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約束ノート
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この日の昼食は、いつもとはやはり違った。和也は空元気で遥に接していたが、遥は終始元気がなかった。健太はそんな二人に気付いていたが、遥を気遣い、あまり話し掛ける事はしなかった。
昼を食べ終わった三人は、会社に戻った。そして、遥と別れた健太と和也は、いつものように喫煙室に居る。
「…遥ちゃん、元気なかったな」
「…あぁ、どんな風に接すればいいのか分からなかったんじゃないのか?」
健太は遥の気持ちを代弁した。
「いつになったら、遥ちゃんの笑顔見られるようになるんだろう?」
和也は溜め息と共に、項垂れた。
「そのうち前と変わらず接してくれるよ」
「だといいんだけどな…でも、やっぱ遥ちゃん可愛いな」
「…そうだな」
健太の胸に、ズキンとした痛みが走った。
「…じゃあ、仕事やりますか」
和也は重い体を動かし、喫煙室を後にした。
仕事中、健太は遥の顔が頭から離れなかった。
「お先に失礼します」
同僚がそう言いながら、部屋から出て行った。健太は壁に掛けられている時計を見た。見なければ気付かなかったが、時計の針は五時を回っている。
「もう、こんな時間か…」
健太は呟いた。
通常ならば帰れる定時の時間だ。しかし遥の事を考えて、仕事のはかどらなかった健太は、別に急ぐ仕事でもないが、残業する事にした。
和也は午後からずっと外回りをしている。そのまま直帰する予定となっている。
「お先」
同僚達が次々と帰って行く。部署に残っているのは、健太一人になった。
健太は遥の事を考えながらも、今日こなす予定だった仕事をやり終えた。
時計を見ると、七時を回っていた。健太は身支度を済ませ、タイムカードを押すと、戸締まりをして部署から出た。
ビルを出ると、すっかり辺りは暗くなっていた。健太は街灯に照らされながら、とぼとぼと駅に向かい歩いていた。
「…健太さん」
その声を聞き、健太は振り返った。
「遥ちゃん?」
視線の先に、俯く遥の姿があった。
「…話したい事があります…お時間貰えませんか?」
顔を上げた遥の瞳は、微かに濡れていた。
「えっ?もしかして待っててくれたの?」
「…話したい事があったから」
「…じゃあ、食事でも行く?」
健太は戸惑いながら言った。
昼を食べ終わった三人は、会社に戻った。そして、遥と別れた健太と和也は、いつものように喫煙室に居る。
「…遥ちゃん、元気なかったな」
「…あぁ、どんな風に接すればいいのか分からなかったんじゃないのか?」
健太は遥の気持ちを代弁した。
「いつになったら、遥ちゃんの笑顔見られるようになるんだろう?」
和也は溜め息と共に、項垂れた。
「そのうち前と変わらず接してくれるよ」
「だといいんだけどな…でも、やっぱ遥ちゃん可愛いな」
「…そうだな」
健太の胸に、ズキンとした痛みが走った。
「…じゃあ、仕事やりますか」
和也は重い体を動かし、喫煙室を後にした。
仕事中、健太は遥の顔が頭から離れなかった。
「お先に失礼します」
同僚がそう言いながら、部屋から出て行った。健太は壁に掛けられている時計を見た。見なければ気付かなかったが、時計の針は五時を回っている。
「もう、こんな時間か…」
健太は呟いた。
通常ならば帰れる定時の時間だ。しかし遥の事を考えて、仕事のはかどらなかった健太は、別に急ぐ仕事でもないが、残業する事にした。
和也は午後からずっと外回りをしている。そのまま直帰する予定となっている。
「お先」
同僚達が次々と帰って行く。部署に残っているのは、健太一人になった。
健太は遥の事を考えながらも、今日こなす予定だった仕事をやり終えた。
時計を見ると、七時を回っていた。健太は身支度を済ませ、タイムカードを押すと、戸締まりをして部署から出た。
ビルを出ると、すっかり辺りは暗くなっていた。健太は街灯に照らされながら、とぼとぼと駅に向かい歩いていた。
「…健太さん」
その声を聞き、健太は振り返った。
「遥ちゃん?」
視線の先に、俯く遥の姿があった。
「…話したい事があります…お時間貰えませんか?」
顔を上げた遥の瞳は、微かに濡れていた。
「えっ?もしかして待っててくれたの?」
「…話したい事があったから」
「…じゃあ、食事でも行く?」
健太は戸惑いながら言った。
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