6 / 54
第6話 辺境への旅立ち
しおりを挟む
アレン=クロードがルーデン村にたどり着く少し前のこと。
彼は王都アルディナの北門を出て、ひとり荒野を進んでいた。
旅立つつもりなど当初はなかった。だが追放の宣告が下されたその日、城門の外で彼を呼び止めたのは、ひとりの神官だった。
「アレン様……いえ、アレン殿。せめて、これを」
神官は布で包んだ小さな包みを差し出した。
それは王立神殿でも特級の許可を持たなければ触れることのできない特製の回復薬や食糧。だがその中に、一枚の古びた羊皮紙が忍ばせてあった。
「これは……?」
「辺境行きの通行認可証です。殿下の命で処分される予定のものでしたが、あなたのために――」
「危険ですよ」
「もう十分危険です。どうか、生き延びてください。あなたの力を恐れる者もいますが、救いを信じている者も確かにいるのです」
神官の言葉に一瞬だけ微笑みを返し、アレンは頭を下げた。
それが、王都で最後に交わした人の温もりだった。
北の荒野は、昼は熱風と砂塵、夜は氷のような冷気が襲いかかる。
人の姿もほとんど見えず、あるのは枯れ木と崩れかけた廃墟ばかり。
その荒れ地を、アレンは魔力循環を最小限に抑えて歩いた。
(魔力を使えば痕跡が残る。追跡術の餌になる……王子たちは必ず動くだろう)
追放と言いつつ、彼を“静かに消す”つもりなのは見え透いている。
それでも構わないと、どこかで思っていた。
王都で過ごした年月は、あまりに濃密で、そして虚しかった。
(功績も地位も、誰かの嫉妬ひとつで崩れるものなら、そんな価値などない)
だが、生きている限り、命令も誹謗も関係ない。
自分のために歩く。それだけが、唯一の自由だった。
◇
三日目。荒野の向こうに山脈が見えた。
その手前、かすかに緑の帯。
ルーデン村――地図にも載らぬ最果ての農村だ。
だが、その手前にもう一つ、奇妙な光景があった。
風に乗って微かに香る腐臭。何かが燃え落ちた跡。
近づくと、崩れた石碑が転がっている。王国の紋章だ。
「小規模な神殿の跡……か」
石畳の下には複数の魔法陣の痕。この構築様式は覚えていた。
封印型結界。神聖魔術。つまり、何かを閉じ込める施設だったのだ。
中央に残っていたのは、丸い金属器――すでに黒く煤け、光を失っている。
アレンが指先で触れると、かすかな震えが伝わった。
それは“まだ息のある遺物”だった。
「こんな場所で、放置されているなんて」
表面についた焼き痕には、封印を壊すための衝撃波の痕跡がある。
誰かが意図的に破壊したのだ。
その瞬間、空気が歪んだ。
大地の底から淡い響き――声のようなものが頭に届く。
《……解放……せよ》
そして爆風。
地面が裂け、黒い瘴気が渦を巻いた。
反射的に両腕を広げる。
「聖障壁・昇華展開」
思わず口をついた術式。
光が広がり、瘴気を押し返す。
だが、完全ではない。闇が内側へ侵食してくる。
(……この性質、王都地下の禁忌区画と同じか)
かつて研究していた頃、アレンはこの気配を知っていた。
“神の欠片”。古代の神聖装置の破片から放たれる生体意識。
「……まだ、完全には滅んでなかったんですね」
アレンは右手を左胸に当てる。
心臓の鼓動と呼応するように、体内の魔力が揺れる。
白と黒の波が折り重なり、やがて静かに統一されていく。
光が収まり、次に訪れたのは静寂だった。
封印痕も消え、残されたのはひんやりと冷たい風だけ。
指先を見ると、そこには金色に光る細い欠片が一つ残っていた。
「……形になる前に暴走したのか。それとも、壊されたのか。」
欠片を拾い上げ、掌で包み込む。
その瞬間、掌に焼き印のような文様が走った。
《識別完了――継承者登録》
「……これは、厄介なものを拾いましたね」
ぼやきながら欠片を袋の底に仕舞う。
それはまるで自ら意志を持ってそこに収まったかのようだった。
いや、“従う”というより、“帰る”ように。
◇
日が傾き始めるころ、丘を越えた先に村の灯が見えた。
小さな農村。木柵に囲まれ、煙が上がっている。
家の屋根は低く、子どもたちの笑い声が微かに届く。
(……懐かしい音だ)
かつて彼が王都の孤児院を訪れていたころ、聞いていた音。
命の温度を感じる音。
アレンは深く息を吐いた。
「もう、戦わなくていい。ただ、人としてやり直せばいい。」
だが、追放の烙印は簡単に消えない。
