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第23話 落ちぶれた勇者、ルークの店に押し入り強盗を働く
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「……クソッ、なんでだ。なんで俺が、こんなことを」
グリーンホロウの村、朝の炊事場。
勇者ブレイドは、血走った目でジャガイモの皮を剥いていた。
手元には、昨日と同じ包丁。目の前には、昨日よりも積み上がったジャガイモの山。
昨夜の宴で、ルークと酒を酌み交わし、少しは憑き物が落ちたはずだった。
「一からやり直す」と、涙ながらに誓ったはずだった。
だが、朝が来て、酔いが冷めると同時に、冷徹な現実が彼を襲った。
自分は勇者だ。選ばれた存在だ。
それなのに、今は薄汚れたエプロンを着け、村のオバちゃんたちに「あら、手が止まってるわよ新入り」と尻を叩かれている。
一方、かつて自分が見下していたルークは、領主として村人から崇められ、王都の宰相と対等に話し、四天王やSランク冒険者を従えている。
「違いすぎる……。何もかもが、違いすぎる……」
ブレイドの手が震え、包丁が指を傷つける。
赤い血が滲む。
だが、彼は痛みをまるで感じていないようだった。
彼の心にある傷の方が、遥かに深く、ドス黒く膿んでいたからだ。
「おい、見たか? あれが噂の勇者様だってよ」
「へぇ、本当にジャガイモ剥いてるよ。落ちぶれたもんだな」
「ルーク様の爪の垢でも煎じて飲めばいいのにな」
通りがかりの冒険者たち(最近、この村の噂を聞きつけて集まってきた連中だ)が、ヒソヒソと嘲笑う声が聞こえる。
彼らに悪気はないのかもしれない。単なる事実を口にしただけだ。
しかし、精神が限界まで張り詰めていたブレイドにとって、それは鋭利な刃物となって心臓を抉った。
「……黙れ」
ブレイドは小さく呟いた。
「黙れ、黙れ、黙れッ!! 俺は勇者だ! 世界を救う英雄なんだ! お前らごときに笑われていい存在じゃない!!」
彼は突然立ち上がり、剥きかけのジャガイモを地面に叩きつけた。
泥と汁が飛び散る。
周囲が静まり返る。
聖女アリアが驚いて駆け寄ってくる。
「ブ、ブレイド? どうしましたの?」
「触るな!」
ブレイドはアリアの手を振り払った。
その目は、昨夜の穏やかなものではなかった。
濁り、淀み、そして狂気を孕んだ「魔」の光が宿っていた。
「俺は……俺は取り戻すんだ。俺の力を。俺の栄光を。……そうだ、剣だ。剣さえあれば」
彼はブツブツと呟きながら、炊事場を飛び出した。
向かう先は、ルークの店。
そこには、彼の最強の相棒である聖剣『グラン・ミストル』があるはずだ。
* * *
その頃、俺、ルーク・ヴァルドマンは、店の工房で作業に没頭していた。
手元にあるのは、ブレイドから預かった聖剣だ。
錆びつき、鞘から抜けなくなっていたこの剣も、俺の【修理】スキルによる連日のメンテナンスで、ようやく刀身の輝きを取り戻しつつあった。
「……やっぱり、重症だな」
俺は剣の表面を特殊な布で磨きながら、独り言ちた。
物理的な錆は落ちた。
だが、剣の深層にある「核(コア)」が、まだ完全に目覚めていない。
聖剣は、持ち主の心を映す鏡だ。
持ち主であるブレイドの心が折れ、歪み、自信を喪失している今、剣もまた本来の力を発揮することを拒んでいるようだった。
「昨日の今日で、すぐに立ち直れってのも無理な話か。焦らずやるしかないな」
俺は剣をスタンドに戻し、一息つこうとコーヒーを淹れた。
時刻は昼過ぎ。
ガラハドさんはガレオスと一緒に裏山の開拓現場へ行っており、ソフィアは魔法研究所(俺が倉庫を改造して作った)で新しい術式の開発に夢中だ。
店には俺一人。
カランカラン。
入り口のベルが鳴った。
客か? と思って顔を上げる。
「いらっしゃいませ……って、ブレイドか。どうした? ジャガイモ剥きは終わったのか?」
入ってきたのは、エプロン姿のままのブレイドだった。
だが、様子がおかしい。
肩で息をしており、全身から脂汗のようなものを流している。
そして何より、その目が焦点の定まらないまま、工房の奥にある聖剣に釘付けになっていた。
「……返せ」
「あ?」
「俺の剣を……返せぇぇッ!!」
ブレイドは絶叫すると、カウンターを乗り越えて工房内へと侵入してきた。
その手には、炊事場から持ち出したであろう、刃渡りの長い肉切り包丁が握られている。
「おい、落ち着け! 包丁なんか持って何をする気だ!」
「うるさい! 俺は勇者だ! 俺には剣が必要なんだ! お前なんかに預けておけるか! 今すぐそいつをよこせ!」
彼は狂ったように聖剣のスタンドへと突進した。
俺はとっさに身を挺して、聖剣の前に立ちはだかった。
「ダメだ! まだ調整中だと言っただろ! 今のお前が触っても、その剣は……」
「どけぇぇぇッ!!」
ブレイドは俺に向かって包丁を振り回した。
殺気。
いや、それ以上に濃密な、ドス黒い瘴気のようなものが彼から溢れ出している。
昨夜の彼とは別人のようだ。
まるで、何かに憑依されているかのような。
「(……まさか、魔王の干渉か?)」
俺はギリギリで包丁を躱した。
素人のような大振りだが、そこに乗っている力は異常だった。
風切り音が耳元を掠める。
「ルーク! お前が悪いんだ! お前が俺を追放されたりするから! お前が勝手に成功したりするから! 俺は……俺はみじめな思いをしているんだ!」
逆恨みもいいところだ。
だが、今の彼に正論は通じない。
彼は俺を睨みつけ、包丁の切っ先を俺の喉元に突きつけた。
「これは強盗だ! 大人しく俺の剣を渡せ! さもなくば、この店ごと燃やしてやる!」
「……本気で言ってるのか、ブレイド」
俺は冷静に彼の目を見据えた。
「俺を殺して、剣を奪って、それでどうする? それで勇者に戻れるとでも思ってるのか?」
「戻れるさ! 聖剣さえあれば、俺は最強だ! 魔王だって一撃だ! お前なんかにデカい顔はさせない!」
「その聖剣が、お前を拒絶しているのがわからないのか?」
俺の言葉に、ブレイドの顔が引きつった。
「拒絶……? 嘘だ! グラン・ミストルは俺の剣だ! 俺を選んだんだ!」
「なら、抜いてみろよ」
俺は後ろのスタンドから、鞘に収まったままの聖剣を取り出し、放り投げた。
ガシャン、と床に落ちる聖剣。
ブレイドは包丁を捨て、這いつくばるようにして剣に飛びついた。
愛しい恋人に触れるように、震える手で柄を握る。
「あぁ……グラン・ミストル……。やっと、やっと戻ってきた……」
彼は恍惚とした表情で、剣を構えた。
そして、渾身の力を込めて、剣を抜こうとした。
「フンッ! ……ぬ、ぬぅぅぅ!!」
抜けない。
ビクともしない。
俺が錆を落とし、物理的な引っかかりは解消したはずなのに。
まるで、鞘と刀身が一体化してしまったかのように、頑として動かない。
「な、なぜだ……!? ルーク! 貴様、何をした! 接着剤でも流し込んだのか!?」
「何もしてないさ。ただ、その剣がお前に幻滅してるだけだ」
俺は腕組みをして見下ろした。
「聖剣には意思がある。お前が慢心し、努力を怠り、仲間を捨て、そして今、つまらない嫉妬で強盗まで働いた。そんな持ち主に、力を貸すと思うか?」
「だ、黙れ! 俺は勇者だぞ! 神に選ばれたんだ!」
「選ばれたなら、証明してみせろよ。力ずくじゃなくて、その心でな」
ブレイドは顔を真っ赤にして、何度も何度も剣を抜こうとした。
額の血管が切れそうになるほどいきむ。
