『農業スキルはいらない』と追放されたが、魔境の開拓ライフが勝手に世界配信されていた件。聖女や竜が集まり、元仲間は完全に詰みました

たまごころ

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第1話 『農業』スキルはいらないと、勇者パーティを追放されました

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「悪いがクビだ、アレン。魔王討伐の旅に『農業』スキルなんて役立たずは必要ないからな」

王都にある冒険者ギルドの個室。
そこで俺、アレンに向けて放たれた言葉は、あまりにも無慈悲で、そして一方的なものだった。

声の主は、黄金の鎧に身を包んだ金髪の青年。
この国で知らぬ者はいない『光の勇者』レオナルドだ。
俺の幼馴染であり、かつては一緒に村で泥だらけになって遊んだ親友――だったはずの男だ。

「……本気なのか、レオ。俺の荷物持ちや、野営での食事作りは誰がやるんだ? それに、俺の育てた野菜を食べないと、お前たちのステータス回復は――」

「あー、うるさいうるさい! その野菜だよ、問題は!」

レオナルドは机をドンと叩き、苛立ったように言葉を吐き捨てた。

「お前が作る飯は確かに美味いし、体力も回復する。だがな、地味なんだよ! 俺たちはこれから魔王城に乗り込むんだぞ? 必要なのは圧倒的な火力! 派手な魔法! お前みたいな農民が、鍋をかき混ぜている暇があったら、聖女の回復魔法を一回でも多く受けた方がマシなんだよ!」

隣に控えていた聖女マリアが、困ったような、それでいてどこか軽蔑を含んだ瞳で俺を見た。
賢者のガイルは、興味なさそうに魔導書を読んでいる。
武闘家のリンに至っては、退屈そうに爪を磨いていた。

ああ、そうか。
もう、このパーティに俺の居場所はないんだな。

俺の固有スキルは【農業】。
戦闘能力は皆無。ただ土を耕し、種を植え、作物を育てるだけのスキルだ。
それでも俺は、必死に彼らを支えてきたつもりだった。
俺が育てる『薬草』はポーションより効き目があったし、『力の実』を料理に混ぜれば、一時的に攻撃力を底上げすることもできた。
野営のテント設営だって、荷物運びだって、全部俺が一人でこなしてきた。

だけど、彼らにとって俺は、ただの『雑用係』でしかなかったらしい。

「わかったよ。……今までありがとう、レオ」

俺は拳を握りしめ、頭を下げた。
これ以上、縋りつくのは惨めなだけだ。

「おう、わかればいいんだ。あ、そうだ。手切れ金代わりと言っちゃなんだが、王様から許可をもらっておいたぞ」

レオナルドは一枚の羊皮紙を俺に投げ渡した。
そこには、王国の公印と共に、ある土地の権利譲渡について記されていた。

「『死の荒野』……?」

俺は絶句した。
そこは、王都から遠く離れた北の最果て。
草一本生えず、強力な魔物が徘徊し、踏み入った者は二度と帰ってこないと言われるS級危険地帯だ。

「お前の『農業』スキルで、あの不毛の大地を開拓してくれよ。成功すれば英雄だ。ま、生きていればの話だがな! ギャハハハ!」

レオナルドの下卑た笑い声が部屋に響く。
実質的な死刑宣告だ。
あるいは、魔王討伐の旅に同行させていた無能な幼馴染を、口封じのために始末しようとしているのかもしれない。

「……そうか。じゃあ、精々頑張ってみるよ」

俺は羊皮紙を懐にしまうと、背を向けた。
もう二度と、彼らの顔を見ることはないだろう。

   ◇

数日後。
俺は一人、馬車にも乗せてもらえず、徒歩で北を目指していた。
幸い、道中の魔物は俺を避けるように逃げていった。
なぜかは分からないが、俺の『農業』スキルには『害獣除け』というパッシブ効果があるらしい。これまでは気休め程度だと思っていたが、レベルが上がったせいか、最近は妙に効果範囲が広かっている気がする。

そして、たどり着いた。
目の前に広がるのは、見渡す限りの赤茶けた大地。
空は常にどんよりとした紫色に澱み、不気味な風がヒュオオオと音を立てて吹き荒れている。

「これが、『死の荒野』……」

生命の気配が全くない。
ここで農業? 正気じゃない。
普通の人間なら、絶望してその場に泣き崩れるだろう。

だが。

「……すごい」

俺は地面に膝をつき、掌で土の感触を確かめた。
震えが止まらなかった。恐怖ではない。歓喜だ。

「この土、めちゃくちゃ『耕しがい』がある……!」

俺の【農業】スキルが、頭の中でガンガンと警鐘を鳴らしている。
『この土地は死んでいる。だが、蘇らせれば最高の大地になる』と。
長年、勇者パーティの旅路で酷使され、熟練度がカンストしていた俺のスキルが、新たなステージを求めてうずいているのが分かった。

「よし、やるか。誰にも邪魔されない、俺だけの農園づくりを!」

俺は背負っていたリュックを下ろした。
中に入っているのは、なけなしの金で買った種籾と、使い古した愛用のクワが一本だけ。
だが、これで十分だ。

まずは拠点が必要だ。
俺は適当な平地を見繕うと、荷物を置いた。
その時、足元に何かが埋まっているのに気づいた。

「ん? なんだこれ」

土から半分だけ顔を出している、奇妙な金属製の球体。
大きさは握り拳ほどで、表面には複雑な幾何学模様が刻まれている。
古代文明の遺物(アーティファクト)だろうか?

掘り起こして手に取ってみる。
ずしりと重いが、どこか温かい。
俺が泥を拭き取った瞬間、球体がブゥンと低い音を立てて振動し、ふわりと宙に浮き上がった。

「うおっ!?」

球体は俺の目の高さまで浮かぶと、淡い青色の光を放ち始めた。
そして、俺の周囲をゆっくりと旋回し始める。

「……攻撃してくるわけじゃなさそうだな。ドローンみたいなもんか?」

前世の記憶――いや、この世界にはない概念だが、なぜかそんな言葉が頭に浮かんだ。
敵意は感じない。むしろ、ペットのように懐いてくるような気配さえある。
俺はそっと球体に触れてみた。

『ピロリン♪ 生体認証完了。マスター登録しました。これより自律稼働モードに移行します』

頭の中に直接、機械的な音声が響いた。
なんだかわからないが、俺を主と認めてくれたらしい。
便利な照明代わりにはなりそうだ。

「よし、お前の名前は『タマ』だ。よろしくな、タマ」

球体――タマは、嬉しそうに上下に揺れた。
まさかこの時、このタマが『全世界配信機能付きの古代記録媒体』であり、俺の姿をリアルタイムで世界中に垂れ流し始めているとは、夢にも思っていなかったのだが。

   ◇

――その頃、王都の中央広場。

空中に浮かぶ巨大な魔道具『天見の鏡』に異変が起きていた。
普段は王家の式典や、勇者の凱旋パレードなどを映し出すための巨大スクリーンだ。
それが突然、砂嵐のようなノイズを発し、勝手に映像を映し出し始めたのだ。

『な、なんだ!? 故障か?』
『おい見ろ、どこかの風景が映ってるぞ!』
『あれは……死の荒野じゃないか? 誰かいるぞ!』

広場にいた人々が足を止め、空を見上げる。
映し出されたのは、殺風景な荒野に立つ、一人の地味な青年の姿。
使い古したクワを構え、楽しそうに笑っている。

『あいつ、勇者パーティを追放されたアレンじゃねえか?』
『なんであんな所に? 死にに行くようなもんだろ』
『ていうか、何をするつもりだ?』

ざわめきが広がる中、画面の中の青年――俺は、大きく息を吸い込み、クワを振り上げた。

   ◇

「さてと、まずは土壌改良からだ!」

俺はタマに見守られながら、大地に向かってスキルを発動した。

「スキル発動――【天地開墾】!」

カッッッ!!!

俺のクワが地面に突き刺さった瞬間、黄金の光が炸裂した。
ただの土いじりではない。
俺のレベル99に達した【農業】スキルが、その真価を発揮したのだ。

ズズズズズズ……!

地鳴りと共に、俺を中心とした半径百メートルほどの赤茶けた土が、一瞬にして黒々とした肥沃な土へと変質していく。
干からびていた大地に水脈が通り、潤いが満ちる。
死の土地に含まれていた毒素が浄化され、光の粒子となって空へ昇っていく。

「ふう、こんなもんか。やっぱりここの土は素質があるな。俺の魔力に素直に反応してくれる」

額の汗を拭いながら、俺は満足げに頷いた。
目の前には、最高のふかふかの畑が出来上がっていた。
王宮の庭師が見たら卒倒するレベルの、超一級品の土壌だ。

俺はポケットから『トマ大根』の種を取り出した。
トマトのような実がなるが、根っこは大根という、俺が品種改良で作った謎野菜だ。
味はともかく、栄養価がやたらと高い。

「大きくなれよー」

パラパラと種を蒔き、手近な岩から湧き水(これもクワで地面を叩いたら出てきた)を掬ってかける。
そして、仕上げのスキルだ。

「【超速成長】」

ボボボボボッ!