王都の背後では、結界情報を共有する魔導通信が走り、彼の動きを分析し続けていた。
「監察官より報告。北門から出たアレン=クロード、北東方角に転移痕跡」
「辺境の村か。生かしてはおけぬ。追跡部隊を準備しろ」
「殿下、本当に危険です。彼の魔力反応は――」
「黙れ。あの男が再び“神を試した”なら、今度は封じるではなく滅ぼすのみだ」
レオニール王子の声が玉座の間に響く。
誰も反論しない。恐怖が場を支配している。
彼にとって、アレンとは自身の無能を映す鏡であり、存在そのものが許せないのだ。
◇
夜。ルーデン村の入口に足を踏み入れたとき、冷たい風に混じって香ばしい匂いが鼻をくすぐった。
焚き火。そして、人の笑い声。
アレンは門の傍に腰を下ろし、久しぶりに空を見上げた。
星空が眩しいほどに広がり、王都のような濁りがない。
「――辺境というのは、こうも静かなのか」
静寂の中で呟いたその声は、誰に届いたわけでもない。
けれど、それでも心は少しだけ穏やかだった。
やがて、背後から子どもの声がした。
「おじさん、旅の人? 泊まるとこなら村長のとこ、あいてるよ」
「ありがとう。じゃあ、少しだけお世話になろうかな」
その笑顔が、まるで過去の孤児院の子どもたちと重なり、胸の奥に微かな痛みを残した。
(そうだ。俺はもう、“聖魔導師”じゃない。ただの放浪者だ)
心の中でそう呟き、アレンは再び歩き出した。
辺境の村には、彼を知る者もいない。
ただ静かに、名前さえ忘れられるように。
だがその背を見送る夜風は、確かに何かを知っているかのように揺れていた。
見えない神の残響が、遠くで囁く。
《ようやく……見つけた》
アレンはそれに気づかず、ゆっくり振り返る。
静かな夜。村の門が軋む音。
そして、そこに――彼の新しい日々が始まろうとしていた。
彼は王都アルディナの北門を出て、ひとり荒野を進んでいた。
旅立つつもりなど当初はなかった。だが追放の宣告が下されたその日、城門の外で彼を呼び止めたのは、ひとりの神官だった。
「アレン様……いえ、アレン殿。せめて、これを」
神官は布で包んだ小さな包みを差し出した。
それは王立神殿でも特級の許可を持たなければ触れることのできない特製の回復薬や食糧。だがその中に、一枚の古びた羊皮紙が忍ばせてあった。
「これは……?」
「辺境行きの通行認可証です。殿下の命で処分される予定のものでしたが、あなたのために――」
「危険ですよ」
「もう十分危険です。どうか、生き延びてください。あなたの力を恐れる者もいますが、救いを信じている者も確かにいるのです」
神官の言葉に一瞬だけ微笑みを返し、アレンは頭を下げた。
それが、王都で最後に交わした人の温もりだった。
北の荒野は、昼は熱風と砂塵、夜は氷のような冷気が襲いかかる。
人の姿もほとんど見えず、あるのは枯れ木と崩れかけた廃墟ばかり。
その荒れ地を、アレンは魔力循環を最小限に抑えて歩いた。
(魔力を使えば痕跡が残る。追跡術の餌になる……王子たちは必ず動くだろう)
追放と言いつつ、彼を“静かに消す”つもりなのは見え透いている。
それでも構わないと、どこかで思っていた。
王都で過ごした年月は、あまりに濃密で、そして虚しかった。
(功績も地位も、誰かの嫉妬ひとつで崩れるものなら、そんな価値などない)
だが、生きている限り、命令も誹謗も関係ない。
自分のために歩く。それだけが、唯一の自由だった。
◇
三日目。荒野の向こうに山脈が見えた。
その手前、かすかに緑の帯。
ルーデン村――地図にも載らぬ最果ての農村だ。
だが、その手前にもう一つ、奇妙な光景があった。
風に乗って微かに香る腐臭。何かが燃え落ちた跡。
近づくと、崩れた石碑が転がっている。王国の紋章だ。
「小規模な神殿の跡……か」
石畳の下には複数の魔法陣の痕。この構築様式は覚えていた。
封印型結界。神聖魔術。つまり、何かを閉じ込める施設だったのだ。
中央に残っていたのは、丸い金属器――すでに黒く煤け、光を失っている。
アレンが指先で触れると、かすかな震えが伝わった。
それは“まだ息のある遺物”だった。
「こんな場所で、放置されているなんて」
表面についた焼き痕には、封印を壊すための衝撃波の痕跡がある。
誰かが意図的に破壊したのだ。
その瞬間、空気が歪んだ。
大地の底から淡い響き――声のようなものが頭に届く。
《……解放……せよ》
そして爆風。
地面が裂け、黒い瘴気が渦を巻いた。
