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自分
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「…し…ろ…」
健太は拳を握り締めながら、ダウジングを続ける霞を見詰めている。
「…しろはまあれん…他は?」
田宮は霞を急かした。
「…や…ま…」
ダウジングを続ける霞は、疲労の色が見え始めている。これほどまでに、連続してダウジングをやるのは初めてだった。
「やまはただいご…まだ居ますか?」
田宮の問い掛けに、霞は疲れた顔で小さく頷いた。
「…他の共犯の名前は?」
霞は肩で息しながらもダウジングを続けた。
『えどがわしょうこ』
田宮の手帳にまた一つ名前が増えた。
霞は薄れ始める意識の中、懸命にダウジングを続けている。これも愛する健太の為だ。
「…あ……そ…う……れ…」
霞のダウジングを見守る、健太の顔付きが変わった。
「…い…じ…」
「…あそうれいじ…麻生零士?」
健太は震える声で呟いた。その異変に気付いた田宮が、横に座る健太に視線を向けた。
「知ってる名前ですか?」
「…はい…しかし、名前が同じだけで、別人です」
健太はまばたきを繰り返し、困惑しながら答えた。
「別人?…どうして分かるんですか?」
田宮は食い入るように健太を見詰めている。
「…俺の知ってる麻生零士は死んだはずです」
「…あっ!幼少期に殺人を犯して死んだ、あの子供ですね」
田宮は健太が話していた零士の事を思い出した。
「…そうです」
健太は静かに頷いた。
「…私もあの事件で、死んだ人達の事を調べたのですが、身元が正確に分かったのは、施設で働く職員だけでした。子供達の身元は、正確には分からず、状況から見て、死亡と判断されたようです」
田宮の言葉に、健太の唇が微かに震えた。
「…では、麻生零士が生きている可能性もあるのですね」
その脳裏には、火に包まれながら炎の渦に消えて行く、零士の姿が甦っている。
健太は拳を握り締めながら、ダウジングを続ける霞を見詰めている。
「…しろはまあれん…他は?」
田宮は霞を急かした。
「…や…ま…」
ダウジングを続ける霞は、疲労の色が見え始めている。これほどまでに、連続してダウジングをやるのは初めてだった。
「やまはただいご…まだ居ますか?」
田宮の問い掛けに、霞は疲れた顔で小さく頷いた。
「…他の共犯の名前は?」
霞は肩で息しながらもダウジングを続けた。
『えどがわしょうこ』
田宮の手帳にまた一つ名前が増えた。
霞は薄れ始める意識の中、懸命にダウジングを続けている。これも愛する健太の為だ。
「…あ……そ…う……れ…」
霞のダウジングを見守る、健太の顔付きが変わった。
「…い…じ…」
「…あそうれいじ…麻生零士?」
健太は震える声で呟いた。その異変に気付いた田宮が、横に座る健太に視線を向けた。
「知ってる名前ですか?」
「…はい…しかし、名前が同じだけで、別人です」
健太はまばたきを繰り返し、困惑しながら答えた。
「別人?…どうして分かるんですか?」
田宮は食い入るように健太を見詰めている。
「…俺の知ってる麻生零士は死んだはずです」
「…あっ!幼少期に殺人を犯して死んだ、あの子供ですね」
田宮は健太が話していた零士の事を思い出した。
「…そうです」
健太は静かに頷いた。
「…私もあの事件で、死んだ人達の事を調べたのですが、身元が正確に分かったのは、施設で働く職員だけでした。子供達の身元は、正確には分からず、状況から見て、死亡と判断されたようです」
田宮の言葉に、健太の唇が微かに震えた。
「…では、麻生零士が生きている可能性もあるのですね」
その脳裏には、火に包まれながら炎の渦に消えて行く、零士の姿が甦っている。
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