だが、剣は冷たく沈黙を守ったままだ。
「う、うわああああぁぁぁッ!!」
絶望の叫び。
ブレイドは剣を持ったまま、床に崩れ落ちた。
自分の無力さを、これ以上ないほど突きつけられた瞬間だった。
だが、その時。
彼の心の隙間に、決定的な「影」が入り込んだ。
『……貸してやろうか?』
どろりとした声が、ブレイドの脳内に直接響いた。
ルークの声ではない。
もっと低く、邪悪で、甘美な声。
「……え?」
『力が欲しいのだろう? 見返してやりたいのだろう? あの生意気な修理屋を。お前を馬鹿にした世界を』
声の主は、ブレイドが握りしめている聖剣の奥底から聞こえてくるようだった。
いや、聖剣ではない。
聖剣の輝きが届かない、彼の心の闇そのものが実体化したかのような。
『俺を受け入れろ。そうすれば、その錆びついた剣などなくても、お前は最強になれる』
「最強……」
ブレイドの瞳から、理性の光が消え失せた。
代わりに宿ったのは、禍々しい紫色の光。
彼の身体から、黒い霧のようなものが噴き出し始める。
それは床に落ちていた包丁を巻き込み、さらに手元の聖剣をも侵食していく。
「……おい、ブレイド? 何か様子が変だぞ」
俺は警戒して一歩下がった。
ただのヒステリーじゃない。
これは、明確な「魔化(ダークネス)」の兆候だ。
「フフ……フフフフフ……」
ブレイドが笑い出した。
歪んだ、壊れたレコードのような笑い声。
彼はゆらりと立ち上がった。
その手にある聖剣は、鞘に入ったままだったが、鞘の隙間からどす黒いエネルギーが漏れ出していた。
「そうだ……。俺は最強だ。誰にも負けない。ルーク、お前にもだ」
「ブレイド、目を覚ませ! そいつはお前の力じゃない! 魔王の誘惑だ!」
「うるさい!!」
ブレイドが一喝すると、衝撃波が発生し、工房の窓ガラスが割れ飛んだ。
その威力は、以前の彼を遥かに凌駕していた。
だが、その力は神聖な勇者の力ではなく、破壊と混沌の魔力だった。
「力が……溢れてくる。これだ、俺が求めていたのはこれだ!」
ブレイドは自分の手を見つめ、狂喜した。
そして、ゆっくりと俺に視線を向けた。
「ルーク。今まで散々コケにしてくれたな。礼をしてやるよ。……死をもってな」
彼は鞘に入ったままの剣を、棍棒のように振りかぶった。
そこには技術も型もない。ただの暴力の塊だ。
だが、纏っているエネルギー量は尋常ではない。
「くっ……!」
俺はとっさに近くにあった鉄板(城壁の余り材)を盾にした。
ドォォォォォンッ!!!
一撃。
分厚い鉄板が飴細工のようにひしゃげ、俺は壁まで吹き飛ばされた。
「ぐっ……! 馬鹿力め……!」
背中を強打し、痛みが走る。
店の中がめちゃくちゃだ。
棚が倒れ、修理待ちのアイテムが散乱する。
「ハハハ! どうだ! これが俺の力だ! 怖いか? 怯えたか?」
ブレイドは高笑いしながら、一歩ずつ近づいてくる。
完全に支配されている。
もう、言葉での説得は不可能だ。
「……やれやれ。店の中で暴れるなって言ったのに」
俺は瓦礫の中から立ち上がり、服の埃を払った。
恐怖?
いや、感じない。
むしろ、職人としての血が騒いでいた。
目の前にいるのは、「壊れた勇者」。
魔王の力という不純物が混入し、システムエラーを起こして暴走している、欠陥だらけの人間兵器だ。
修理屋として、これを見過ごすわけにはいかない。
「ブレイド。お前、完全に壊れてるぞ」
「壊れてるのはお前だ! 粉々にしてやる!」
「いいや。直してやるよ。少々手荒になるが、修理費は高くつくぞ」
俺は瓦礫の中から、一本の棒を拾い上げた。
それは、掃除に使っていたただの「ホウキ」だ。
だが、俺の手にかかれば、それは最強の武器になる。
「【修理・強化】。対象、ホウキ」
カァン!