種を蒔いた直後、土が盛り上がり、緑の芽が爆発的な勢いで伸びた。
茎は太くなり、葉が茂り、あっという間に真っ赤な果実と、地面から半分飛び出すほどの立派な白い根が実った。
通常なら三ヶ月かかる生育が、わずか三秒。
これが俺のスキルの力だ。

「よしよし、いい出来だ。一つ味見してみるか」

俺はトマ大根を引き抜き、服で泥を拭ってガブリと齧り付いた。

「うん! 美味い!」

口の中に広がる瑞々しい甘みと、大地のエキス。
噛み締めるたびに、体の中から力が湧いてくるのが分かる。
ステータス画面を確認すると、体力と魔力が全回復し、さらに上限を超えて『限界突破』状態になっていた。

「これなら、この荒野でも十分にやっていけそうだ」

俺はほっと息をついた。
その時だった。

『グルルルルル……』

背後から、低い唸り声が聞こえた。
振り返ると、そこには巨大な影があった。
体長五メートルはあるだろうか。全身が鋼のような黒い毛に覆われた、巨大な狼だ。
『死の荒野』の生態系の頂点に君臨すると言われる魔物、ブラックフェンリルだ。

「うわっ、でかい犬だな」

俺の感想はそれだけだった。
いや、普通なら恐怖で腰を抜かすところだが、今の俺はトマ大根を食べて全能感に満ちている。
それに、なんだかそのフェンリルが、お腹を空かせているように見えたのだ。

フェンリルは涎を垂らしながら、殺気を放って飛びかかってきた。
その鋭い爪は、鉄板すら紙のように引き裂くだろう。

「危ないな!」

俺はとっさに持っていたクワで、フェンリルの鼻先を『ぺちん』と叩いた。

ドゴオオオオオン!!!

「キャインッ!?」

軽いツッコミのつもりだったのだが、衝撃波が発生した。
フェンリルは砲弾のように吹き飛び、遥か後方の岩山に激突。
岩山が粉々に砕け散り、砂煙が舞い上がった。

「あ……やべ。力の加減間違えた」

俺は冷や汗をかいた。
【農業】スキルの派生効果、【農具マスタリー】。
俺が『農具』と認識したものを手に持っている時、その攻撃力はSランク冒険者の必殺技をも凌駕する。
加えて、さっき食べたトマ大根のバフがかかっている。
今の俺のクワは、伝説の聖剣よりも切れ味鋭いかもしれない。

砂煙が晴れると、そこには目を回して伸びているフェンリルの姿があった。
幸い、死んではいないようだ。
ピクピクと痙攣している。

「悪いことしたな……。お詫びにこれやるよ」

俺はトマ大根をもう一本引き抜くと、フェンリルの口元に置いてやった。
すると、フェンリルの鼻がピクリと動き、むくりと起き上がった。
警戒心バリバリで俺を睨んでいたが、大根の匂いに抗えなかったらしい。
ガツガツと食いつき始めた。

「美味いか?」

俺が尋ねると、フェンリルは「クゥ~ン」と甘い声を出して、俺の足元に擦り寄ってきた。
さっきまでの殺気はどこへやら。完全におねだりモードの愛犬だ。
尻尾をブンブン振っている。

「なんだ、可愛いところあるじゃないか。よし、お前の名前は『ポチ』な」

俺が頭を撫でると、フェンリル――ポチは嬉しそうに目を細めた。
こうして俺は、初日にして最強の畑と、最強の番犬(ペット)を手に入れたのだった。

   ◇

一方、王都の広場。
そこは、しんと静まり返っていた。
数千人の観衆が、口をあんぐりと開けて空の画面を見上げている。

画面の中では、アレンが巨大なフェンリルを子犬のように撫で回している映像が流れていた。

『……おい、今の見たか?』
『ああ。あのアレンが、クワ一振りでフェンリルをぶっ飛ばしたぞ……』
『しかも、あの一瞬で荒野が緑に変わった魔法、なんだあれ? 賢者様でもあんなことできないだろ』
『あの野菜、フェンリルの傷が一瞬で治ったぞ。エリクサーか?』

ざわめきが、次第に熱狂へと変わっていく。

『すげえ……あいつ、実はとんでもない実力者だったんじゃねえか?』
『勇者パーティは、とんでもない男を追放しちまったんじゃないか?』
『続きが見たい! 誰か酒持ってこい! これツマミに飲むぞ!』

誰かが叫んだ。
「この映像、魔力を送ればコメントが書き込めるぞ!」

その言葉を皮切りに、画面の端に文字が流れ始める。

『すげえええええ!』
『農業TUEEEEEEE!』
『あの犬かわいいw』
『勇者ざまぁwww』
『これからの開拓が楽しみすぎる』

世界中が、この無自覚な最強農民の配信に釘付けになろうとしていた。
そして当の勇者レオナルドたちもまた、宿屋でこの映像を目撃し、顔面蒼白になっていたのだが――。

それはまた、別のお話。

とりあえず今日は、家を建てて寝るとしよう。
俺とタマとポチの、新しい生活がここから始まるんだ。

「明日は何を植えようかな」

焚き火のそばで呟いた俺の言葉に、世界中がコメントで応えたことを、俺はまだ知らない。
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