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ファミリーレストラン
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🐵『ツッコミ オギ』
🐱「ボケ 村上未来(むーたん)」
🐱「どうも、むーたんです」
🐵『どうも、オギです』
🐱「オギさんは小さい頃、憧れた職業とかありますか?」
🐵『俺はプロ野球選手になりたかったな。よく、キャッチボールやってたわ』
🐱「キャッチボールって、言葉のキャッチボールの事ですか?」
🐵『え?ボールを投げ合う方だよ』
🐱「ボールを投げ合う事をキャッチボールって言うんですか?」
🐵『マジで知らないのかよ?ボールをキャッチして投げ返す。これを繰り返すのがキャッチボールっていうんだよ』
🐱「へー、そんなんあるんですね。知らなかった。言葉のキャッチボールしか知らなかったです。そのキャッチボールが由来ですか?」
🐵『多分そうじゃないかな?キャッチボール知らないって事は、もしかして野球も知らないの?』
🐱「野球ですか。わたし野球の事、ほとんど分からないです」
🐵『へー、そうなんだ』
🐱「可愛らしく言えば、むーたんわかんない」
🐵『おじさんが言っても、可愛くないよ』
🐱「北海道風に言えば、むーたん稚内」
🐵『意味分かんねぇわ!』
🐱「意味が分からないといえば、何で野球は、カブトムシの幼虫をバッタに投げ付けるのですか?」
🐵『ツッコミどころ満載だな!バッタでもないし、カブトムシの幼虫も投げてないわ!』
🐱「えっ?バッタでもなければ、カブトムシの幼虫でもない?ならばクワガタの幼虫ですか?」
🐵『違うわ!何の幼虫でもないわ!』
🐱「ならば、成虫ですか?」
🐵『なんでそうなんだよ!?ボールだ、ボール!』
🐱「ボール?」
🐵『カブトムシの幼虫も確かに白くて丸まってるけど、あれはボール投げてんだよ』
🐱「あらやだ。バッタに投げ付けるから、てっきり幼虫かと」
🐵『バッタも違うからな。あれはバッターって言うんだからな』
🐱「バッター?あらやだ。棒が足りなかったみたいですね。如何せん野球の事、ほとんど知らないものですから」
🐵『知らないとか以前の問題だと思うけどな。野球の事、全く知らないのか?』
🐱「野球でわたしが知ってる事は、野球はスポーツであるという事です」
🐵『スポーツはあってるけど、それしか知らないのか?』
🐱「あっ、待ってください!それ以外にも知ってる事があります!これだけは自信持って知ってると言えます!」
🐵『他に?何を知ってんの?』
🐱「野球は、バッタにカブトムシの幼虫を投げ付けるスポーツです」
🐵『学習能力0か!?』
🐱「わたしは小さい頃、ファミリーレストランの店員さんに憧れてたんですよ」
🐵『マイペースに進めんな!』
🐱「ファミリーレストランの店員さんはやった事はないんですけど、マニュアルは死ぬほど読みました」
🐵『マニュアルを?よっぽど、なりたかったんだな』
🐱「はい!だから今日は、ファミリーレストランの店員さんを、わたしにやらせてください」
🐵『別にいいけど、俺は客をやればいいのか?』
🐱「はい、お願いします」
🐵『了解…腹減ったな。ファミレス入るか』
🐱「いらっしゃいませ。お客様は何名様でしょうか?」
🐵『1人です』
🐱「下のお名前が1人でしょうか?」
🐵『はぁ?意味分かんないわ』
🐱「何名1人というお名前ですよね?」
🐵『はぁ!?お客様は何名さんて苗字ですかって意味で聞いたんかよ!?』
🐱「それ以外に意味がありますか?」
🐵『あるわ!普通に考えたら人数を聞いてんだよ!てか、それしかないわ!』
🐱「人数?なるほど、何名様っていうのは、人数だったのか。てっきり苗字の方だと思ってました」
🐵『普通に考えたら分かるだろ』
🐱「普通に考えて苗字だったのですが、学べました。仕切り直しましょう」