俺が魔力を込めると、ホウキの柄が鋼鉄のように硬化し、穂先が鋭利な槍のように収束した。
即席の「魔導ホウキ」の完成だ。
「勇者対修理屋。……始めようか」
俺が構えると同時に、店の入り口からガラハドさんとソフィアが飛び込んできた。
「主よ! 大丈夫か!?」
「すごい音がしたけど……って、ブレイド!?」
「二人とも、手出し無用だ!」
俺は叫んだ。
二人が加勢すれば、ブレイドを瞬殺してしまうかもしれない。
それでは意味がない。
これは、俺とブレイドの問題だ。
彼自身の歪みを、俺の手で叩き直さなければ、本当の意味での解決にはならない。
「こいつは俺の客だ。クレーム対応は店主の仕事だろ?」
俺の言葉に、ガラハドさんは足を止め、ニヤリと笑った。
「……心得た。しかと見届けよう、主の『修理』を」
ソフィアも不安そうにしながらも、杖を下ろした。
ブレイドが吼える。
「ナメるなぁぁぁッ!!」
黒いオーラを纏った勇者が、猛然と突っ込んでくる。
対するは、ホウキを構えた修理屋。
一見すれば勝負にならない戦い。
だが、この店の中(俺のテリトリー)で、俺に勝てると思ったら大間違いだ。
「いくぞ、ポンコツ勇者! 根性叩き直してやる!」
俺はホウキを一閃させた。
グリーンホロウの一角で、小さな、しかし運命的な決闘が幕を開けた。
* * *
一方、その頃。
村の広場では、聖女アリアが異変に気づいて震えていた。
ルークの店から漂う、禍々しい気配。
それは、彼女がよく知るブレイドの魔力と、決して交わってはならない邪悪なものが混ざり合った色をしていた。
「ブレイド……まさか、堕ちてしまったのですか……?」
彼女は祈るように手を組んだ。
もう、彼女には浄化の力はない。
祈ることしかできない。
どうか、彼を救って。
かつての優しい、正義感に溢れていた彼を、誰か取り戻して。
その祈りが届くのは、神ではなく、ホウキを持った一人の職人であるという皮肉を、彼女はまだ知らなかった。
グリーンホロウの村、朝の炊事場。
勇者ブレイドは、血走った目でジャガイモの皮を剥いていた。
手元には、昨日と同じ包丁。目の前には、昨日よりも積み上がったジャガイモの山。
昨夜の宴で、ルークと酒を酌み交わし、少しは憑き物が落ちたはずだった。
「一からやり直す」と、涙ながらに誓ったはずだった。
だが、朝が来て、酔いが冷めると同時に、冷徹な現実が彼を襲った。
自分は勇者だ。選ばれた存在だ。
それなのに、今は薄汚れたエプロンを着け、村のオバちゃんたちに「あら、手が止まってるわよ新入り」と尻を叩かれている。
一方、かつて自分が見下していたルークは、領主として村人から崇められ、王都の宰相と対等に話し、四天王やSランク冒険者を従えている。
「違いすぎる……。何もかもが、違いすぎる……」
ブレイドの手が震え、包丁が指を傷つける。
赤い血が滲む。
だが、彼は痛みをまるで感じていないようだった。
彼の心にある傷の方が、遥かに深く、ドス黒く膿んでいたからだ。
「おい、見たか? あれが噂の勇者様だってよ」
「へぇ、本当にジャガイモ剥いてるよ。落ちぶれたもんだな」
「ルーク様の爪の垢でも煎じて飲めばいいのにな」
通りがかりの冒険者たち(最近、この村の噂を聞きつけて集まってきた連中だ)が、ヒソヒソと嘲笑う声が聞こえる。
彼らに悪気はないのかもしれない。単なる事実を口にしただけだ。
しかし、精神が限界まで張り詰めていたブレイドにとって、それは鋭利な刃物となって心臓を抉った。
「……黙れ」
ブレイドは小さく呟いた。
「黙れ、黙れ、黙れッ!! 俺は勇者だ! 世界を救う英雄なんだ! お前らごときに笑われていい存在じゃない!!」
彼は突然立ち上がり、剥きかけのジャガイモを地面に叩きつけた。
泥と汁が飛び散る。
周囲が静まり返る。
聖女アリアが驚いて駆け寄ってくる。
「ブ、ブレイド? どうしましたの?」
「触るな!」
ブレイドはアリアの手を振り払った。
その目は、昨夜の穏やかなものではなかった。
濁り、淀み、そして狂気を孕んだ「魔」の光が宿っていた。
「俺は……俺は取り戻すんだ。俺の力を。俺の栄光を。……そうだ、剣だ。剣さえあれば」
彼はブツブツと呟きながら、炊事場を飛び出した。
向かう先は、ルークの店。
そこには、彼の最強の相棒である聖剣『グラン・ミストル』があるはずだ。
* * *
その頃、俺、ルーク・ヴァルドマンは、店の工房で作業に没頭していた。
手元にあるのは、ブレイドから預かった聖剣だ。
錆びつき、鞘から抜けなくなっていたこの剣も、俺の【修理】スキルによる連日のメンテナンスで、ようやく刀身の輝きを取り戻しつつあった。
「……やっぱり、重症だな」
俺は剣の表面を特殊な布で磨きながら、独り言ちた。
物理的な錆は落ちた。
だが、剣の深層にある「核(コア)」が、まだ完全に目覚めていない。
聖剣は、持ち主の心を映す鏡だ。
持ち主であるブレイドの心が折れ、歪み、自信を喪失している今、剣もまた本来の力を発揮することを拒んでいるようだった。
「昨日の今日で、すぐに立ち直れってのも無理な話か。焦らずやるしかないな」
俺は剣をスタンドに戻し、一息つこうとコーヒーを淹れた。
時刻は昼過ぎ。
ガラハドさんはガレオスと一緒に裏山の開拓現場へ行っており、ソフィアは魔法研究所(俺が倉庫を改造して作った)で新しい術式の開発に夢中だ。
店には俺一人。
カランカラン。
入り口のベルが鳴った。
客か? と思って顔を上げる。
「いらっしゃいませ……って、ブレイドか。どうした? ジャガイモ剥きは終わったのか?」
入ってきたのは、エプロン姿のままのブレイドだった。
だが、様子がおかしい。
肩で息をしており、全身から脂汗のようなものを流している。
そして何より、その目が焦点の定まらないまま、工房の奥にある聖剣に釘付けになっていた。
「……返せ」
「あ?」
「俺の剣を……返せぇぇッ!!」
ブレイドは絶叫すると、カウンターを乗り越えて工房内へと侵入してきた。
その手には、炊事場から持ち出したであろう、刃渡りの長い肉切り包丁が握られている。
「おい、落ち着け! 包丁なんか持って何をする気だ!」
「うるさい! 俺は勇者だ! 俺には剣が必要なんだ! お前なんかに預けておけるか! 今すぐそいつをよこせ!」
彼は狂ったように聖剣のスタンドへと突進した。
俺はとっさに身を挺して、聖剣の前に立ちはだかった。
「ダメだ! まだ調整中だと言っただろ! 今のお前が触っても、その剣は……」
「どけぇぇぇッ!!」
ブレイドは俺に向かって包丁を振り回した。
殺気。
いや、それ以上に濃密な、ドス黒い瘴気のようなものが彼から溢れ出している。
昨夜の彼とは別人のようだ。
まるで、何かに憑依されているかのような。
「(……まさか、魔王の干渉か?)」
俺はギリギリで包丁を躱した。
素人のような大振りだが、そこに乗っている力は異常だった。
風切り音が耳元を掠める。
「ルーク! お前が悪いんだ! お前が俺を追放されたりするから! お前が勝手に成功したりするから! 俺は……俺はみじめな思いをしているんだ!」
逆恨みもいいところだ。
だが、今の彼に正論は通じない。
彼は俺を睨みつけ、包丁の切っ先を俺の喉元に突きつけた。
「これは強盗だ! 大人しく俺の剣を渡せ! さもなくば、この店ごと燃やしてやる!」
「……本気で言ってるのか、ブレイド」
俺は冷静に彼の目を見据えた。
「俺を殺して、剣を奪って、それでどうする? それで勇者に戻れるとでも思ってるのか?」
「戻れるさ! 聖剣さえあれば、俺は最強だ! 魔王だって一撃だ! お前なんかにデカい顔はさせない!」
「その聖剣が、お前を拒絶しているのがわからないのか?」
俺の言葉に、ブレイドの顔が引きつった。
