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西園寺瑠奈
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「今、カーナビ見てる?」
瑠奈は尖らした唇に人差し指を当てた。
「見てるよ」
「わたしの家の近くに神社があるでしょ?出てるかな?」
瑠奈は人差し指を唇の上で踊らせている。
カーナビを操作する佐野は、直ぐ近くに神社を見付けた。
「氷室神社ってやつかな?」
「そう。そこに来て。近くに駐車場もあるし」
瑠奈は嬉しそうに告げた。
「分かった。じゃあ、近くになったら電話するね。後でね」
佐野は嬉しそうに電話を切った。
「母さん、来てくれるって」
床に寝転ぶ静香に瑠奈は笑い掛けた。静香からは当然返事はない。
愛しそうな視線を瑠奈は自分の両腕に向けた。真っ赤に染まっている。静香の血だ。滑りも艶もなくなった血液は、既に乾いている。
腕だけではない。顔も服も床も壁も血だらけだ。
佐野がこの家に招かれていたのならば、直ぐに逃げ出していただろう。しかし、佐野をこの家に呼ばなかったのは、そんな理由からではない。
「神社って神秘的でしょ?わたし、そんな場所であの顔が見たかったんだ」
もう動かない静香に、瑠奈は楽しげに話した。
瑠奈は上機嫌で風呂場に向かった。佐野が着くまで、まだ時間はある。瑠奈は鼻歌交じりで血を洗い流した。
シャワーを終えた瑠奈は、自分の部屋に戻った。
部屋の中は空き缶やゴミで溢れている。
瑠奈はゆったりとした手付きで髪を乾かした。
化粧を施していくに連れ、更に美しくなっていく。誰が見ても綺麗だと頷く。そんな姿になった時、スマホが鳴った。佐野からの電話だ。
「後、二十分ぐらいで着くよ」
運転中の佐野は、上機嫌で告げた。
「うん、待ってるね」
瑠奈も上機嫌で答えた。
部屋を出た瑠奈は、静香に視線を向けた。
瑠奈は尖らした唇に人差し指を当てた。
「見てるよ」
「わたしの家の近くに神社があるでしょ?出てるかな?」
瑠奈は人差し指を唇の上で踊らせている。
カーナビを操作する佐野は、直ぐ近くに神社を見付けた。
「氷室神社ってやつかな?」
「そう。そこに来て。近くに駐車場もあるし」
瑠奈は嬉しそうに告げた。
「分かった。じゃあ、近くになったら電話するね。後でね」
佐野は嬉しそうに電話を切った。
「母さん、来てくれるって」
床に寝転ぶ静香に瑠奈は笑い掛けた。静香からは当然返事はない。
愛しそうな視線を瑠奈は自分の両腕に向けた。真っ赤に染まっている。静香の血だ。滑りも艶もなくなった血液は、既に乾いている。
腕だけではない。顔も服も床も壁も血だらけだ。
佐野がこの家に招かれていたのならば、直ぐに逃げ出していただろう。しかし、佐野をこの家に呼ばなかったのは、そんな理由からではない。
「神社って神秘的でしょ?わたし、そんな場所であの顔が見たかったんだ」
もう動かない静香に、瑠奈は楽しげに話した。
瑠奈は上機嫌で風呂場に向かった。佐野が着くまで、まだ時間はある。瑠奈は鼻歌交じりで血を洗い流した。
シャワーを終えた瑠奈は、自分の部屋に戻った。
部屋の中は空き缶やゴミで溢れている。
瑠奈はゆったりとした手付きで髪を乾かした。
化粧を施していくに連れ、更に美しくなっていく。誰が見ても綺麗だと頷く。そんな姿になった時、スマホが鳴った。佐野からの電話だ。
「後、二十分ぐらいで着くよ」
運転中の佐野は、上機嫌で告げた。
「うん、待ってるね」
瑠奈も上機嫌で答えた。
部屋を出た瑠奈は、静香に視線を向けた。
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