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偽善のオペラ
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騙るんじゃない。
偽善をあたかも善のようにふるまうな。
偽善は偽善のようにふるまえ。
謳うな。
正義を謳うな。
悪を謳え。
謳うなら、悪を。
◇
「…よぅし、それで決まりだな」
碧南が勢いよくそう言って、俺達は解散した。
愛西を、ぶっ潰すため。
「…さてと、決行は明日…成功するかな」
◇
翌日。
「…愛西さん、ちょっといいかな?」
「…なに?」
「あぁ、まずね」
そこに、碧南が突っ込んできた。
「いじめちゃダメでショードロップキックエクストラ!!!」
碧南が愛西さんを蹴りとばし、窓ガラスがわれ、外に吹っ飛んだ。
「…」
「…ふぅ~すっきり」
「──────────────────────────────え?」
「…え?」
「…(クラス全体)…え?」
何やってんの、こいつ。
ばんって。
いきなりばんって…
「なにやってんのぉ!?」
「キャァァァァァ!!」
「うわぁぁぁぁ!」
クラスが大狂乱だった。
「…愛西さん、大丈夫かな?」
…大丈夫じゃないかも。
だってガラス割れてるし。
「おい、碧南…これで大怪我とかしたらどうするんだよ?」
「正当防衛」
「どこらへんがぁ!?」
愛西さんまだ何にも喋ってないけど!
なに?しか言ってないんだど!?
「…ま、そこら辺は大丈夫だ。何故なら俺達は都市名そのもの。俺の一撃で奴が沈むまい」
いや、急にバトル漫画みたいなセリフを言うのをやめろ!
「…ゴフッ…一体、なんなのよ…あんたたち」
「…単刀直入に言うぜ。お前だろう?瀬戸さんのイジメの主犯格は」
「ぐふっ、はぁーっ?何言ってるの…ふぅっ」
だらだらと血を流しながら愛西さんは立ち上がった。
「…それは、小中の頃!ゴフッ…今はそんなことしてないわ…ホントの本当に」
「…ふーん、嘘じゃあねぇみたいだな…俺の第六感がそう言ってやがる」
「…」
なんなんだ、この人たち。
説得しようとしていた俺が馬鹿みたい。
「…ふん、大丈夫だ、西尾」
「…っ、岡崎くん」
「…俺も説得しようと思ってた」
「…そうだよね」
常識人がいると、助かるなぁ。
「…西尾、あの二人は放っておいて、パフェ食いに行こうぜ」
「いいね、それ」
俺達は歩き出した。
ちなみに、イジメの件は面倒くさくなったので、全て碧南に任せておいた。
頑張れ。
「イチゴパフェうめー!」
偽善をあたかも善のようにふるまうな。
偽善は偽善のようにふるまえ。
謳うな。
正義を謳うな。
悪を謳え。
謳うなら、悪を。
◇
「…よぅし、それで決まりだな」
碧南が勢いよくそう言って、俺達は解散した。
愛西を、ぶっ潰すため。
「…さてと、決行は明日…成功するかな」
◇
翌日。
「…愛西さん、ちょっといいかな?」
「…なに?」
「あぁ、まずね」
そこに、碧南が突っ込んできた。
「いじめちゃダメでショードロップキックエクストラ!!!」
碧南が愛西さんを蹴りとばし、窓ガラスがわれ、外に吹っ飛んだ。
「…」
「…ふぅ~すっきり」
「──────────────────────────────え?」
「…え?」
「…(クラス全体)…え?」
何やってんの、こいつ。
ばんって。
いきなりばんって…
「なにやってんのぉ!?」
「キャァァァァァ!!」
「うわぁぁぁぁ!」
クラスが大狂乱だった。
「…愛西さん、大丈夫かな?」
…大丈夫じゃないかも。
だってガラス割れてるし。
「おい、碧南…これで大怪我とかしたらどうするんだよ?」
「正当防衛」
「どこらへんがぁ!?」
愛西さんまだ何にも喋ってないけど!
なに?しか言ってないんだど!?
「…ま、そこら辺は大丈夫だ。何故なら俺達は都市名そのもの。俺の一撃で奴が沈むまい」
いや、急にバトル漫画みたいなセリフを言うのをやめろ!
「…ゴフッ…一体、なんなのよ…あんたたち」
「…単刀直入に言うぜ。お前だろう?瀬戸さんのイジメの主犯格は」
「ぐふっ、はぁーっ?何言ってるの…ふぅっ」
だらだらと血を流しながら愛西さんは立ち上がった。
「…それは、小中の頃!ゴフッ…今はそんなことしてないわ…ホントの本当に」
「…ふーん、嘘じゃあねぇみたいだな…俺の第六感がそう言ってやがる」
「…」
なんなんだ、この人たち。
説得しようとしていた俺が馬鹿みたい。
「…ふん、大丈夫だ、西尾」
「…っ、岡崎くん」
「…俺も説得しようと思ってた」
「…そうだよね」
常識人がいると、助かるなぁ。
「…西尾、あの二人は放っておいて、パフェ食いに行こうぜ」
「いいね、それ」
俺達は歩き出した。
ちなみに、イジメの件は面倒くさくなったので、全て碧南に任せておいた。
頑張れ。
「イチゴパフェうめー!」
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