は、裁判官ですよ…善の裁判官…この星そのものです」
「…っ!」
『鑑定』
──────────────
ステータスはありません
──────────────
「だろうな」
「おい、ラフ、こいつが」
「あぁ、こいつも!」
「私は龍とは少し違いますからね、心してかかってきなさい…もし私に勝つことが出来たなら色々教えて差し上げますよ」
────バッ!
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「いくぞぉぉっ!!」
「おうっ!!!」
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