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罰
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「もしもし、和也か?」
「あぁ、どうかしたか?」
直ぐに電話に出た和也の声は沈んでいた。遥を心配しているのだろう。
「落ち着いて聞いてくれ。遥ちゃんを誘拐したって手紙が俺の所にきた」
「はぁっ!?何ふざけた事言ってんだよ!?」
和也は声を荒げた。
「本当なんだ。今、警察が俺の家に向かってる」
「誰がやったんだよ!」
「…分からない」
「まじかよ!くそっ!俺も健太の家に行くわ!亅
和也はそう叫ぶと、電話を切った。
微かにサイレンの音が聞こえた。サイレンの音は、着実に健太に近付いてきている。
健太は玄関から飛び出し、アパートの前でパトカーが到着するのを待った。
パトカーが赤色灯を靡かせ、手を挙げる健太の前で停まった。パトカーには二人の制服を着た警察官が乗っている。
「あなたが通報した方ですか?」
パトカーから降りた警官が、健太に尋ねた。
「はい、そうです」
「あなたの氏名、年齢、ご職業等を聞かせてください」
健太は聞かれるがまま、全ての質問に答えた。
警官はそれを調書に書いている。
警官が到着してから数十分後、一台の車がパトカーの後ろに停まった。車の屋根には小型の赤色灯が光っている。俗に言う、覆面パトカーだろう。
スーツを着た男二人が、車から降りてきた。一人は見た目、二十代後半で厳つい顔をしている。もう一人は四十代半ばに見える。こちらも負けず劣らず厳つい顔付きだ。
「ご苦労様です」
制服警官が二人に向かい敬礼をした。
「あなたが、通報された方ですか?」
年配の男が健太に声を掛けた。
「はい、そうです」
「私達は最寄りの警察署から来た捜査一課の者です」
二人はスーツの内ポケットから警察手帳を取り出し、健太の前で開いて見せた。
年配の男は田宮登。若い男は宮川昌とそれぞれ名乗った。
田宮は制服警官から調書を受け取り、ざっと目を通すと、健太に質問した。
「篠原健太さん、犯行文が送られてきたそうですが、それは今どこにありますか?」
「部屋にあります」
「部屋を調べても構いませんか?」
「はい」
健太は田宮達を部屋に案内した。
「これです」
健太はテーブルの上に置いてある紙を指差した。
田宮は白い手袋をポケットから取り出すと、手に嵌めた。そして犯行文を手に取ると、読み上げた。
「あぁ、どうかしたか?」
直ぐに電話に出た和也の声は沈んでいた。遥を心配しているのだろう。
「落ち着いて聞いてくれ。遥ちゃんを誘拐したって手紙が俺の所にきた」
「はぁっ!?何ふざけた事言ってんだよ!?」
和也は声を荒げた。
「本当なんだ。今、警察が俺の家に向かってる」
「誰がやったんだよ!」
「…分からない」
「まじかよ!くそっ!俺も健太の家に行くわ!亅
和也はそう叫ぶと、電話を切った。
微かにサイレンの音が聞こえた。サイレンの音は、着実に健太に近付いてきている。
健太は玄関から飛び出し、アパートの前でパトカーが到着するのを待った。
パトカーが赤色灯を靡かせ、手を挙げる健太の前で停まった。パトカーには二人の制服を着た警察官が乗っている。
「あなたが通報した方ですか?」
パトカーから降りた警官が、健太に尋ねた。
「はい、そうです」
「あなたの氏名、年齢、ご職業等を聞かせてください」
健太は聞かれるがまま、全ての質問に答えた。
警官はそれを調書に書いている。
警官が到着してから数十分後、一台の車がパトカーの後ろに停まった。車の屋根には小型の赤色灯が光っている。俗に言う、覆面パトカーだろう。
スーツを着た男二人が、車から降りてきた。一人は見た目、二十代後半で厳つい顔をしている。もう一人は四十代半ばに見える。こちらも負けず劣らず厳つい顔付きだ。
「ご苦労様です」
制服警官が二人に向かい敬礼をした。
「あなたが、通報された方ですか?」
年配の男が健太に声を掛けた。
「はい、そうです」
「私達は最寄りの警察署から来た捜査一課の者です」
二人はスーツの内ポケットから警察手帳を取り出し、健太の前で開いて見せた。
年配の男は田宮登。若い男は宮川昌とそれぞれ名乗った。
田宮は制服警官から調書を受け取り、ざっと目を通すと、健太に質問した。
「篠原健太さん、犯行文が送られてきたそうですが、それは今どこにありますか?」
「部屋にあります」
「部屋を調べても構いませんか?」
「はい」
健太は田宮達を部屋に案内した。
「これです」
健太はテーブルの上に置いてある紙を指差した。
田宮は白い手袋をポケットから取り出すと、手に嵌めた。そして犯行文を手に取ると、読み上げた。
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