「拒絶……? 嘘だ! グラン・ミストルは俺の剣だ! 俺を選んだんだ!」
「なら、抜いてみろよ」
俺は後ろのスタンドから、鞘に収まったままの聖剣を取り出し、放り投げた。
ガシャン、と床に落ちる聖剣。
ブレイドは包丁を捨て、這いつくばるようにして剣に飛びついた。
愛しい恋人に触れるように、震える手で柄を握る。
「あぁ……グラン・ミストル……。やっと、やっと戻ってきた……」
彼は恍惚とした表情で、剣を構えた。
そして、渾身の力を込めて、剣を抜こうとした。
「フンッ! ……ぬ、ぬぅぅぅ!!」
抜けない。
ビクともしない。
俺が錆を落とし、物理的な引っかかりは解消したはずなのに。
まるで、鞘と刀身が一体化してしまったかのように、頑として動かない。
「な、なぜだ……!? ルーク! 貴様、何をした! 接着剤でも流し込んだのか!?」
「何もしてないさ。ただ、その剣がお前に幻滅してるだけだ」
俺は腕組みをして見下ろした。
「聖剣には意思がある。お前が慢心し、努力を怠り、仲間を捨て、そして今、つまらない嫉妬で強盗まで働いた。そんな持ち主に、力を貸すと思うか?」
「だ、黙れ! 俺は勇者だぞ! 神に選ばれたんだ!」
「選ばれたなら、証明してみせろよ。力ずくじゃなくて、その心でな」
ブレイドは顔を真っ赤にして、何度も何度も剣を抜こうとした。
額の血管が切れそうになるほどいきむ。
だが、剣は冷たく沈黙を守ったままだ。
「う、うわああああぁぁぁッ!!」
絶望の叫び。
ブレイドは剣を持ったまま、床に崩れ落ちた。
自分の無力さを、これ以上ないほど突きつけられた瞬間だった。
だが、その時。
彼の心の隙間に、決定的な「影」が入り込んだ。
『……貸してやろうか?』
どろりとした声が、ブレイドの脳内に直接響いた。
ルークの声ではない。
もっと低く、邪悪で、甘美な声。
「……え?」
『力が欲しいのだろう? 見返してやりたいのだろう? あの生意気な修理屋を。お前を馬鹿にした世界を』
声の主は、ブレイドが握りしめている聖剣の奥底から聞こえてくるようだった。
いや、聖剣ではない。
聖剣の輝きが届かない、彼の心の闇そのものが実体化したかのような。
『俺を受け入れろ。そうすれば、その錆びついた剣などなくても、お前は最強になれる』
「最強……」
ブレイドの瞳から、理性の光が消え失せた。
代わりに宿ったのは、禍々しい紫色の光。
彼の身体から、黒い霧のようなものが噴き出し始める。
それは床に落ちていた包丁を巻き込み、さらに手元の聖剣をも侵食していく。
「……おい、ブレイド? 何か様子が変だぞ」
俺は警戒して一歩下がった。
ただのヒステリーじゃない。
これは、明確な「魔化(ダークネス)」の兆候だ。
「フフ……フフフフフ……」
ブレイドが笑い出した。
歪んだ、壊れたレコードのような笑い声。
彼はゆらりと立ち上がった。
その手にある聖剣は、鞘に入ったままだったが、鞘の隙間からどす黒いエネルギーが漏れ出していた。
「そうだ……。俺は最強だ。誰にも負けない。ルーク、お前にもだ」
「ブレイド、目を覚ませ! そいつはお前の力じゃない! 魔王の誘惑だ!」
「うるさい!!」
ブレイドが一喝すると、衝撃波が発生し、工房の窓ガラスが割れ飛んだ。
その威力は、以前の彼を遥かに凌駕していた。
だが、その力は神聖な勇者の力ではなく、破壊と混沌の魔力だった。
「力が……溢れてくる。これだ、俺が求めていたのはこれだ!」
ブレイドは自分の手を見つめ、狂喜した。
そして、ゆっくりと俺に視線を向けた。
「ルーク。今まで散々コケにしてくれたな。礼をしてやるよ。……死をもってな」
彼は鞘に入ったままの剣を、棍棒のように振りかぶった。
そこには技術も型もない。ただの暴力の塊だ。
だが、纏っているエネルギー量は尋常ではない。
「くっ……!」
俺はとっさに近くにあった鉄板(城壁の余り材)を盾にした。
ドォォォォォンッ!!!
