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光と闇
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「一キロぐらい先にあるよ」
青木のその言葉に雅史は、更に苛立った。
「はぁ!?そんな遠いなら、車で行こうぜ!」
「これでも近付いてる方だ。防犯カメラは至る所にあるからな」
青木はそう言いながら、一人で歩いて行った。
遠ざかる青木の背中に殺意が芽生えた。しかし雅史は殺さなかった。今殺せば、早川明美を殺す事ができなくなるだろう。それを考えられるだけ、成長したのかもしれない。
雅史は青木の背中をサングラスの中で睨み付けながら、後を追った。
十五分程、口を閉ざしたままついて行くと、青木が立ち止まった。
「…あれだ」
青木が指差した先にコンビニがあった。店の外の端の方に、確かに公衆電話が設置されている。雅史は目を輝かせた。
「掛けてくる」
「ちょっと待て」
走り出した雅史を、青木が呼び止めた。
「何だ!?」
雅史は足を止めて振り返った。サングラスで分からないが、その目は殺意に満ちている。
「俺が預かってるから、財布を持ってないだろ?これを使え」
青木はテレホンカードを差し出した。
「…あぁ」
雅史は奥歯を噛み締めながら、テレホンカードを受け取った。
「カードの使い方、分かるか?」
携帯電話を持っていれば、公衆電話を使う事はないかもしれない。青木はそう思ったようだ。
「あぁ、分かるよ」
雅史は青木に背を向けた。
「防犯カメラがある事を忘れるなよ。それに指紋は最後に拭き取れよ」
「あぁ、分かった」
振り返る事なく返事をすると、雅史は駆け出した。
サングラスにマスクをしている者が駆けている。人目を引くだろうが、今は周りに誰もいなかった。
雅史は運がいい。運がいいから、これまで捕まらなかったのだ。天が雅史に味方をしているのかは不明だが、いずれは必ずバチが当たるだろう。
青木のその言葉に雅史は、更に苛立った。
「はぁ!?そんな遠いなら、車で行こうぜ!」
「これでも近付いてる方だ。防犯カメラは至る所にあるからな」
青木はそう言いながら、一人で歩いて行った。
遠ざかる青木の背中に殺意が芽生えた。しかし雅史は殺さなかった。今殺せば、早川明美を殺す事ができなくなるだろう。それを考えられるだけ、成長したのかもしれない。
雅史は青木の背中をサングラスの中で睨み付けながら、後を追った。
十五分程、口を閉ざしたままついて行くと、青木が立ち止まった。
「…あれだ」
青木が指差した先にコンビニがあった。店の外の端の方に、確かに公衆電話が設置されている。雅史は目を輝かせた。
「掛けてくる」
「ちょっと待て」
走り出した雅史を、青木が呼び止めた。
「何だ!?」
雅史は足を止めて振り返った。サングラスで分からないが、その目は殺意に満ちている。
「俺が預かってるから、財布を持ってないだろ?これを使え」
青木はテレホンカードを差し出した。
「…あぁ」
雅史は奥歯を噛み締めながら、テレホンカードを受け取った。
「カードの使い方、分かるか?」
携帯電話を持っていれば、公衆電話を使う事はないかもしれない。青木はそう思ったようだ。
「あぁ、分かるよ」
雅史は青木に背を向けた。
「防犯カメラがある事を忘れるなよ。それに指紋は最後に拭き取れよ」
「あぁ、分かった」
振り返る事なく返事をすると、雅史は駆け出した。
サングラスにマスクをしている者が駆けている。人目を引くだろうが、今は周りに誰もいなかった。
雅史は運がいい。運がいいから、これまで捕まらなかったのだ。天が雅史に味方をしているのかは不明だが、いずれは必ずバチが当たるだろう。
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