1 / 30
第1話 追放、そして自由
しおりを挟む
王都クラウム。
冒険者と職人が集うこの街では、ギルドランキングがすべてを決める。
順位が高ければ依頼も報酬も集まり、低ければ客も仲間も離れる。
そんな弱肉強食の世界で、俺――レオン・ハースは今日、ギルドを追い出された。
「悪いなレオン。お前みたいな凡人鍛冶師、うちにはもう必要ないんだよ」
冷たい金属音が響く工房の中で、ギルドマスターのバルドが俺の作業机を蹴飛ばした。
机の上の未完成の剣がカランと音を立てて床に落ちる。焼き入れの途中だ。あと少しで仕上がったのに。
「……理由を聞いてもいいですか」
「理由? 簡単だよ。成果がない。売上も低い。このままじゃ赤字だ。お前の代わりなんていくらでもいる」
周囲にいたメンバーたちは、誰も俺のほうを見ようとしなかった。
昨日まで一緒に鉄を打ち、笑い合っていた仲間たちが、今日は冷たい視線を向ける。
もう俺は、彼らにとって“足を引っ張る雑音”でしかないらしい。
「……分かりました。荷物をまとめます」
俺は頭を下げ、工房の隅に置いた道具箱を抱えた。
重いのは道具のせいじゃない。
十年間、ここで積み上げてきた時間のほうがよほど重かった。
「これ、お前が作った剣。このギルドの鍛印があるからもう使えない。燃え残りみたいなもんだ」
バルドが笑いながら、自分の足元の剣を蹴り上げる。
炎に包まれた刃が歪み、黒く焼け付いた煙が立ち上がった。
その瞬間、俺の中で何かがぷつりと切れた気がした。
「……お世話になりました」
それだけ言って、俺は工房を後にした。
外は初夏の陽射しが強く、真新しい空気が顔を刺すように感じた。
見上げた空が、やけに広く見えた。
◇
王都の外れ、旧市街。
錆びた看板の下に、小さな庵のような廃屋がある。
昔の鍛冶師が使っていた工房だと聞いて、ここを借りた。家賃はほぼタダ。屋根の穴の数だけ雨漏りがする。
「……ま、最初はここからだな」
埃をかぶった炉の前で、俺は拳を握る。
火をつけようとすると、煤の中から何かがぼとりと落ちた。
古びた革表紙の本――まるで長い年月をここで眠っていたみたいな、赤茶けた装丁だった。
「なんだこれ。『創精鍛造録』……?」
開いた瞬間、視界が白く染まった。
脳裏に直接、声が響く。
――汝、創造の精霊と契約を望むか。
「うわっ!? な、なんだ今の……!」
声は続いた。
――鍛造とは命を繋ぐ行為。金属を命に変え、人に希望を与える。汝、その覚悟ありや。
「命を――繋ぐ……? ああ、俺は……あの時みたいにはならない。もう、自分の手を否定したくない。覚悟、ある!」
次の瞬間、胸が熱くなった。
掌に、見たこともない文様が浮かび上がる。
まるで溶鉱炉の火を宿したような紋章。それが右手の甲に刻まれていた。
――スキル《創精鍛造》が発動しました。
「スキル……? 俺が、鍛冶師スキルを得たのか……?」
身体の奥から、何かの流れを感じた。鉄の硬度、熱の循環、魔力の脈動。それらが一つの線で繋がる感覚。
火を見ただけで、どんな温度で溶かせるか分かる。
素材を手に取るだけで、混ぜれば何が生まれるかが浮かぶ。
まるで――世界の“構造”が見えるようだ。
「はは……これが、本当の職人スキルなのか」
笑いが止まらなかった。
胸の奥に積もっていた錆びついた悔しさが、一気に燃え上がる。
俺は炉の中に火を起こし、最初の鉄塊を取り出した。
槌を握る手が、自然に動く。
カン――カン――。
響く音が小屋中を満たす。
昼も夜も忘れて打ち続ける。
気づけば朝靄が差し込み、白い光が新しい剣を照らしていた。
できあがったのは、見たことのない淡青色の刃。
金属なのに軽く、触れれば静かな脈動が伝わってくる。生きているようだった。
