『農業スキルはいらない』と追放されたが、魔境の開拓ライフが勝手に世界配信されていた件。聖女や竜が集まり、元仲間は完全に詰みました

たまごころ

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第10話 聖女「このスープ、聖水より神聖な魔力が……ここに住んでいいですか?」

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「神よ……これは、天地創造の味がします」

早朝の『ほのぼの農園ハウス』。
ダイニングテーブルについた元大聖女ソフィア様は、朝食のコーンスープを一口飲んで、恍惚の表情を浮かべていた。
両手で頬を包み込み、瞳を潤ませ、背後には幻覚かと思うほどの後光が差している。

「あの、ソフィアさん? ただのコーンスープですよ」

俺が苦笑しながら言うと、彼女は真剣な顔で首を横に振った。

「いいえ、アレン様。これはただのスープではありません。このトウモロコシ……『サンシャイン・コーン』に含まれる太陽の魔力が、ミルクの優しさと溶け合い、魂を直接癒やしてくるのです。教会で儀式の時に使う最高級聖水よりも、遥かに神聖な波動を感じます」

「そうなんですか?」

「はい。正直、これを毎朝飲めるなら、私は悪魔に魂を売っても構いません」

「聖女様が何言ってるんですか」

俺はツッコミを入れたが、彼女は本気だった。
昨日、行き倒れていたところを助けてから一夜明け、ソフィア様はすっかりこの農園に馴染んでいた。
着ているのは、俺の古着をリサイズした麻のシャツと、動きやすいズボン。長い金髪は後ろで無造作に束ねている。
その姿は『深窓の聖女』というより、『元気な農家の娘』といった感じだ。だが、溢れ出る気品と美貌は隠しきれていない。

「おはよー、主様。ソフィア、また感動してるの?」

起きてきたポチ子(人間形態)が、眠そうに目をこすりながら席についた。
その頭の上には、寝癖がついた犬耳がピョコピョコしている。

「おはよう、ポチ。ソフィアさんは感受性が豊かだからな」

「ふーん。でも、確かに美味しいもんね」

ポチ子もスープを飲み始め、すぐに幸せそうな顔になって尻尾を揺らし始めた。
続いて、シルフィも起きてくる。

「皆様、おはようございます。……まぁ、ソフィア様ったら、朝から発光してらっしゃいますわ」

「おはよう、シルフィ。今日もいい天気だな」

美女三人と食卓を囲む朝。
窓の外には広大な畑と、青い空。
平和だ。
タマの配信が始まっていなければ、完璧なスローライフなのだが。

『朝から眼福すぎる』
『美女三人と朝食とか、前世でどんな徳を積んだらこうなるんだ』
『ソフィア様の発言が重いw』
『「悪魔に魂を売ってもいい」は聖女ジョークとしてギリギリだろ』
『スープが美味すぎるのが悪い』
『今日も農園は平和そうだな』

朝食を終えると、俺たちは畑へと繰り出した。
今日の予定は、農園の拡張エリアの整備だ。
ゴン(巨大ドラゴン)が昨日耕してくれた岩場を、本格的な畑にする必要がある。

「よし、みんな。今日も頼むぞ」

「はい! 私、頑張ります!」

ソフィア様が一番に手を挙げた。やる気満々だ。

「ソフィアさんには、土の『浄化』をお願いできますか? 荒野の土にはまだ少し、古い時代の瘴気が残っている場所があるんです」

「お任せください! 浄化魔法は私の十八番です!」

ソフィア様は杖(ではなく、なぜかクワを持たせている)を掲げ、高らかに祈りの言葉を紡いだ。

「聖なる光よ、大地を清めたまえ――【サンクチュアリ・フィールド】!」

カッッッ!!!

彼女を中心として、清冽な白い光が波紋のように広がっていった。
それは本来、都市一つをアンデッドから守るための広域結界魔法だ。
それを惜しげもなく、ただの土壌改良に使う。

ジュワワワワ……。

地面から黒い霧のようなものが吹き出し、光に触れて消滅していく。
同時に、土がふかふかになり、キラキラとダイヤモンドダストのような輝きを帯び始めた。

「……すごい」

俺は目を見張った。
俺の『農業スキル』による土壌改良とはまた違う、根本的な『聖別』が行われている。
この土で野菜を育てたら、アンデッド特攻効果付きの野菜ができるんじゃないか?
吸血鬼とか、この畑のニンニク投げつけただけで即死しそうだ。

「はぁ、はぁ……いかがでしょうか、アレン様?」

魔法を行使し終えたソフィア様が、少し息を切らせて振り返った。
額に汗を浮かべたその笑顔は、眩しいほどに美しい。

「完璧です。最高の畑になりそうです」

「よかった……! これで私も、ここに住む資格がありますよね?」

彼女は不安げに俺を見つめた。

「あの、昨日は勢いでお願いしてしまいましたが……私、本当にここにいていいのでしょうか? 教会を追われた身ですし、ご迷惑をおかけするかもしれません」

「何を言ってるんですか。ソフィアさんの力は、この農園にとってなくてはならないものですよ」

俺は素直に答えた。
実際、これほどの浄化能力は俺にはない。
それに、彼女がいるだけで畑の空気が清浄になり、作物の病気も防げる気がする。

「迷惑なんてとんでもない。これからもずっと、俺たちと一緒にいてください」

俺の言葉に、ソフィア様は瞳を潤ませ、深く頭を下げた。

「……はい! 謹んで、居座らせていただきます!」

『プロポーズかな?』
『実質、家族認定』
『ソフィア様、嬉しそう』
『この農園、聖属性と魔属性(ドラゴン&フェンリル)が混在してるのに調和が取れてるのがすげえ』
『アレンが中心にいるからだろうな』

こうして、ソフィア様の農園永住権は更新された。

しかし、問題もあった。
農園が広くなりすぎたのだ。
ゴンの馬鹿力と、シルフィの成長魔法、そしてソフィア様の浄化魔法によって、耕作可能面積が爆発的に増えてしまった。
見渡す限りの緑。
東京ドーム何個分あるか分からない広さだ。

「これ、俺たち四人(と一匹)だけで管理するのは無理じゃないか?」

昼休憩の時、俺は冷たい麦茶(自家製大麦使用)を飲みながら呟いた。
いくら俺がチート農業スキルを持っていても、物理的な移動だけで時間がかかる。
収穫、水やり、除草。
これらを全て手作業でやるのは、そろそろ限界だ。

「やっぱり、人手を増やすべきでしょうか?」

シルフィが心配そうに言う。

「でも、外から人を雇うのはリスクがあります。教会のスパイや、勇者パーティのような悪意を持った人が紛れ込むかもしれません」

ソフィア様も同意する。
確かに、この農園の秘密(神話級野菜の量産)を知られたら、世界中から厄介ごとが押し寄せてくるだろう。
信頼できる身内だけで回したいのが本音だ。

「なら、作るか」

「え? 子供をですか!?」

ソフィア様とシルフィが同時に顔を赤らめて叫んだ。
ポチ子は「子供!? 私、頑張る!」と謎のやる気を見せている。

「違う違う。そんな長期計画じゃない」

俺は苦笑して手を振った。

「『ゴーレム』を作るんだ。命令に忠実で、疲れない農業用ロボットをな」

「ゴーレム……ですか? でも、あれを作るには高度な錬金術と、魔力制御が必要ですよ? 土塊を動かす程度なら簡単ですが、農作業のような繊細な動きをさせるのは……」

ソフィア様が難色を示す。
一般的知識ではそうらしい。
だが、俺には【農業】スキルがある。
その派生スキルの中に、ずっと気になっていたものがあったのだ。

『案山子(かかし)作成:Lv.MAX』

本来は、畑に鳥除けの案山子を設置するだけのスキルだ。
だが、レベルがカンストした今、その説明文にはこう書かれていた。

【自律駆動型・農作業支援人形(スケアクロウ・オートマタ)を作成可能。素材に応じて性能変化。簡易AI搭載】

「よし、やってみよう。材料は……そこの粘土と、アイアンウッドの枝、あとは魔石か」

俺は即座に行動を開始した。
畑の粘土をこねて、人型を作る。
骨格には硬いアイアンウッドを使用。
関節部分には、スライムの粘液を潤滑油として塗り込む。
そして心臓部には、イナゴ討伐の時に手に入れた魔石を埋め込む。

「スキル発動――【案山子作成】!」

ボワンッ!

煙と共に、俺の作った泥人形が変質した。
表面が陶器のように滑らかになり、無骨だった手足が洗練された形状に変わる。
顔には『へのへのもへじ』ではなく、無機質だが愛嬌のあるスマイルマークが浮かび上がった。

ガション。ウィーン。

人形がゆっくりと立ち上がった。
身長は約二メートル。
土色のボディに、麦わら帽子を被っている。

「起動確認。……マスター、本日の作業指示を」

低い機械音声で、そいつは喋った。

「うわっ、喋った!」
「すごいです! まるで生きているみたい!」

シルフィとソフィア様が目を丸くする。
ポチ子は「こいつ、強い?」と匂いを嗅ぎ回っている。

「お前の名前は『タナカー1号』だ。任務は、A地区の収穫と、雑草の除去。作物を傷つけないように丁寧にやれよ」

「了解。タナカー1号、出動します」

タナカー1号は敬礼すると、驚くほどスムーズな動きで畑へ向かった。
その手つきは繊細で、熟練の農夫そのものだ。
ルビートマトを優しく摘み取り、カゴに入れていく。
雑草を見つければ、指先から小さなブレードを出して根元からカットする。

「完璧だ……」

俺はガッツポーズをした。
これなら量産すれば、農園の管理は完全に自動化できる。
俺はスローライフを取り戻せるかもしれない!