一撃。
分厚い鉄板が飴細工のようにひしゃげ、俺は壁まで吹き飛ばされた。
「ぐっ……! 馬鹿力め……!」
背中を強打し、痛みが走る。
店の中がめちゃくちゃだ。
棚が倒れ、修理待ちのアイテムが散乱する。
「ハハハ! どうだ! これが俺の力だ! 怖いか? 怯えたか?」
ブレイドは高笑いしながら、一歩ずつ近づいてくる。
完全に支配されている。
もう、言葉での説得は不可能だ。
「……やれやれ。店の中で暴れるなって言ったのに」
俺は瓦礫の中から立ち上がり、服の埃を払った。
恐怖?
いや、感じない。
むしろ、職人としての血が騒いでいた。
目の前にいるのは、「壊れた勇者」。
魔王の力という不純物が混入し、システムエラーを起こして暴走している、欠陥だらけの人間兵器だ。
修理屋として、これを見過ごすわけにはいかない。
「ブレイド。お前、完全に壊れてるぞ」
「壊れてるのはお前だ! 粉々にしてやる!」
「いいや。直してやるよ。少々手荒になるが、修理費は高くつくぞ」
俺は瓦礫の中から、一本の棒を拾い上げた。
それは、掃除に使っていたただの「ホウキ」だ。
だが、俺の手にかかれば、それは最強の武器になる。
「【修理・強化】。対象、ホウキ」
カァン!
俺が魔力を込めると、ホウキの柄が鋼鉄のように硬化し、穂先が鋭利な槍のように収束した。
即席の「魔導ホウキ」の完成だ。
「勇者対修理屋。……始めようか」
俺が構えると同時に、店の入り口からガラハドさんとソフィアが飛び込んできた。
「主よ! 大丈夫か!?」
「すごい音がしたけど……って、ブレイド!?」
「二人とも、手出し無用だ!」
俺は叫んだ。
二人が加勢すれば、ブレイドを瞬殺してしまうかもしれない。
それでは意味がない。
これは、俺とブレイドの問題だ。
彼自身の歪みを、俺の手で叩き直さなければ、本当の意味での解決にはならない。
「こいつは俺の客だ。クレーム対応は店主の仕事だろ?」
俺の言葉に、ガラハドさんは足を止め、ニヤリと笑った。
「……心得た。しかと見届けよう、主の『修理』を」
ソフィアも不安そうにしながらも、杖を下ろした。
ブレイドが吼える。
「ナメるなぁぁぁッ!!」
黒いオーラを纏った勇者が、猛然と突っ込んでくる。
対するは、ホウキを構えた修理屋。
一見すれば勝負にならない戦い。
だが、この店の中(俺のテリトリー)で、俺に勝てると思ったら大間違いだ。
「いくぞ、ポンコツ勇者! 根性叩き直してやる!」
俺はホウキを一閃させた。
グリーンホロウの一角で、小さな、しかし運命的な決闘が幕を開けた。
* * *
一方、その頃。
村の広場では、聖女アリアが異変に気づいて震えていた。
ルークの店から漂う、禍々しい気配。
それは、彼女がよく知るブレイドの魔力と、決して交わってはならない邪悪なものが混ざり合った色をしていた。
「ブレイド……まさか、堕ちてしまったのですか……?」
彼女は祈るように手を組んだ。
もう、彼女には浄化の力はない。
祈ることしかできない。
どうか、彼を救って。
かつての優しい、正義感に溢れていた彼を、誰か取り戻して。
その祈りが届くのは、神ではなく、ホウキを持った一人の職人であるという皮肉を、彼女はまだ知らなかった。
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そこはかつての激戦地であり、呪われた魔導具や錆びた武器、さらには汚染された大地が広がる、文字通りの「ゴミ捨て場」だった。 しかし、彼女の能力の本質は【清掃】ではなく、対象の原子を整え、摩擦と不純物を極限まで削ぎ落とす【超精密研磨(ハイエンド・ポリッシュ)】だった。
アイリスが「安眠したい」という一心でボロ屋敷の一角を磨き上げた瞬間、その部屋は伝説の聖域を凌ぐ魔力を放ち始める。彼女が拾った「錆びた鉄くず」は、不純物を削ぎ落とされることで、神さえも斬り裂く「究極の神器」へと変貌を遂げていく。
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※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
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・シエナ(女・人間・28歳)
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