「……こいつは、ただの鉄じゃないな。魔素反応を持ってる……?」
試しに魔力を流すと、剣身が薄く光を帯びた。
炎でも雷でもない、透明な力の震え。それが俺の手の中に呼応する。
創精鍛造――このスキルで、素材そのものの“魂”を引き出せるらしい。
「面白い。これは……本気でやる価値がある」
と、その時。
背後の棚の上から、ごとりと音がした。
振り向くと、煤だらけの鉄塊がころころと転がってきた。
「……お前もか?」
鉄塊は突然、口を開いた。
「やっと起きたか、人間。長かったなあ」
「な……しゃ、喋った!?」
「お前が契約者か。《創精鍛造》に選ばれたのは何百年ぶりだって聞いたぞ。名は?」
「レ、レオンだけど……お前こそ何者だ?」
「俺か? 俺はこの工房の守護具だ。名はグラン=アイアン。精霊鍛冶の残滓みたいなもんだ。よろしく」
「よろしくって……精霊鍛冶が喋ってる時点で充分すごいんだけど!」
「まあ細けぇことはいい。お前、工房を復活させるんだろ? だったらまず、炉を直せ。煙突が割れてる。これじゃ上手く酸素が入らねぇ」
俺は半ば呆れながらも、鉄塊の言葉に従って炉を修理した。
不思議なもので、彼と話していると寂しさが薄れていく。
追放されたばかりの空っぽな胸の中に、少しずつ火が灯っていくようだった。
◇
数日後、王都の片隅に小さな看板が掛けられた。
「無名工房 試作・修理承ります」
依頼はほとんどなかった。
けれど最初の客は、意外な形で現れた。
「……こ、ここですか? 魔獣の爪を加工してもらえるって聞いて……!」
扉の向こうに立っていたのは、小柄な少女だった。
青いケープを羽織り、旅装束のまま俺を見る目は真剣そのもの。
腰にあるのは、折れた双剣。
鍛冶師の目には、それが素晴らしい素材だと一瞬で分かった。
「爪の魔力がまだ生きてるな。よし、任せてくれ。折れた部分ごと再鍛造してやる」
「え、いいんですか!? 本当に!? どこ行っても断られて――」
「こっちは暇なんだよ。腕試しには丁度いい」
少女の目がぱっと輝いた。
その笑顔に、不思議と懐かしいものを感じた。
かつて失った“信頼”という温もりだ。
「私はエルナ。旅の冒険者です。よろしくお願いします!」
「レオン・ハース。鍛冶師……いや、万能職人見習いってところだ」
笑い合う声が、暖炉の中の炎と混ざって、工房に新しい色を灯した。
追放の日から始まった、俺の新しい物語。
まだ名もなき工房だけれど、この小さな炉から、きっと何かを創り出せる気がする。
――そして、誰もが驚くような剣を。
俺がこの手で、鍛えてみせる。
(第1話 完)
冒険者と職人が集うこの街では、ギルドランキングがすべてを決める。
順位が高ければ依頼も報酬も集まり、低ければ客も仲間も離れる。
そんな弱肉強食の世界で、俺――レオン・ハースは今日、ギルドを追い出された。
「悪いなレオン。お前みたいな凡人鍛冶師、うちにはもう必要ないんだよ」
冷たい金属音が響く工房の中で、ギルドマスターのバルドが俺の作業机を蹴飛ばした。
机の上の未完成の剣がカランと音を立てて床に落ちる。焼き入れの途中だ。あと少しで仕上がったのに。
「……理由を聞いてもいいですか」
「理由? 簡単だよ。成果がない。売上も低い。このままじゃ赤字だ。お前の代わりなんていくらでもいる」
周囲にいたメンバーたちは、誰も俺のほうを見ようとしなかった。
昨日まで一緒に鉄を打ち、笑い合っていた仲間たちが、今日は冷たい視線を向ける。
もう俺は、彼らにとって“足を引っ張る雑音”でしかないらしい。
「……分かりました。荷物をまとめます」
俺は頭を下げ、工房の隅に置いた道具箱を抱えた。