🐵『苗字が普通って、後が思いやられるな。まぁ、付き合ってやるよ』
🐱「いつまでくっちゃべってるんですか?さっさとやり直してください」
🐵『人が親切で付き合ってやるって言ってんのに、何様だよ!?』
🐱「苗字は何ではないです。村上です」
🐵『だから、苗字じゃねぇわ!』
🐱「早くやり直してください」
🐵『分かったわ!…腹減ったな。ファミレス入るか』
🐱「いらっしゃいませ。お客様は何名様でしょうか?」
🐵『1人です』
🐱「お友達いないんですか?」
🐵『いるわボケ!なんて事聞いてんだよ!』
🐱「お1人で来られたのに、お友達がいると言い張るお客様。お席にご案内致します」
🐵『言い張ってねぇわ!普通に案内しろや!』
🐱「相席になりますが、こちらの席でよろしいでしょうか?」
🐵『えっ?何で相席なの?』
🐱「ハンバーグをお食べになってるお客様。こちらのお客様、お友達がおられないんです。かわいそうだから、仲間に入れてあげてください」
🐵『その客、キョトンとしてんじゃねぇか!勝手に相席にすんな!』
🐱「寂しくても孤独の道をお選びになられるのですか?」
🐵『はぁぁ?』
🐱「それもまた人生。よろしい、わたくしが道標となり、お席にご案内いたしましょう」
🐵『ありがとうございます!じゃ、ないわ!普通に案内しろや!』
🐱「お客様、窓際の席でもよろしいでしょうか?」
🐵『相席でなければ、どこでもよいですよ!』
🐱「あちらの席、吸えませんがよろしいでしょうか?」
🐵『禁煙か?吸わないから大丈夫です』
🐱「それでは、無酸素席にご案内致します」
🐵『待て待て!空気は吸うわ!ちゃんと元気に肺呼吸してるわ!』
🐱「吸わないと申されましたが?」
🐵『タバコの話だ!』
🐱「別の席がよろしいのでしょうか?」
🐵『当たり前だ!』
🐱「窓際の席でもよろしいでしょうか?」
🐵『酸素が吸えるならどこでもいいです!』
🐱「それではご案内いたします。着きました。こちら相席でも、よろしいでしょうか?」
🐵『はぁぁん!?』
🐱「ハンバーグをお食べになってるお客様。こちらのお客様、お友達がおられないんです。かわいそうだから、仲間に入れてあげてください」
🐵『さっき相席頼んだ客の席じゃねぇか!』
🐱「え?いやなんですか?酸素吸えるならどこでもいいとおっしゃいましたが?」
🐵『つぶらな瞳で首傾げんな!相席以外で酸素吸える席で頼むわ!』
🐱「窓際の席でよろしいでしょうか?」
🐵『あぁ、早くしてください!』
🐱「着きました。こちらの窓際の席でよろしいでしょうか?」
🐵『やっとまともな席に座れそうだな』
🐱「こちらの窓、外にカエルが張り付いてますが、よろしいでしょうか??」
🐵『カエル?田舎だとたまにカエルが張り付いてますね。別に大丈夫ですよ』
🐱「カエルの横に、当店のコックが張り付いてますが、よろしいでしょうか?」
🐵『よろしくねぇわ!何で人間が張り付いてんだよ!』
🐱「暇だからです」
🐵『暇なら張り付きますよねー…じゃ、ないわ!お前らみたいな店員がいるから店が暇なんだよ』
🐱「え?」
🐵『つぶらな瞳で首傾げんな!』
🐱「こちらの席でよろしいでしょうか?」
🐵『コックを退けてくれたらいいですよ!』
🐱「かしこまりました。コックを厨房に戻しますね」
🐵『お願いします!』
🐱「こちらメニューとなっております。ご注文がお決まりになられましたら、そちらのボタンを押してください」
🐵『もう食べるの決まってるんですよね。ハンバーグとライス大盛りで』
🐱「………」
🐵『…ん?すいません』
🐱「お客様、謝る時は、頭を下げるものですよ?」
🐵『はぁ?何で俺が謝らなきゃいけないんですか?』
🐱「産まれてきたからじゃないですか?」
🐵『産まれてごめんなさい…じゃ、ないわ!お母さんには、産まれてきてくれてありがとうって言われてるわ!』
🐱「あら、子煩悩なお母さん」
🐵『へへへ、自慢のママなんだ!じゃ、ないわ!何で俺が謝らなきゃいけねぇんだよ!?』
🐱「え?お客様がすいませんとお謝りになったんですよ?」
🐵『そのすいませんじゃねぇわ!』
🐱「では、やはり酸素は吸わないと?」
🐵『その吸いませんでもねぇわ!』
🐱「ならば、何?」
🐵『呼ぶ時の掛け声のすいませんだ!』
🐱「わたくしを呼んだのですか?何でしょう?」
🐵『ハンバーグとライス大盛りをください!』
🐱「お客様、わたくしは言いました」
🐵『え?』
🐱「ご注文がお決まりになられましたら、そちらのボタンを押してくださいと」
🐵『ボタン押そうが押さまいが、構わないだろ?』
🐱「お客様、お言葉ですが、こちらは構います」
🐵『なんで構うんだよ?』
🐱「マニュアルに書いてありましたから」
🐵『確かに書いてありそうだけど!分かったよ!融通が利かない奴だな!ほら、ボタン押したぞ!』
🐱「ご注文お決まりでしょうか?」
🐵『ハンバーグとライス大盛りください!』
🐱「お言葉ではございますが、当店に無料のハンバーグとライスはありません」
🐵『はあ?』
🐱「くださいと言われましても、困ってしまいます」
🐵『日本語もマニュアルか!?そのくださいじゃないわ!』
🐱「しかし、わたくしも鬼ではごさいません。這いつくばって、わたくしの靴を舐めていただけるのならば、差し上げましょう」
🐵『誰が舐めるか!』
🐱「では、わたくしがお客様の靴をお舐め致しましょうか?」
🐵『お舐めすんな!どんなファミレスだよここは!』
🐱「お客様、わたくしお客様と違って暇ではございません」
🐵『はぁああ!?』
🐱「靴をお舐めもしなければ、お舐めもされたくない。なら、何しに来られたのですか?」
🐵『飯喰いに来たんだよ!』
🐱「では、ご注文はお決まりでしょうか?」
🐵『お金を払うんで、ハンバーグとライス大盛りを持ってきてください!』
🐱「変わった注文の仕方ですね?」
🐵『お前のせいだ!』
🐱「かしこまりました。では、ご注文を繰り返してください」
🐵『はぁぁ?普通は店員が繰り返すんだろ?』
🐱「当店、セルフサービスになっております」
🐵『繰り返すのもセルフサービスなんて聞いた事ないわ!』
🐱「繰り返してください」
🐵『分かった、繰り返してやるわ!ハンバーグとライス大盛り!』
🐱「かしこまりました。それではご注文を覆させていただきます。じっくりコトコト」
🐵『待て待て待て!覆すな覆すな!じっくりコトコト煮込んだスープなんて頼んでねぇわ!』
🐱「失礼ながらお客様。当店の煮込み料理は、じっくりコトコト煮込んだMOVEしかございませんが?」
🐵『軽自動車煮込むな!』
🐱「ご注文は、じっくりコトコト煮込んだMOVEの大盛りでよろしかったでしょうか?」
🐵『よろしくねぇわ!さっさと、ハンバーグとライス大盛り持って来い!』
🐱「かしこまりました。お客様、お待たせいたしました」
🐵『え?早すぎない?目の前から動いてないじゃん』
🐱「1ヶ月ぐらい掛けた方がよろしかったでしょうか?」
🐵『餓死するわ!』
🐱「なら、こちらの商品でよろしいでしょうか?」
🐵『構わねぇよ!』
🐱「少し、糸屑が付いているかもしれませんので、取り除いてお食べください」
🐵『分かりました…じゃ、ないわ!何でそんなもん付いてるんだよ!?』
🐱「ポケットから出しましたから」
🐵『だから来るの早かったんですね!じゃ、ないわ!』
🐱「じゃないんですか?」
🐵『じゃないんですよ…じゃ、ないわ!どうなってんだよ!このファミレスは!?』
🐱「お客様、クレームですか?」
🐵『そうだよ!責任者呼んで来い!』
🐱「お客様、当店はクレームもセルフサービスになっております」
🐵『あっ、そうなんですか?どうも、すいません…じゃ、ないわ!お前みたいなんは、ファミレスの店員になれねぇわ!』
🐱「ならプロ野球選手になろうかな。言葉のキャッチボール得意だし」
