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コーヒー
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【たから村。さんとの共作をリメイク】
🐰『ツッコミ たから村。』
🐱「ボケ 村上未来(むーたん)」
🐱「どーも!むーたんです!」
🐰『みんなのアイドル、たから村でっす!』
🐱「みんなって言うのは、たからさんのご家族の事だけを言ってるんですけどね」
🐰『しー!それは社外秘!トップシークレット!』
🐱「んな事より、たからちゃんはコーヒー飲んだ事ある?」
🐰『大人だから、普通に飲んだ事あるけど』
🐱「へぇー、あるんだ」
🐰『えっ?もしかして、むーたんコーヒー飲んだ事ないの?』
🐱「あるに決まってんだろ!毎日すずりで引いて、筆で掻き混ぜて飲んでるわ!」
🐰『むーたん達筆だもんね!って、似てるけど、それ墨汁ですから!』
🐱「知ってるわ!ボケたんだよ!」
🐰『漫才中に言っちゃいけない事、言っちゃってる!』
🐱「んな事より、たからちゃんはどんな時にコーヒー飲むの?」
🐰『どんな時に?パンを食べる時とかに飲むかな。むーたんはどんな時に飲むの?』
🐱「…食べる時にだよ」
🐰『えっ?よく聞こえなかった。何を食べる時に飲むの?』
🐱「それはね…お前を食べる時にだよぉぉぉ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!止めてよそういうの!少しチビっちゃったじゃない!』
🐱「ひゅー、汚ぇー」
🐰『お前のせいだ!もぅ!コーヒーはそんな怖い飲み物じゃないんだからね!』
🐱「えっ?」
🐰『えっ?もしかしてむーたん、コーヒーがなんなのか、よく分かってないんじゃないの?』
🐱「知ってるに決まってんだろうが!喫茶店で飲むやつだろうが!?」
🐰『やだ!知ってた!むーたんは喫茶店には行った事あるの?』
🐱「いや、行った事はない。でも、行きたい喫茶店はある」
🐰『へぇー、どんな喫茶店?』
🐱「オムライスに文字書いてもらって、萌え萌えする喫茶店」
🐰『あぁー、メイド喫茶ね。むーたん、そういうの好きそう』
🐱「あぁ、好きだ。俺は坊主に萌えるからな」
🐰『えっ?』
🐱「坊主が食材を供養する言葉を書いたオムライス喰ってみたい」
🐰『ひぃぃぃぃ!南無阿弥陀仏!って、それ冥土喫茶ですから!メイド違いだから、萌えないで!』
🐱「人の癖にケチ付けんな!はっ倒すぞ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!ごめんなさい!』
🐱「んな事より、コーヒーゼリーを食べる時はどうやって食べる?」
🐰『どうやって?普通はミルクは混ぜる派と混ぜない派に別れるよね。わたしは、混ぜる派かな。むーたんはどっち派?』
🐱「俺はミルクを愛でながら、ゼリーを口説く派だ」
🐰『わぁー白黒付けないカフェオーレ!って、やかましいわ!どちらか選んであげて!』
🐱「選べだと?なら、コーヒーに選んでもらおうじゃないか」
🐰『どういう事?』
🐱「分かんない奴だな。コーヒーに俺とたからちゃんのどちらが好きか選んでもらおうじゃないか」
🐰『えっ?どうやって?コーヒーは喋れないんだよ?』
🐱「あぁー、それ程の思いなんだ」
🐰『えっ?』
🐱「俺は好きだから、コーヒーの声が聞こえる」
🐰『嘘でしょ?』
🐱「俺が嘘吐いた事あるか?あるな。うん、あるな。でも、あるか?うん、あるな。あると思うか?いや、あるよ。確実にあるな。めちゃくちゃあるさ。でも、あると思うか?」
🐰『世界で一番簡単なクイズ!自分で今、めちゃくちゃあるって言ったじゃん!』
🐱「んな事よりたからちゃん。俺はコーヒーが好きなんだ」
🐰『何もなかったかのように、話を進めた!』
🐱「好き過ぎて、毎日ファンレターを書く程さ」
🐰『嘘でしょ?本当なら、毎日書いてたら、書く事なくなるでしょ』
🐱「なくなる訳ねぇだろ!」
🐰『じゃあ、昨日は何て書いたのよ』
🐱「このファンレターを受け取った者は、五人に宛てたファンレターを書かなければ不幸になります」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!不幸の手紙の進化版!って、やかましいわ!』
🐱「おいおい、そんなに眉間に皺を寄せたら、可愛い顔が台無しだぜ?」
🐰『やだ!むーたんわたしの事、可愛いと思ってたんだ!』
🐱「もちろんだ。そんなに可愛かったら、毎日、鏡に向かってキスしてんだろ?」
🐰『してないわ!わしゃ、鏡を初めて見たオランウータンか!』
🐱「おらむーたんだ」
🐰『知ってるわ!』
🐱「おいおい、そんなに眉間に皺を寄せたら、可愛い顔が台無しだぜ?」
🐰『デジャブ!…なんか疲れちゃった。コーヒーでも飲んで落ち着きたい気分』
🐱「なら、コーヒー淹れてくれよ」
🐰『漫才中に?』
🐱「大丈夫だから、俺を信じて淹れてみろ」
🐰『信じる要素は何一つ無いけど。分かった』
🐱「俺は甘めが好きなんだ。早く淹れてくれ」
🐰『甘めって、砂糖はどのぐらい?』
🐱「砂糖は10グラムだ。0.0000001グラムの誤差も許さないからな!」
🐰『やかましいわ!親切で淹れてあげるのに何様よ!?』
🐱「おらむーたんだ」
🐰『知ってるわ!それお気に入りか!』
🐱「冗談はさておき、真面目な話をしよう」
🐰『えっ?冗談?酷い!わたしをからかってたのね!?』
🐱「いやいやいや、知ってただろ?あんなに練習したんだから」
🐰『しー!それは社外秘!トップシークレット!』
🐱「実は俺、喫茶店を開こうと思ってるんだ」
🐰『喫茶店を?素敵な事だけど、素人が生き残ってやっていけるの?』
🐱「分からない。だから、たからちゃんにお願いがあります」
🐰『何?急に改まって?』
🐱「喫茶店を開くに当たり、一瞬に働いてくれませんか?」
🐰『一緒に?…喫茶店の店員、一度やってみたかったんだ』
🐱「OKという事でしょうか?」
🐰『うん』
🐱「ありがとうございます。このご恩は一生忘れません」
🐰『そんなオーバーな。よろしくね』
🐱「はい、よろしくお願い致します。では、早速で申し訳ないのですが、働け働け!馬車馬のように働け!」
🐰『急に態度変わった!』
🐱「お前には、接客を任せる。分かったか?」
🐰『はい』
🐱「口ごたえすんな!黙って従え!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!って、1ミクロンも口ごたえしてないわ!』
🐱「してないだと?ならば、お前には接客を任せる。分かったな?」
🐰『はい、分かりました』
🐱「返事が小さいぞ馬車馬!」
🐰『誰が馬車馬だ!』
🐱「まずは、練習だ。客が居ると思って注文を取りに行け」
🐰『はい!…いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか?…ホットコーヒー1つですね?かしこまりました…マスター、ホットコーヒー1つお願いします』
🐱「馬鹿野郎!職場は戦場だぞ!ヘラヘラしてんじゃねぇ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!ごめんなさい!』
🐱「注文は何だ?」
🐰『…ホットコーヒー1つです』
🐱「だけか?」
🐰『えっ?』
🐱「だけかと聞いてるんだ」
🐰『…はい、ホットコーヒー1つだけですが』
🐱「馬鹿野郎!職場は戦場だって言っただろうが!喰うか喰われるかの戦いがこの場で起きてるんだぞ!有り金全部の注文取ってこんかい!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!』
🐱「初日だからって、甘ったれるなよ!」
🐰『はい…ごめんなさい』
🐱「ほら、手を出せ」
🐰『えっ?手を?何故?』
🐱「馬鹿野郎!コスト削減して、お客様に還元するんだろうが!」
🐰『えっ?』
🐱「コスト削減でカップを削減してんだよ!お前の手の平にコーヒー注いで持って行くんだよ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!って、こんなブラック企業みたいな店、辞めさせてもらいます!』
🐱「ブラック?コーヒーなだけに?」
🐰『あら、お上手!って、やかましいわ!どうもありがとうございました』
🐰『ツッコミ たから村。』
🐱「ボケ 村上未来(むーたん)」
🐱「どーも!むーたんです!」
🐰『みんなのアイドル、たから村でっす!』
🐱「みんなって言うのは、たからさんのご家族の事だけを言ってるんですけどね」
🐰『しー!それは社外秘!トップシークレット!』
🐱「んな事より、たからちゃんはコーヒー飲んだ事ある?」
🐰『大人だから、普通に飲んだ事あるけど』
🐱「へぇー、あるんだ」
🐰『えっ?もしかして、むーたんコーヒー飲んだ事ないの?』
🐱「あるに決まってんだろ!毎日すずりで引いて、筆で掻き混ぜて飲んでるわ!」
🐰『むーたん達筆だもんね!って、似てるけど、それ墨汁ですから!』
🐱「知ってるわ!ボケたんだよ!」
🐰『漫才中に言っちゃいけない事、言っちゃってる!』
🐱「んな事より、たからちゃんはどんな時にコーヒー飲むの?」
🐰『どんな時に?パンを食べる時とかに飲むかな。むーたんはどんな時に飲むの?』
🐱「…食べる時にだよ」
🐰『えっ?よく聞こえなかった。何を食べる時に飲むの?』
🐱「それはね…お前を食べる時にだよぉぉぉ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!止めてよそういうの!少しチビっちゃったじゃない!』
🐱「ひゅー、汚ぇー」
🐰『お前のせいだ!もぅ!コーヒーはそんな怖い飲み物じゃないんだからね!』
🐱「えっ?」
🐰『えっ?もしかしてむーたん、コーヒーがなんなのか、よく分かってないんじゃないの?』
🐱「知ってるに決まってんだろうが!喫茶店で飲むやつだろうが!?」
🐰『やだ!知ってた!むーたんは喫茶店には行った事あるの?』
🐱「いや、行った事はない。でも、行きたい喫茶店はある」
🐰『へぇー、どんな喫茶店?』
🐱「オムライスに文字書いてもらって、萌え萌えする喫茶店」
🐰『あぁー、メイド喫茶ね。むーたん、そういうの好きそう』
🐱「あぁ、好きだ。俺は坊主に萌えるからな」
🐰『えっ?』
🐱「坊主が食材を供養する言葉を書いたオムライス喰ってみたい」
🐰『ひぃぃぃぃ!南無阿弥陀仏!って、それ冥土喫茶ですから!メイド違いだから、萌えないで!』
🐱「人の癖にケチ付けんな!はっ倒すぞ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!ごめんなさい!』
🐱「んな事より、コーヒーゼリーを食べる時はどうやって食べる?」
🐰『どうやって?普通はミルクは混ぜる派と混ぜない派に別れるよね。わたしは、混ぜる派かな。むーたんはどっち派?』
🐱「俺はミルクを愛でながら、ゼリーを口説く派だ」
🐰『わぁー白黒付けないカフェオーレ!って、やかましいわ!どちらか選んであげて!』
🐱「選べだと?なら、コーヒーに選んでもらおうじゃないか」
🐰『どういう事?』
🐱「分かんない奴だな。コーヒーに俺とたからちゃんのどちらが好きか選んでもらおうじゃないか」
🐰『えっ?どうやって?コーヒーは喋れないんだよ?』
🐱「あぁー、それ程の思いなんだ」
🐰『えっ?』
🐱「俺は好きだから、コーヒーの声が聞こえる」
🐰『嘘でしょ?』
🐱「俺が嘘吐いた事あるか?あるな。うん、あるな。でも、あるか?うん、あるな。あると思うか?いや、あるよ。確実にあるな。めちゃくちゃあるさ。でも、あると思うか?」
🐰『世界で一番簡単なクイズ!自分で今、めちゃくちゃあるって言ったじゃん!』
🐱「んな事よりたからちゃん。俺はコーヒーが好きなんだ」
🐰『何もなかったかのように、話を進めた!』
🐱「好き過ぎて、毎日ファンレターを書く程さ」
🐰『嘘でしょ?本当なら、毎日書いてたら、書く事なくなるでしょ』
🐱「なくなる訳ねぇだろ!」
🐰『じゃあ、昨日は何て書いたのよ』
🐱「このファンレターを受け取った者は、五人に宛てたファンレターを書かなければ不幸になります」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!不幸の手紙の進化版!って、やかましいわ!』
🐱「おいおい、そんなに眉間に皺を寄せたら、可愛い顔が台無しだぜ?」
🐰『やだ!むーたんわたしの事、可愛いと思ってたんだ!』
🐱「もちろんだ。そんなに可愛かったら、毎日、鏡に向かってキスしてんだろ?」
🐰『してないわ!わしゃ、鏡を初めて見たオランウータンか!』
🐱「おらむーたんだ」
🐰『知ってるわ!』
🐱「おいおい、そんなに眉間に皺を寄せたら、可愛い顔が台無しだぜ?」
🐰『デジャブ!…なんか疲れちゃった。コーヒーでも飲んで落ち着きたい気分』
🐱「なら、コーヒー淹れてくれよ」
🐰『漫才中に?』
🐱「大丈夫だから、俺を信じて淹れてみろ」
🐰『信じる要素は何一つ無いけど。分かった』
🐱「俺は甘めが好きなんだ。早く淹れてくれ」
🐰『甘めって、砂糖はどのぐらい?』
🐱「砂糖は10グラムだ。0.0000001グラムの誤差も許さないからな!」
🐰『やかましいわ!親切で淹れてあげるのに何様よ!?』
🐱「おらむーたんだ」
🐰『知ってるわ!それお気に入りか!』
🐱「冗談はさておき、真面目な話をしよう」
🐰『えっ?冗談?酷い!わたしをからかってたのね!?』
🐱「いやいやいや、知ってただろ?あんなに練習したんだから」
🐰『しー!それは社外秘!トップシークレット!』
🐱「実は俺、喫茶店を開こうと思ってるんだ」
🐰『喫茶店を?素敵な事だけど、素人が生き残ってやっていけるの?』
🐱「分からない。だから、たからちゃんにお願いがあります」
🐰『何?急に改まって?』
🐱「喫茶店を開くに当たり、一瞬に働いてくれませんか?」
🐰『一緒に?…喫茶店の店員、一度やってみたかったんだ』
🐱「OKという事でしょうか?」
🐰『うん』
🐱「ありがとうございます。このご恩は一生忘れません」
🐰『そんなオーバーな。よろしくね』
🐱「はい、よろしくお願い致します。では、早速で申し訳ないのですが、働け働け!馬車馬のように働け!」
🐰『急に態度変わった!』
🐱「お前には、接客を任せる。分かったか?」
🐰『はい』
🐱「口ごたえすんな!黙って従え!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!って、1ミクロンも口ごたえしてないわ!』
🐱「してないだと?ならば、お前には接客を任せる。分かったな?」
🐰『はい、分かりました』
🐱「返事が小さいぞ馬車馬!」
🐰『誰が馬車馬だ!』
🐱「まずは、練習だ。客が居ると思って注文を取りに行け」
🐰『はい!…いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか?…ホットコーヒー1つですね?かしこまりました…マスター、ホットコーヒー1つお願いします』
🐱「馬鹿野郎!職場は戦場だぞ!ヘラヘラしてんじゃねぇ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!ごめんなさい!』
🐱「注文は何だ?」
🐰『…ホットコーヒー1つです』
🐱「だけか?」
🐰『えっ?』
🐱「だけかと聞いてるんだ」
🐰『…はい、ホットコーヒー1つだけですが』
🐱「馬鹿野郎!職場は戦場だって言っただろうが!喰うか喰われるかの戦いがこの場で起きてるんだぞ!有り金全部の注文取ってこんかい!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!』
🐱「初日だからって、甘ったれるなよ!」
🐰『はい…ごめんなさい』
🐱「ほら、手を出せ」
🐰『えっ?手を?何故?』
🐱「馬鹿野郎!コスト削減して、お客様に還元するんだろうが!」
🐰『えっ?』
🐱「コスト削減でカップを削減してんだよ!お前の手の平にコーヒー注いで持って行くんだよ!」
🐰『ひぃぃぃぃぃ!って、こんなブラック企業みたいな店、辞めさせてもらいます!』
🐱「ブラック?コーヒーなだけに?」
🐰『あら、お上手!って、やかましいわ!どうもありがとうございました』
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