重いのは道具のせいじゃない。
十年間、ここで積み上げてきた時間のほうがよほど重かった。
「これ、お前が作った剣。このギルドの鍛印があるからもう使えない。燃え残りみたいなもんだ」
バルドが笑いながら、自分の足元の剣を蹴り上げる。
炎に包まれた刃が歪み、黒く焼け付いた煙が立ち上がった。
その瞬間、俺の中で何かがぷつりと切れた気がした。
「……お世話になりました」
それだけ言って、俺は工房を後にした。
外は初夏の陽射しが強く、真新しい空気が顔を刺すように感じた。
見上げた空が、やけに広く見えた。
◇
王都の外れ、旧市街。
錆びた看板の下に、小さな庵のような廃屋がある。
昔の鍛冶師が使っていた工房だと聞いて、ここを借りた。家賃はほぼタダ。屋根の穴の数だけ雨漏りがする。
「……ま、最初はここからだな」
埃をかぶった炉の前で、俺は拳を握る。
火をつけようとすると、煤の中から何かがぼとりと落ちた。
古びた革表紙の本――まるで長い年月をここで眠っていたみたいな、赤茶けた装丁だった。
「なんだこれ。『創精鍛造録』……?」
開いた瞬間、視界が白く染まった。
脳裏に直接、声が響く。
――汝、創造の精霊と契約を望むか。
「うわっ!? な、なんだ今の……!」
声は続いた。
――鍛造とは命を繋ぐ行為。金属を命に変え、人に希望を与える。汝、その覚悟ありや。
「命を――繋ぐ……? ああ、俺は……あの時みたいにはならない。もう、自分の手を否定したくない。覚悟、ある!」
次の瞬間、胸が熱くなった。
掌に、見たこともない文様が浮かび上がる。
まるで溶鉱炉の火を宿したような紋章。それが右手の甲に刻まれていた。
――スキル《創精鍛造》が発動しました。
「スキル……? 俺が、鍛冶師スキルを得たのか……?」
身体の奥から、何かの流れを感じた。鉄の硬度、熱の循環、魔力の脈動。それらが一つの線で繋がる感覚。
火を見ただけで、どんな温度で溶かせるか分かる。
素材を手に取るだけで、混ぜれば何が生まれるかが浮かぶ。
まるで――世界の“構造”が見えるようだ。
「はは……これが、本当の職人スキルなのか」
笑いが止まらなかった。
胸の奥に積もっていた錆びついた悔しさが、一気に燃え上がる。
俺は炉の中に火を起こし、最初の鉄塊を取り出した。
槌を握る手が、自然に動く。
カン――カン――。
響く音が小屋中を満たす。
昼も夜も忘れて打ち続ける。
気づけば朝靄が差し込み、白い光が新しい剣を照らしていた。
できあがったのは、見たことのない淡青色の刃。
金属なのに軽く、触れれば静かな脈動が伝わってくる。生きているようだった。
「……こいつは、ただの鉄じゃないな。魔素反応を持ってる……?」
試しに魔力を流すと、剣身が薄く光を帯びた。
炎でも雷でもない、透明な力の震え。それが俺の手の中に呼応する。
創精鍛造――このスキルで、素材そのものの“魂”を引き出せるらしい。
「面白い。これは……本気でやる価値がある」
と、その時。
背後の棚の上から、ごとりと音がした。
振り向くと、煤だらけの鉄塊がころころと転がってきた。
「……お前もか?」
鉄塊は突然、口を開いた。
「やっと起きたか、人間。長かったなあ」
「な……しゃ、喋った!?」
「お前が契約者か。《創精鍛造》に選ばれたのは何百年ぶりだって聞いたぞ。名は?」
「レ、レオンだけど……お前こそ何者だ?」
「俺か? 俺はこの工房の守護具だ。名はグラン=アイアン。精霊鍛冶の残滓みたいなもんだ。よろしく」
「よろしくって……精霊鍛冶が喋ってる時点で充分すごいんだけど!」
「まあ細けぇことはいい。お前、工房を復活させるんだろ? だったらまず、炉を直せ。煙突が割れてる。これじゃ上手く酸素が入らねぇ」
