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モンスター
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「プレゼントがあるんだ…目を閉じて」
もう、我慢できない。
「えっ?プレゼント?…なんだろう?」
琴音は嬉しそうに目を閉じた。
雅史は横に置いたリュックサックを開け、鋏を取り出し握り締めた。
「…目を開けていいよ」
雅史は嬉しそうに琴音の耳元で囁いた。
目を開けた琴音は、雅史が力強く握っている鋏を見て首を傾げた。
「…鋏?」
「そう、これがプレゼントだよ」
雅史はとびきりの笑顔を浮かべた。
「そこで何してる!?」
突然、男の大声が聞こえてきた。雅史は咄嗟に鋏を後ろに隠した。
誰かが懐中電灯を照らしながら二人に近付いてくる。大声を出した男だろう。
「…西園寺と…二階堂か?何してるんだ?」
知っている顔だ。この学校の体育教師の青木隆盛だ。
「…いや、あの」
琴音は困惑している。
雅史は俯いて、答えようとはしない。
「兎に角、職員室に来い」
青木は顔を上げている琴音を睨み付けた。
「…西園寺、職員室に行くぞ。立て」
青木はいつまでも俯いている雅史の腕を掴み、無理矢理立たせた。
「ほら、行くぞ。下駄箱で上履きに履き替えろ。二人共、前を歩け」
青木が雅史の腕を離した。
雅史は空かさず、鋏をズボンのポケットに仕舞った。そして、リュックサックを手に取ると歩き出した。その顔は楽しみを邪魔された悪魔のように歪んでいる。
琴音は俯きながら雅史の後を歩いている。その後ろに、青木がついて来ている。
雅史の顔は、まだ歪んだままだ。今にも青木を殺してしまいそうな程、憎悪に満ちている。
後ろから大きな音がした。直ぐ近くだ。雅史は振り返った。そして、迫りくる何かを視界に捉えた後に、意識を失った。
雅史が意識を取り戻すと、そこは見知らぬ部屋の中だった。
六畳程の広さの部屋は、足の踏み場がない程ゴミで埋もれている。壁一面には無数の写真が貼り付けてある。大半の写真に雅史が写っていた。
殆どの写真がカメラ目線ではない。盗撮したものだろう。
大半の写真は綺麗な状態で、壁に直で貼り付けてある。しかし、傷だらけの写真も貼られていた。傷だらけの写真は、コルクボードに纏めて貼られている。
意図的に傷付けたものだと思われる写真には、それぞれ一人だけが写っている。その全てが雅史が通う学校指定の女子生徒のブレザーを着ていた。
もう、我慢できない。
「えっ?プレゼント?…なんだろう?」
琴音は嬉しそうに目を閉じた。
雅史は横に置いたリュックサックを開け、鋏を取り出し握り締めた。
「…目を開けていいよ」
雅史は嬉しそうに琴音の耳元で囁いた。
目を開けた琴音は、雅史が力強く握っている鋏を見て首を傾げた。
「…鋏?」
「そう、これがプレゼントだよ」
雅史はとびきりの笑顔を浮かべた。
「そこで何してる!?」
突然、男の大声が聞こえてきた。雅史は咄嗟に鋏を後ろに隠した。
誰かが懐中電灯を照らしながら二人に近付いてくる。大声を出した男だろう。
「…西園寺と…二階堂か?何してるんだ?」
知っている顔だ。この学校の体育教師の青木隆盛だ。
「…いや、あの」
琴音は困惑している。
雅史は俯いて、答えようとはしない。
「兎に角、職員室に来い」
青木は顔を上げている琴音を睨み付けた。
「…西園寺、職員室に行くぞ。立て」
青木はいつまでも俯いている雅史の腕を掴み、無理矢理立たせた。
「ほら、行くぞ。下駄箱で上履きに履き替えろ。二人共、前を歩け」
青木が雅史の腕を離した。
雅史は空かさず、鋏をズボンのポケットに仕舞った。そして、リュックサックを手に取ると歩き出した。その顔は楽しみを邪魔された悪魔のように歪んでいる。
琴音は俯きながら雅史の後を歩いている。その後ろに、青木がついて来ている。
雅史の顔は、まだ歪んだままだ。今にも青木を殺してしまいそうな程、憎悪に満ちている。
後ろから大きな音がした。直ぐ近くだ。雅史は振り返った。そして、迫りくる何かを視界に捉えた後に、意識を失った。
雅史が意識を取り戻すと、そこは見知らぬ部屋の中だった。
六畳程の広さの部屋は、足の踏み場がない程ゴミで埋もれている。壁一面には無数の写真が貼り付けてある。大半の写真に雅史が写っていた。
殆どの写真がカメラ目線ではない。盗撮したものだろう。
大半の写真は綺麗な状態で、壁に直で貼り付けてある。しかし、傷だらけの写真も貼られていた。傷だらけの写真は、コルクボードに纏めて貼られている。
意図的に傷付けたものだと思われる写真には、それぞれ一人だけが写っている。その全てが雅史が通う学校指定の女子生徒のブレザーを着ていた。
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