『技術力がおかしい』
『農業スキルの守備範囲広すぎだろ』
『タナカーてw』
『AI搭載ゴーレムとか、文明レベル超えてるぞ』
『これで農園の警備も万全だな』
『動きがキビキビしすぎてて笑う』

視聴者たちも新戦力の登場に盛り上がっている。
俺は調子に乗って、タナカー2号、3号と次々に量産していった。
夕方になる頃には、十体のタナカー軍団が畑を闊歩し、恐ろしい速度で作業をこなしていた。

   ◇

そんな平和な農園の外れ。
荒野の入り口付近に、不穏な影が近づいていた。

「ここが……『死の荒野』か」

馬に跨り、赤いマントを翻す女騎士。
その鋭い眼光は、鷹のように鋭く、腰には身の丈ほどもある大剣を帯びている。
彼女の後ろには、数百名の武装した兵士たちが整列していた。

彼女の名はエレオノーラ。
隣国バステリア帝国の『鉄血将軍』の異名を持つ猛者だ。
本来は敵対関係にある王国への侵攻を企んでいたが、最近、国境付近(つまりこの荒野)で異常な魔力反応と、謎の配信映像が確認されたため、調査に来たのだ。

「報告にあった『緑の楽園』……本当にあるとはな」

エレオノーラは、荒野の先に広がる異様な緑地帯を見て呟いた。

「将軍、どうしますか? 即座に制圧しますか?」

部下が問うと、彼女は不敵に笑った。

「焦るな。まずは斥候を送って様子を見る。あのドラゴンやフェンリルがいるという情報が本当なら、正面突破は愚策だ。それに……」

彼女は懐から通信機を取り出し、アレンの配信映像を見た。
画面の中では、アレンが新しく作った泥人形(タナカー)を撫でている。

「この男……ただの農民にしては、目がいい。戦士の目をしている。気に入った」

エレオノーラは好戦的な笑みを深めた。

「よし、第一部隊、隠密行動開始。あの農園の防衛力を試してこい。もし弱ければ、そのまま物資を奪い取れ」

「はっ!」

十数名の黒装束の兵士たちが、闇に紛れて農園へと侵入していった。
彼らは帝国の誇る暗殺部隊『影縫い』。
音もなく忍び寄り、対象を無力化するプロフェッショナルだ。

だが、彼らは知らなかった。
アレンの作った『タナカー』たちが、ただの農業用ロボットではないことを。
【案山子】スキルの本質は『害獣・害鳥の撃退』にある。
つまり、畑に侵入する敵対者に対しては、容赦ない迎撃モードが発動するということを。

   ◇

夜。
俺たちが夕食(今日はタナカーたちの収穫祭を祝ってバーベキューだ)を楽しんでいると、畑の方から騒がしい音が聞こえてきた。

「なんだ?」

「侵入者ですわ、アレン様」

シルフィが耳をすませて言った。
ポチ子も肉を齧りながら、「雑魚がいっぱい来た。でも、タナカーたちがやってる」と興味なさそうに言った。

タマの配信画面が、自動的に畑の監視カメラ映像に切り替わる。

そこには、黒装束の集団がタナカーたちに囲まれている様子が映っていた。

「な、なんだこの人形は!? 剣が通じないぞ!」
「動きが速すぎる! 残像だと!?」

暗殺者たちが悲鳴を上げている。
対するタナカー1号は、無表情のまま右腕を変形させた。

『排除対象確認。害獣駆除モード起動。種まきマシンガン発射』

ダダダダダダダダッ!!!

タナカーの指先から、硬質の種(弾丸並みの硬さ)が連射される。
それは正確無比に暗殺者たちの武器を弾き飛ばし、鎧の隙間を打撃した。

「ぐわああああ!」

「次は、肥料散布(催涙ガス)攻撃」

プシューーーッ!

「目が、目がああああ!」

あっという間に、精鋭部隊は全滅した。
タナカーたちは倒れた侵入者たちを淡々と回収し、縄で縛り上げていく。
その手際は、収穫した大根を束ねるのと全く同じだった。

『つえええええええ!』
『タナカー最強説』
『種まきマシンガンってなんだよw』
『肥料散布がエグい』
『暗殺部隊が野菜みたいに収穫されてる』
『アレン、これもう軍事要塞だろ』

俺は映像を見て、ポカンと口を開けた。
農業用につくったはずなんだが、防衛力が高すぎたか?
まあ、ソフィア様やシルフィを守るためには、これくらいで丁度いいのかもしれない。

「さて、捕まえた害獣(人間)をどうするか……」

俺は串焼き肉を置き、立ち上がった。
捕虜から事情を聞けば、黒幕も分かるだろう。

農園の夜風が、少し火薬の匂いを運んできた気がした。
どうやら、隣国のお客様は随分と強引な手土産を持ってきたらしい。
丁重にお返ししなきゃな。

(第11話へ続く)
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