俺は半ば呆れながらも、鉄塊の言葉に従って炉を修理した。
不思議なもので、彼と話していると寂しさが薄れていく。
追放されたばかりの空っぽな胸の中に、少しずつ火が灯っていくようだった。
◇
数日後、王都の片隅に小さな看板が掛けられた。
「無名工房 試作・修理承ります」
依頼はほとんどなかった。
けれど最初の客は、意外な形で現れた。
「……こ、ここですか? 魔獣の爪を加工してもらえるって聞いて……!」
扉の向こうに立っていたのは、小柄な少女だった。
青いケープを羽織り、旅装束のまま俺を見る目は真剣そのもの。
腰にあるのは、折れた双剣。
鍛冶師の目には、それが素晴らしい素材だと一瞬で分かった。
「爪の魔力がまだ生きてるな。よし、任せてくれ。折れた部分ごと再鍛造してやる」
「え、いいんですか!? 本当に!? どこ行っても断られて――」
「こっちは暇なんだよ。腕試しには丁度いい」
少女の目がぱっと輝いた。
その笑顔に、不思議と懐かしいものを感じた。
かつて失った“信頼”という温もりだ。
「私はエルナ。旅の冒険者です。よろしくお願いします!」
「レオン・ハース。鍛冶師……いや、万能職人見習いってところだ」
笑い合う声が、暖炉の中の炎と混ざって、工房に新しい色を灯した。
追放の日から始まった、俺の新しい物語。
まだ名もなき工房だけれど、この小さな炉から、きっと何かを創り出せる気がする。
――そして、誰もが驚くような剣を。
俺がこの手で、鍛えてみせる。
(第1話 完)
10
あなたにおすすめの小説
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
『規格外の薬師、追放されて辺境スローライフを始める。〜作ったポーションが国家機密級なのは秘密です〜』
雛月 らん
ファンタジー
俺、黒田 蓮(くろだ れん)35歳は前世でブラック企業の社畜だった。過労死寸前で倒れ、次に目覚めたとき、そこは剣と魔法の異世界。しかも、幼少期の俺は、とある大貴族の私生児、アレン・クロイツェルとして生まれ変わっていた。
前世の記憶と、この世界では「外れスキル」とされる『万物鑑定』と『薬草栽培(ハイレベル)』。そして、誰にも知られていない規格外の莫大な魔力を持っていた。
しかし、俺は決意する。「今世こそ、誰にも邪魔されない、のんびりしたスローライフを送る!」と。
これは、スローライフを死守したい天才薬師のアレンと、彼の作る規格外の薬に振り回される異世界の物語。
平穏を愛する(自称)凡人薬師の、のんびりだけど実は波乱万丈な辺境スローライフファンタジー。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
神様の人選ミスで死んじゃった!? 異世界で授けられた万能ボックスでいざスローライフ冒険!
さかき原枝都は
ファンタジー
光と影が交錯する世界で、希望と調和を求めて進む冒険者たちの物語
会社員として平凡な日々を送っていた七樹陽介は、神様のミスによって突然の死を迎える。そして異世界で新たな人生を送ることを提案された彼は、万能アイテムボックスという特別な力を手に冒険を始める。 平穏な村で新たな絆を築きながら、自分の居場所を見つける陽介。しかし、彼の前には隠された力や使命、そして未知なる冒険が待ち受ける! 「万能ボックス」の謎と仲間たちとの絆が交差するこの物語は、笑いあり、感動ありの異世界スローライフファンタジー。陽介が紡ぐ第二の人生、その行く先には何が待っているのか——?
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる