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「…霞さん…気持ちはありがたいけど…無理はしないで。霞さんは昨日、ダウジングのせいで倒れ掛けたんだから」
家族の行方を探したい思いと、霞の体を気遣う思いが交錯する中で、健太は霞の肩に手を当てた。
霞は俯いたまま、ぽつりと呟いた。
「…うん…でも大丈夫…ごめんね…役に立てなくて」
田宮が神妙な顔つきで頭を下げた。
「…すいません、無理をさせて…ご家族の居場所を掴むには、今まで分かっている犯人の素性を調べるのが、最優先だと思います…他の刑事が調べた情報も我々は入手できますし…それを活用して、調べて行きましょう」
「…はい」
田宮の言葉に、三人は各々、力強く頷いた。
健太の住むアパートの前に着いた。車を路肩に停め、四人は車から降りた。
利根川はアスファルトを見詰めている。そこに相棒の姿を見ているようだ。
「…日村…俺達が追ってた犯人は必ず捕まえるからな」
利根川は、心の中で小さく呟いた。
田宮が利根川の肩に、そっと手を置いた。
「…利根川、必ず犯人を捕まえような」
「…はい…行きましょう」
四人はアパートに向け、歩きだした。
先頭を歩く田宮が、アパートの入り口付近にある郵便受けの前で、足を止めた。
「…篠原さん、郵便受けを確認してください」
前回届いた約束ノートに書いてあった約束事。
『篠原健太は五日以内に横浜市に住む山方太一を殺す事を約束します』
正確な時間は分からないが、期日までは、まだ日にちがある故に、約束ノートは入っていないかもしれない。だが、田宮はそう推測しながらも、健太を促した。
「…はい」
健太は躊躇いながら、郵便受けに手を掛けた。
約束ノートは、不幸しか呼ばないノート。躊躇うのも仕方がないだろう。
皆が固唾を飲んで見守る中、健太は震える手で郵便受けを開けた。
「…何もありません」
健太は空っぽの郵便受けを見て、大きく息を吐いた。
「…では、篠原さんの部屋に行きましょう」
田宮も溜め息を吐くと、歩きだした。
健太の部屋の玄関前に、制服を着た警官が立っていた。
田宮はスーツの内ポケットから取り出した警察手帳を開き、警官の前に提示した。
「ご苦労様…もう帰って構わないぞ」
家族の行方を探したい思いと、霞の体を気遣う思いが交錯する中で、健太は霞の肩に手を当てた。
霞は俯いたまま、ぽつりと呟いた。
「…うん…でも大丈夫…ごめんね…役に立てなくて」
田宮が神妙な顔つきで頭を下げた。
「…すいません、無理をさせて…ご家族の居場所を掴むには、今まで分かっている犯人の素性を調べるのが、最優先だと思います…他の刑事が調べた情報も我々は入手できますし…それを活用して、調べて行きましょう」
「…はい」
田宮の言葉に、三人は各々、力強く頷いた。
健太の住むアパートの前に着いた。車を路肩に停め、四人は車から降りた。
利根川はアスファルトを見詰めている。そこに相棒の姿を見ているようだ。
「…日村…俺達が追ってた犯人は必ず捕まえるからな」
利根川は、心の中で小さく呟いた。
田宮が利根川の肩に、そっと手を置いた。
「…利根川、必ず犯人を捕まえような」
「…はい…行きましょう」
四人はアパートに向け、歩きだした。
先頭を歩く田宮が、アパートの入り口付近にある郵便受けの前で、足を止めた。
「…篠原さん、郵便受けを確認してください」
前回届いた約束ノートに書いてあった約束事。
『篠原健太は五日以内に横浜市に住む山方太一を殺す事を約束します』
正確な時間は分からないが、期日までは、まだ日にちがある故に、約束ノートは入っていないかもしれない。だが、田宮はそう推測しながらも、健太を促した。
「…はい」
健太は躊躇いながら、郵便受けに手を掛けた。
約束ノートは、不幸しか呼ばないノート。躊躇うのも仕方がないだろう。
皆が固唾を飲んで見守る中、健太は震える手で郵便受けを開けた。
「…何もありません」
健太は空っぽの郵便受けを見て、大きく息を吐いた。
「…では、篠原さんの部屋に行きましょう」
田宮も溜め息を吐くと、歩きだした。
健太の部屋の玄関前に、制服を着た警官が立っていた。
田宮はスーツの内ポケットから取り出した警察手帳を開き、警官の前に提示した。
「ご苦労様…もう帰って構わないぞ」
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