反射的に両腕を広げる。
「聖障壁・昇華展開」
思わず口をついた術式。
光が広がり、瘴気を押し返す。
だが、完全ではない。闇が内側へ侵食してくる。
(……この性質、王都地下の禁忌区画と同じか)
かつて研究していた頃、アレンはこの気配を知っていた。
“神の欠片”。古代の神聖装置の破片から放たれる生体意識。
「……まだ、完全には滅んでなかったんですね」
アレンは右手を左胸に当てる。
心臓の鼓動と呼応するように、体内の魔力が揺れる。
白と黒の波が折り重なり、やがて静かに統一されていく。
光が収まり、次に訪れたのは静寂だった。
封印痕も消え、残されたのはひんやりと冷たい風だけ。
指先を見ると、そこには金色に光る細い欠片が一つ残っていた。
「……形になる前に暴走したのか。それとも、壊されたのか。」
欠片を拾い上げ、掌で包み込む。
その瞬間、掌に焼き印のような文様が走った。
《識別完了――継承者登録》
「……これは、厄介なものを拾いましたね」
ぼやきながら欠片を袋の底に仕舞う。
それはまるで自ら意志を持ってそこに収まったかのようだった。
いや、“従う”というより、“帰る”ように。
◇
日が傾き始めるころ、丘を越えた先に村の灯が見えた。
小さな農村。木柵に囲まれ、煙が上がっている。
家の屋根は低く、子どもたちの笑い声が微かに届く。
(……懐かしい音だ)
かつて彼が王都の孤児院を訪れていたころ、聞いていた音。
命の温度を感じる音。
アレンは深く息を吐いた。
「もう、戦わなくていい。ただ、人としてやり直せばいい。」
だが、追放の烙印は簡単に消えない。
王都の背後では、結界情報を共有する魔導通信が走り、彼の動きを分析し続けていた。
「監察官より報告。北門から出たアレン=クロード、北東方角に転移痕跡」
「辺境の村か。生かしてはおけぬ。追跡部隊を準備しろ」
「殿下、本当に危険です。彼の魔力反応は――」
「黙れ。あの男が再び“神を試した”なら、今度は封じるではなく滅ぼすのみだ」
レオニール王子の声が玉座の間に響く。
誰も反論しない。恐怖が場を支配している。
彼にとって、アレンとは自身の無能を映す鏡であり、存在そのものが許せないのだ。
◇
夜。ルーデン村の入口に足を踏み入れたとき、冷たい風に混じって香ばしい匂いが鼻をくすぐった。
焚き火。そして、人の笑い声。
アレンは門の傍に腰を下ろし、久しぶりに空を見上げた。
星空が眩しいほどに広がり、王都のような濁りがない。
「――辺境というのは、こうも静かなのか」
静寂の中で呟いたその声は、誰に届いたわけでもない。
けれど、それでも心は少しだけ穏やかだった。
やがて、背後から子どもの声がした。
「おじさん、旅の人? 泊まるとこなら村長のとこ、あいてるよ」
「ありがとう。じゃあ、少しだけお世話になろうかな」
その笑顔が、まるで過去の孤児院の子どもたちと重なり、胸の奥に微かな痛みを残した。
(そうだ。俺はもう、“聖魔導師”じゃない。ただの放浪者だ)
心の中でそう呟き、アレンは再び歩き出した。
辺境の村には、彼を知る者もいない。
ただ静かに、名前さえ忘れられるように。
だがその背を見送る夜風は、確かに何かを知っているかのように揺れていた。
見えない神の残響が、遠くで囁く。
《ようやく……見つけた》
アレンはそれに気づかず、ゆっくり振り返る。
静かな夜。村の門が軋む音。
そして、そこに――彼の新しい日々が始まろうとしていた。
1
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!
水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!
たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。
途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。
鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒!
素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。
裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる