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カーテンから零れる光の雫が、朝になった事を知らせている。
布団から起き上がった霞は、ドアを見詰める田宮が視界に入った。
「…おはようございます」
その声に、田宮は霞に顔を向けた。
「…おはようございます。眠れましたか?」
「はい…疲れも大分取れました」
部屋には布団が三組敷かれている。一つは霞が寝ていた布団。他の二組は少し離れた位置に敷かれている。その二組の布団が動いた。
「…おはようございます」
「…おはようございます」
布団から起き上がった健太と利根川が、挨拶をした。
「おはようございます…では、行きますか。まだ、署員も殆ど居ない時間帯ですし」
田宮は右手に嵌めた腕時計を見ながら言った。
時刻は六時を少し回った所だ。まだ日勤者が通勤してくるには、大分時間に余裕がある。
身支度を済ませ部屋を出た四人は、署内に居る人間に目を配りながら外に出た。誰にも呼び止められなかったし、後をつけてこられる様子もない。
駐車場に停めてある車に乗り込むと、利根川は車のエンジンを掛けた。
助手席に乗り込んだ田宮は振り返り、後部座席に座る霞に顔を向けた。
「…取り敢えずは、新垣さんの家に向かいましょう。よろしいですか?」
「はい、お願いします」
霞はアパートの住所を告げた。
カーナビに住所を入力し終えた利根川は、アクセルを踏んだ。そして、警察署の敷地内を出ると、ナビに従い車を右折させた。
「…自宅に着いたら、シャワーを浴びて、着替えなどを持って出て来てください…我々は車の中で待ってますから」
そう言った田宮は、じっと前を見詰めている。これからの事を考えているのかもしれない。
「はい、ありがとうございます」
霞は礼を言うと、静かに頷いた。
世間はまだ、通勤前の時間帯。車は詰まる事無く順調に進んでいる。そしてカーナビが、霞のアパートに着いた事を知らせた。
「我々も部屋の様子を見る為について行きます…誰か隠れているかもしれませんからね」
田宮の言葉を聞いて、皆は車から降りると、霞の部屋に向かった。
玄関前に辿り着いた田宮が、右手を霞の前に差し出した。
「鍵を貸してください。私が開けます」
侵入者がドア近くにいる可能性を想定しているのだろう。
田宮は霞から受け取った鍵をシリンダーに差し込んだ。時計回りに回す。確かに開錠したのを確認した田宮は、左手でドアノブを握り、右手を上着の中に入れ、慎重にドアを開けた。
開かれたドア。田宮は部屋の中に足を踏み入れた。
布団から起き上がった霞は、ドアを見詰める田宮が視界に入った。
「…おはようございます」
その声に、田宮は霞に顔を向けた。
「…おはようございます。眠れましたか?」
「はい…疲れも大分取れました」
部屋には布団が三組敷かれている。一つは霞が寝ていた布団。他の二組は少し離れた位置に敷かれている。その二組の布団が動いた。
「…おはようございます」
「…おはようございます」
布団から起き上がった健太と利根川が、挨拶をした。
「おはようございます…では、行きますか。まだ、署員も殆ど居ない時間帯ですし」
田宮は右手に嵌めた腕時計を見ながら言った。
時刻は六時を少し回った所だ。まだ日勤者が通勤してくるには、大分時間に余裕がある。
身支度を済ませ部屋を出た四人は、署内に居る人間に目を配りながら外に出た。誰にも呼び止められなかったし、後をつけてこられる様子もない。
駐車場に停めてある車に乗り込むと、利根川は車のエンジンを掛けた。
助手席に乗り込んだ田宮は振り返り、後部座席に座る霞に顔を向けた。
「…取り敢えずは、新垣さんの家に向かいましょう。よろしいですか?」
「はい、お願いします」
霞はアパートの住所を告げた。
カーナビに住所を入力し終えた利根川は、アクセルを踏んだ。そして、警察署の敷地内を出ると、ナビに従い車を右折させた。
「…自宅に着いたら、シャワーを浴びて、着替えなどを持って出て来てください…我々は車の中で待ってますから」
そう言った田宮は、じっと前を見詰めている。これからの事を考えているのかもしれない。
「はい、ありがとうございます」
霞は礼を言うと、静かに頷いた。
世間はまだ、通勤前の時間帯。車は詰まる事無く順調に進んでいる。そしてカーナビが、霞のアパートに着いた事を知らせた。
「我々も部屋の様子を見る為について行きます…誰か隠れているかもしれませんからね」
田宮の言葉を聞いて、皆は車から降りると、霞の部屋に向かった。
玄関前に辿り着いた田宮が、右手を霞の前に差し出した。
「鍵を貸してください。私が開けます」
侵入者がドア近くにいる可能性を想定しているのだろう。
田宮は霞から受け取った鍵をシリンダーに差し込んだ。時計回りに回す。確かに開錠したのを確認した田宮は、左手でドアノブを握り、右手を上着の中に入れ、慎重にドアを開けた。
開かれたドア。田宮は部屋の中に足を踏み入れた。
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