🐵『お前の会話、全部場外だ!なれるかボケ!ってもういいわ!どうも、ありがとうございました!』
🐱「ボケ 村上未来(むーたん)」
🐱「どうも、むーたんです」
🐵『どうも、オギです』
🐱「オギさんは小さい頃、憧れた職業とかありますか?」
🐵『俺はプロ野球選手になりたかったな。よく、キャッチボールやってたわ』
🐱「キャッチボールって、言葉のキャッチボールの事ですか?」
🐵『え?ボールを投げ合う方だよ』
🐱「ボールを投げ合う事をキャッチボールって言うんですか?」
🐵『マジで知らないのかよ?ボールをキャッチして投げ返す。これを繰り返すのがキャッチボールっていうんだよ』
🐱「へー、そんなんあるんですね。知らなかった。言葉のキャッチボールしか知らなかったです。そのキャッチボールが由来ですか?」
🐵『多分そうじゃないかな?キャッチボール知らないって事は、もしかして野球も知らないの?』
🐱「野球ですか。わたし野球の事、ほとんど分からないです」
🐵『へー、そうなんだ』
🐱「可愛らしく言えば、むーたんわかんない」
🐵『おじさんが言っても、可愛くないよ』
🐱「北海道風に言えば、むーたん稚内」
🐵『意味分かんねぇわ!』
🐱「意味が分からないといえば、何で野球は、カブトムシの幼虫をバッタに投げ付けるのですか?」
🐵『ツッコミどころ満載だな!バッタでもないし、カブトムシの幼虫も投げてないわ!』
🐱「えっ?バッタでもなければ、カブトムシの幼虫でもない?ならばクワガタの幼虫ですか?」
🐵『違うわ!何の幼虫でもないわ!』
🐱「ならば、成虫ですか?」
🐵『なんでそうなんだよ!?ボールだ、ボール!』
🐱「ボール?」
🐵『カブトムシの幼虫も確かに白くて丸まってるけど、あれはボール投げてんだよ』
🐱「あらやだ。バッタに投げ付けるから、てっきり幼虫かと」
🐵『バッタも違うからな。あれはバッターって言うんだからな』
🐱「バッター?あらやだ。棒が足りなかったみたいですね。如何せん野球の事、ほとんど知らないものですから」
🐵『知らないとか以前の問題だと思うけどな。野球の事、全く知らないのか?』
🐱「野球でわたしが知ってる事は、野球はスポーツであるという事です」
🐵『スポーツはあってるけど、それしか知らないのか?』
🐱「あっ、待ってください!それ以外にも知ってる事があります!これだけは自信持って知ってると言えます!」
🐵『他に?何を知ってんの?』
🐱「野球は、バッタにカブトムシの幼虫を投げ付けるスポーツです」
🐵『学習能力0か!?』
🐱「わたしは小さい頃、ファミリーレストランの店員さんに憧れてたんですよ」
🐵『マイペースに進めんな!』
🐱「ファミリーレストランの店員さんはやった事はないんですけど、マニュアルは死ぬほど読みました」
🐵『マニュアルを?よっぽど、なりたかったんだな』
🐱「はい!だから今日は、ファミリーレストランの店員さんを、わたしにやらせてください」
🐵『別にいいけど、俺は客をやればいいのか?』
🐱「はい、お願いします」
🐵『了解…腹減ったな。ファミレス入るか』
🐱「いらっしゃいませ。お客様は何名様でしょうか?」
🐵『1人です』
🐱「下のお名前が1人でしょうか?」
🐵『はぁ?意味分かんないわ』
🐱「何名1人というお名前ですよね?」
🐵『はぁ!?お客様は何名さんて苗字ですかって意味で聞いたんかよ!?』
🐱「それ以外に意味がありますか?」
🐵『あるわ!普通に考えたら人数を聞いてんだよ!てか、それしかないわ!』
🐱「人数?なるほど、何名様っていうのは、人数だったのか。てっきり苗字の方だと思ってました」
🐵『普通に考えたら分かるだろ』
🐱「普通に考えて苗字だったのですが、学べました。仕切り直しましょう」
🐵『苗字が普通って、後が思いやられるな。まぁ、付き合ってやるよ』
🐱「いつまでくっちゃべってるんですか?さっさとやり直してください」
🐵『人が親切で付き合ってやるって言ってんのに、何様だよ!?』
🐱「苗字は何ではないです。村上です」
🐵『だから、苗字じゃねぇわ!』
🐱「早くやり直してください」
🐵『分かったわ!…腹減ったな。ファミレス入るか』
🐱「いらっしゃいませ。お客様は何名様でしょうか?」
🐵『1人です』
🐱「お友達いないんですか?」
🐵『いるわボケ!なんて事聞いてんだよ!』
🐱「お1人で来られたのに、お友達がいると言い張るお客様。お席にご案内致します」
🐵『言い張ってねぇわ!普通に案内しろや!』
🐱「相席になりますが、こちらの席でよろしいでしょうか?」
🐵『えっ?何で相席なの?』
🐱「ハンバーグをお食べになってるお客様。こちらのお客様、お友達がおられないんです。かわいそうだから、仲間に入れてあげてください」
🐵『その客、キョトンとしてんじゃねぇか!勝手に相席にすんな!』
🐱「寂しくても孤独の道をお選びになられるのですか?」
🐵『はぁぁ?』
🐱「それもまた人生。よろしい、わたくしが道標となり、お席にご案内いたしましょう」
🐵『ありがとうございます!じゃ、ないわ!普通に案内しろや!』
🐱「お客様、窓際の席でもよろしいでしょうか?」
🐵『相席でなければ、どこでもよいですよ!』
🐱「あちらの席、吸えませんがよろしいでしょうか?」
🐵『禁煙か?吸わないから大丈夫です』
🐱「それでは、無酸素席にご案内致します」
🐵『待て待て!空気は吸うわ!ちゃんと元気に肺呼吸してるわ!』
🐱「吸わないと申されましたが?」
🐵『タバコの話だ!』
🐱「別の席がよろしいのでしょうか?」
🐵『当たり前だ!』
🐱「窓際の席でもよろしいでしょうか?」
🐵『酸素が吸えるならどこでもいいです!』
🐱「それではご案内いたします。着きました。こちら相席でも、よろしいでしょうか?」
🐵『はぁぁん!?』
🐱「ハンバーグをお食べになってるお客様。こちらのお客様、お友達がおられないんです。かわいそうだから、仲間に入れてあげてください」
🐵『さっき相席頼んだ客の席じゃねぇか!』
🐱「え?いやなんですか?酸素吸えるならどこでもいいとおっしゃいましたが?」
🐵『つぶらな瞳で首傾げんな!相席以外で酸素吸える席で頼むわ!』
🐱「窓際の席でよろしいでしょうか?」
🐵『あぁ、早くしてください!』
🐱「着きました。こちらの窓際の席でよろしいでしょうか?」
🐵『やっとまともな席に座れそうだな』
🐱「こちらの窓、外にカエルが張り付いてますが、よろしいでしょうか??」
🐵『カエル?田舎だとたまにカエルが張り付いてますね。別に大丈夫ですよ』
🐱「カエルの横に、当店のコックが張り付いてますが、よろしいでしょうか?」
🐵『よろしくねぇわ!何で人間が張り付いてんだよ!』
🐱「暇だからです」
🐵『暇なら張り付きますよねー…じゃ、ないわ!お前らみたいな店員がいるから店が暇なんだよ』
🐱「え?」
🐵『つぶらな瞳で首傾げんな!』
🐱「こちらの席でよろしいでしょうか?」
🐵『コックを退けてくれたらいいですよ!』
🐱「かしこまりました。コックを厨房に戻しますね」
🐵『お願いします!』
🐱「こちらメニューとなっております。ご注文がお決まりになられましたら、そちらのボタンを押してください」
🐵『もう食べるの決まってるんですよね。ハンバーグとライス大盛りで』
🐱「………」
🐵『…ん?すいません』
🐱「お客様、謝る時は、頭を下げるものですよ?」
🐵『はぁ?何で俺が謝らなきゃいけないんですか?』
🐱「産まれてきたからじゃないですか?」
🐵『産まれてごめんなさい…じゃ、ないわ!お母さんには、産まれてきてくれてありがとうって言われてるわ!』
🐱「あら、子煩悩なお母さん」
🐵『へへへ、自慢のママなんだ!じゃ、ないわ!何で俺が謝らなきゃいけねぇんだよ!?』
🐱「え?お客様がすいませんとお謝りになったんですよ?」
🐵『そのすいませんじゃねぇわ!』
🐱「では、やはり酸素は吸わないと?」
🐵『その吸いませんでもねぇわ!』
🐱「ならば、何?」
🐵『呼ぶ時の掛け声のすいませんだ!』
🐱「わたくしを呼んだのですか?何でしょう?」
🐵『ハンバーグとライス大盛りをください!』
🐱「お客様、わたくしは言いました」
🐵『え?』
🐱「ご注文がお決まりになられましたら、そちらのボタンを押してくださいと」
🐵『ボタン押そうが押さまいが、構わないだろ?』
🐱「お客様、お言葉ですが、こちらは構います」
🐵『なんで構うんだよ?』
🐱「マニュアルに書いてありましたから」
🐵『確かに書いてありそうだけど!分かったよ!融通が利かない奴だな!ほら、ボタン押したぞ!』
🐱「ご注文お決まりでしょうか?」
🐵『ハンバーグとライス大盛りください!』
🐱「お言葉ではございますが、当店に無料のハンバーグとライスはありません」
🐵『はあ?』
🐱「くださいと言われましても、困ってしまいます」
🐵『日本語もマニュアルか!?そのくださいじゃないわ!』
🐱「しかし、わたくしも鬼ではごさいません。這いつくばって、わたくしの靴を舐めていただけるのならば、差し上げましょう」
🐵『誰が舐めるか!』
🐱「では、わたくしがお客様の靴をお舐め致しましょうか?」
🐵『お舐めすんな!どんなファミレスだよここは!』
🐱「お客様、わたくしお客様と違って暇ではございません」
🐵『はぁああ!?』
🐱「靴をお舐めもしなければ、お舐めもされたくない。なら、何しに来られたのですか?」
🐵『飯喰いに来たんだよ!』
🐱「では、ご注文はお決まりでしょうか?」
🐵『お金を払うんで、ハンバーグとライス大盛りを持ってきてください!』
🐱「変わった注文の仕方ですね?」
🐵『お前のせいだ!』
🐱「かしこまりました。では、ご注文を繰り返してください」
🐵『はぁぁ?普通は店員が繰り返すんだろ?』
🐱「当店、セルフサービスになっております」
🐵『繰り返すのもセルフサービスなんて聞いた事ないわ!』
🐱「繰り返してください」
🐵『分かった、繰り返してやるわ!ハンバーグとライス大盛り!』
🐱「かしこまりました。それではご注文を覆させていただきます。じっくりコトコト」
🐵『待て待て待て!覆すな覆すな!じっくりコトコト煮込んだスープなんて頼んでねぇわ!』
🐱「失礼ながらお客様。当店の煮込み料理は、じっくりコトコト煮込んだMOVEしかございませんが?」
🐵『軽自動車煮込むな!』
🐱「ご注文は、じっくりコトコト煮込んだMOVEの大盛りでよろしかったでしょうか?」
🐵『よろしくねぇわ!さっさと、ハンバーグとライス大盛り持って来い!』
🐱「かしこまりました。お客様、お待たせいたしました」
🐵『え?早すぎない?目の前から動いてないじゃん』
🐱「1ヶ月ぐらい掛けた方がよろしかったでしょうか?」
🐵『餓死するわ!』
🐱「なら、こちらの商品でよろしいでしょうか?」
🐵『構わねぇよ!』
🐱「少し、糸屑が付いているかもしれませんので、取り除いてお食べください」
🐵『分かりました…じゃ、ないわ!何でそんなもん付いてるんだよ!?』
🐱「ポケットから出しましたから」
🐵『だから来るの早かったんですね!じゃ、ないわ!』
🐱「じゃないんですか?」
🐵『じゃないんですよ…じゃ、ないわ!どうなってんだよ!このファミレスは!?』
🐱「お客様、クレームですか?」
🐵『そうだよ!責任者呼んで来い!』
🐱「お客様、当店はクレームもセルフサービスになっております」
🐵『あっ、そうなんですか?どうも、すいません…じゃ、ないわ!お前みたいなんは、ファミレスの店員になれねぇわ!』
🐱「ならプロ野球選手になろうかな。言葉のキャッチボール得意だし」
🐵『お前の会話、全部場外だ!なれるかボケ!ってもういいわ!どうも、ありがとうございました!』
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